2017年3月20日 公開

アメリカ発の育児本「最高の子育てベスト55」おすすめの理由5つ

アメリカでベストセラーとなった、トレーシー・カチローの育児本「最高の子育てベスト55」は日本でもヒット中。根拠のあるデータに基づき、わかりやすいので、育児本を買ったことのない方にもぴったりの一冊です。実際に読んだパパママの感想やポイントも含めておすすめの理由をご紹介します。

全米ベストセラーが日本でもヒット中!

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タイトル:いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55 IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法
著者  :トレーシー・カチロー(著)/鹿田 昌美(訳)
出版社 :ダイヤモンド社

原書は2014年6月にアメリカで発売され注目を集めた“Zero to Five 70 Essential Parenting Tips Based on Science ( and What I've Learned So Far )” で、これを日本向けに55の項目に絞って編集翻訳されたのが本書です。

内容は「外国語や科学、数学への興味を未就学児のうちから育むにはどうしたらいいか」など、これからの時代を生き抜くために子どもに身につけて欲しい力とその方法。また、「子どもが何を言っても聞かない時はどうしたらいい?」など悩み解決から「なぜ、ごっこ遊びが重要なのか」など、子育てするにあたって知っておいたほうがいいことまで大充実。脳科学から心理学、教育学など現在の最新データに基づく根拠ある方法と具体的な対処の仕方がわかる本です。

全て根拠のある情報を厳選!

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romeovip_md /Shutterstock.com
著者のトレーシー・カチローさんは、ジャーナリスト&編集者。子どもの脳の発達についての本を編集したことがあっても、実際に自分が子育てで直面するさまざまな問題をきちんと解決してくれる適切な本には出合えなかったそう。

寝かしつけ、あやし方、夜泣き対策、習い事などに悩む度、周囲の助言とネット検索で得た溢れ出る不確かな情報で混乱する中、科学的データに基づく実践的なアドバイスをこの本でまとめることを思いついたとか。

自身の子育て経験を生かしながらも、根拠に基づいた主張で、論理的で説得力のある文章が、魅力です。
残念ながら、日々の疑問の即戦力になってくれる子育て本は、なかなか見つかりませんでした。
(中略)
科学的なデータに基づく実践的な子育てアドバイスをまとめた、読みやすくてどのページをめくっても役に立つ本があればどんなにいいだろう、と。
(中略)
本書は、実験・研究データに基づいて書かれています。本文に出典の記載がないものも含めて、すべての参考資料をオンライン( www.zerotofive.net )に載せています。
via いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55 IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法
著者のwebサイト(英語)ではすべてのデータ、資料も読めます。

短時間で読め、理解しやすい構成とデザイン

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prasit2512 / Shutterstock.com
この本の特徴は、キーポイントを太字にし、赤ラインを引いてわかりやすくした2色刷りスタイル。

スマホで記事を読むことに慣れた世代や忙しいパパママが、短時間でしっかりと内容を理解しやすいデザインです。

1歳の男の子がいて、よその子がおもちゃを取ってしまう時に親としてはどう対応したら……と育児に悩んでいた男性の友人にすすめてみました。

「箇条書きや図も多用し、端的にまとめているので、活字が苦手な私でもあっという間に読めました。普段育児本をあまり読まない妻も熱心に見て、夫婦での話し合いのきっかけにも。実験結果や統計をベースにし、感情論の偏りがなく、そこから自分たちで教育方針を考えられるのもよかったです」との感想。

普段育児本を読まない人でも読み進めやすいようです。

0〜3歳児のパパママに特におすすめ!

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pratan ounpitipong / Shutterstock.com
キャッチフレーズにあるように、子どものIQをあげたい、心と体を強くしてあげるためにできることを知りたい、というテーマの本書ですが、特に乳幼児のうちに知っておきたい情報が多く集められています。

「語りかけ」「ベビーサイン」「トイレトレーニング」「母乳育児」などは、いっそ出産前に読んでおく方がいいかもしれません。他にも2、3歳までの子育てにおいて基礎的な判断に困ったときに頼りになるチップスが中心で、お子さまが小さいうちに早めに読まれることをおすすめします。

どこを読んでも役に立つ!

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Alena Ozerova / Shutterstock.com
必ずしも最初から順番に読む必要はないので、気になった項目から読んでみてもよいでしょう。

また、おすすめはところどころに入っている「いますぐやってみて!」の実践コラムです。

例えば、本書では”2歳まではテレビを「あまり」見せない”、”2歳を過ぎたらテレビを「利用」する”ことを提案しています。

「いますぐやってみて!」のコラムでは、テレビの視聴時間を減らすためにはどうしたらいいかの具体的な提案を3つ紹介しています。

中にはアメリカ流の習慣や情報もあり、日本では実践しにくいものもありますが、アメリカの最新子育て事情を知っておくのも悪くはないような気がします。
いますぐやってみて!
 未就学児は、平均で1日4時間画面を見ていますが、これはAAPのガイドラインの上限の2倍。2歳半から5歳半の子どもを対象にした研究に、視聴時間を減らすヒントがあります。以下の手順でやってみてください。

①「テレビを観る以外でしたいこと」のリストを親子でつくる。
②……
③……
via いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55 IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法

まとめ

「本当に大切なこと」をテーマにまとめたというだけあって、項目は多いように見えて主張や方法はシンプルです。もっと知りたいと思う内容は物足りなく感じるかもしれませんが、迷いがあったり、悩んでいたりする時にはすっきりした回答に導いてくれる明快なスタイルもおすすめの理由です。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後はガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらバスクなど世界の料理本の編集のほか、webを中心に活動中です。