2017年11月21日 公開

映画『君の名は。』で話題!100均グッズで組紐を作ってみよう

複数の糸を組み合わせて作る伝統工芸、組紐。組紐を作るには本来は組台という専用の道具が必要ですが、ザ・ダイソーで販売されている「組みひもメーカー」を使って、気軽にはじめることもできます。「組みひもメーカー」を使った組紐の作り方と使用方法のコツをご紹介します。

複数の糸を組み合わせて作る伝統工芸、組紐。組紐を作るには本来は組台という専用の道具が必要ですが、ザ・ダイソーで販売されている「組みひもメーカー」を使って、気軽にはじめることもできます。「組みひもメーカー」を使った組紐の作り方と使用方法のコツをご紹介します。

組紐とは?

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組紐とは、細い糸を組み上げて作った紐のことで、日本の伝統工芸のひとつとして長い歴史があります。最近では、大ヒット映画『君の名は。』の作中に出てきたことから話題になりました。

着物の帯締めなどに使われることが多いのですが、近年はブレスレットや髪飾りなどにも使われ、利用方法も多岐にわたります。糸の種類や組み方を変えることで、デザインも自分好みにアレンジできます。

ザ・ダイソーの「組みひもメーカー」を使ってみよう

組紐作りに必要な材料

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100円ショップのザ・ダイソーで売られている「組みひもメーカー」を使えば、大きな組台がなくても気軽に組紐作りを楽しめます。

組紐を作るときに必要な材料は次の2つです。

・組みひもメーカー
・刺しゅう糸など細めの糸

糸は一色でもかまいませんが、複数の糸を組み合わせると華やかな仕上がりになります。

「組みひもメーカー」の説明書に載っている基本の編み方の場合は、仕上げたい長さの2~4.5倍の糸が、4~8本必要です。

また、長い組紐を作りたい場合は、編んでいるときに糸がからまないように、糸をまとめておける小さなピンチなどを、糸の本数分用意しておくと便利です。

「組みひもメーカー」に糸をかける

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説明書に従って、必要な長さに糸を切り、「組みひもメーカー」に糸をかけていきます。今回はブレスレットを作りたかったので、糸を束ねて半分に折り、輪を作ってはじめました。
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糸をセットしたら、2の糸を16へ、18の糸を32へといったように、向かい合った糸を反時計回りにひとつずつずらして、切り込みに挟んでいきます。

一見複雑そうですが、「組みひもメーカー」を時計回りに回しながら、同じ動作で糸をかけていく作業を続けるだけなので、2周ほど繰り返すと、説明書を見なくてもできるようになりました。

好みの長さまで糸を編む

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あとは、必要な長さになるまで同じ手順を繰り返していくだけです。上述の通り、途中で糸がわからなくなったり、絡み合ったりしないように、それぞれクリップなどで止めておくのがオススメです。

編み続けると、「組みひもメーカー」の中心に組紐ができていきます。

好みの長さまで編んだら、「組みひもメーカー」から糸をはずしてひとまとめに結び、糸の端をハサミで切ったら完成です。

「組みひもメーカー」を使うときのポイント

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組紐を作るときは、刺しゅう糸を使うことが多いのですが、細すぎると糸同士がからみやすくなり、編むときに少し手間がかかります。

お試しや練習で一度作ってみたいという方は、細めの毛糸を利用すると、糸に適度な太さと弾力があるのでからみにくく、作りやすいのでおすすめです。

また「組みひもメーカー」から一度手を離すと、どこまで組んだのか忘れてしまうことがあります。中断するときは次にスタートする紐の番号をメモしておくか、付せんやマスキングテープなどで印をつけておくと、組み間違いが起きにくくなりますよ。

組紐は子どものキーホルダーやストラップにも!

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海外でも「kumihimo」という名前で人気が出ている組紐工芸。工程がシンプルなため、手順さえ把握できれば小さな子どもでも楽しめますし、手先が器用でなくても編み上げられます。

組紐は糸を束ねて作ることから、「人やモノを結ぶ」縁起が良いものとされています。お守り代わりに、編み上げた組紐を子どものオリジナルキーホルダーにしたり、携帯ストラップにしたりして持たせてあげるのも良いですね。

筆者は娘2人に組紐のブレスレットを作ってプレゼントしました。アイデア次第で幅広く活用できる組紐、「組みひもメーカー」を使って手軽にはじめてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター