2016年12月01日 公開

寒~い12月のおてんきことばを生活の中で使ってみませんか?

日本列島は南北に細長いので、すごく寒い冬を越さなくてはいけない地域や、それほど寒くない冬を迎える地域があります。そして、12月になると早くも雪が積もる地域があります。いよいよ冬本番を迎える12月に使いたくなる、お子さまにも伝えたくなる言葉を紹介します。

日本列島は南北に細長いので、すごく寒い冬を越さなくてはいけない地域や、それほど寒くない冬を迎える地域があります。そして、12月になると早くも雪が積もる地域があります。いよいよ冬本番を迎える12月に使いたくなる、お子さまにも伝えたくなる言葉を紹介します。

うれしくて思わず外に飛び出したくなる「初雪」

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初雪とは、その年の寒くなりはじめのときに降る、一番初めの雪のことをいいます。春、夏、秋と過ごして迎えた冬の一番はじめに降った雪なので、お子さまもパパママもわくわくしてしまいますね。

お部屋の中から外を見ながら「初雪が降ったわね」「積もるかな」「積もったら何して遊ぶ?」などとお子さまに声をかけ、わくわく気分を楽しみましょう。

ちなみに、富士山では、その年の平均気温が一番高い日以降に降った雪を初雪と呼ぶそうです。

滑らないように気を付けて!「初氷(はつごおり)」

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湖や池、沼などの水面が凍ることを結氷(けっぴょう)といいますが、その年にはじめて見られた結氷を初氷(はつごおり)といいます。どこかの決まった地点で観察されるものではなくて、道路の水たまりや、出したままのバケツに入っている水が凍ったときにも、その年にはじめて凍ったものでしたら初氷です。

お散歩中に初氷を見かけたら、一緒に踏んでみましょう。パリンという音と感触が気持ちいいですよ。

冬の空気を感じよう「からっ風(空っ風)」

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日本海からの湿り気を含んだ空気が、冬の日本海側の地域に雨や雪を降らせます。そして、水分を失った空気は山を越えて、からっ風となって太平洋側の地域に吹きおろすのです。

群馬県の「上州のからっ風」や静岡県の「遠州のからっ風」が有名で、特に群馬県では「かかあ天下と空っ風」というほど冬の風の強さが名物になっています。

12月に太平洋側で、乾燥した空気を感じたら、「これが空っ風よ。」とお子さまに伝えてみてはいかがでしょうか。

冷たーい空気の塊がやってくる?「大寒波」

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日本にやってくる寒波(かんぱ)は、北極で冷たく冷やされた空気の塊です。
そして、普段は雪が降らない地域にまで雪を降らせてしまうような寒波を大寒波と呼びます。

2016年1月には、九州地方の多くの地点で観測史上最低気温が見られたり、沖縄にも雪を降らせた記録的な大寒波がやってきました。

「今日は寒波がきているから暖かい洋服にしようね」と朝の着替えのときに声をかけるのもいいですね。「寒波で外はものすごく寒いから、お家の中にいようね」など、寒波のことを話題にするとお子さまが気象に興味をもってくれるかもしれません。

寒い季節ですが、冬ならではの楽しみを見つけましょう

子どもの頃、水たまりに張った氷を踏むのが大好きで、すでに割れている氷を見つけると、とても悔しい気持ちになられた方もいるかもしれません。
大人になると人目が気になるので夢中になって踏むことができないかもしれませんが、お子さまが踏んでまわるのを見るのも楽しいひと時になりそうです。
12月はとにかく寒いので、風邪を引かないように注意して初雪を見たり、初氷を割ったり、空っ風を楽しみたいものですね。

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この記事のライター

ゆうこ
ゆうこ

興味があるのは、絵本や電化製品です。電気屋さんでウロウロする事が癒しです。