2017年08月16日 公開

世界中にファンの多い、いわむらかずおさんのおすすめ絵本5選

いわむらかずおさんは、栃木県の雑木林に移住して絵本を作り続けている有名な絵本作家です。「14ひきのシリーズ」含め多くの作品が、ヨーロッパや台湾など世界中の子どもたちに愛されています。そんな、いわむらかずおさんのおすすめ作品5選をご紹介します。

いわむらかずおさんは、栃木県の雑木林に移住して絵本を作り続けている有名な絵本作家です。「14ひきのシリーズ」含め多くの作品が、ヨーロッパや台湾など世界中の子どもたちに愛されています。そんな、いわむらかずおさんのおすすめ作品5選をご紹介します。

平凡な日常の暮らしの大切さを教えてくれる絵本

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タイトル:ポケットえほん 14ひきのあさごはん
著者  :いわむらかずお(さく)
出版社 :童心社
「14ひきのシリーズ」は世界中で読まれている超ロングセラー絵本です。そのひとつである「14ひきのあさごはん」は、読みやすい小型のポケット絵本シリーズとして発刊されたもの。
家族みんなで準備して、全員であさごはんを食べるといういたって平凡な光景が、日常の幸せの大切さを教えてくれます。絵のタッチが柔らかく、14ひきの家族のほのぼのとした暮らしが伝わってきます。やさしさが滲み出てくる絵本です。

おおらかな自然と命を慈しむ気持ちが伝わる絵本

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タイトル: ふうと はなと うし
著者  : いわむら かずお(さく)
出版社 : 童心社
小さな野うさぎの「ふう」と「はな」が主人公です。野原に駆け出していったところ、大きな牛のおばさんにびっくりして隠れてしまいます。足、鼻、顔と徐々にその姿を現していく場面からは緊張感と驚きを感じます。やがて、おばさんのお腹のなかに赤ちゃんがいることを知って…。
自然や命の仕組みがおおらかに表現された、いわむらかずおさんらしい絵本です。

入園前のお子さまの読み聞かせにピッタリの絵本

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タイトル: ねずみのでんしゃ
著者:山下 明生(作) いわむらかずお(絵)
出版社: ひさかたチャイルド
ねずみたちの学校が明日から始まるというのに、7つ子たちは行きたがる素振りを全くみせません。そこで、いいアイデアを思いついたお母さん。子どもたちが大好きな電車ごっこを使って楽しく学校へ行かせようとします。
これから幼稚園や保育園に登園するお子さまへの読み聞かせにもおすすめの絵本です。

考え込んでしまう不思議な4コマ漫画のような絵本

 (48244)

タイトル: かんがえるカエルくん
著者  : いわむら かずお(作)
出版社 : 福音館書店
「シジミやミミズの顔はどこにある?」「空はどこからが空なの?」いつも気にしていないことも考えだすと深みにはまってしまうものです。4コマ漫画のように構成された独特のコマ割りが特徴的な絵本で、カエルくんとネズミくんの会話の微妙な間もきちんと表現されています。

笑える内容もある半面、深いテーマもあり、カエルくんの言葉にハッとさせられることも。子どもと一緒に、何かをゆっくり考えてみようかな…と思わせてくれる絵本です。

動物たちのお国言葉に思わず笑ってしまう絵本

 (48248)

タイトル: ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ
著者  : いわむらかずお(作)
出版社 : 偕成社
ある山奥の最終列車。人間の「ぼく」が乗っている車両に次々と動物たちが乗り込んできて、人間の身勝手は許せない、人間をどうしてくれようと話し合いが始まります。「ぼく」は、動物たちに見つからないようにじっと息をひそめていますが…。
動物たちの会話から、自然の大切さが伝わってくる絵本です。

動物たちの方言のような語尾に特徴があり、初めてお国言葉にふれるお子さまには、新鮮な感動があるでしょう。

見開き一面が絵だけのページ、次の見開きは文字だけのページという、絵と文章が交互に続く変わった構成で、紙芝居や絵本とはまた違ったおもしろさがあります。

人と自然の温もりが伝わってくる絵本作家

古郷である東京を離れて雑木林で絵本製作を続けているいわむらかずおさんは、自ら開館した絵本の美術館を拠点として、絵本や自然、子どもをテーマに精力的な活動を続けています。人の温かみや自然、動物を愛する心が伝わる作品の数々を、子どもと一緒に楽しんでみてください。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター