2016年8月20日 公開

子どもの「ライナスの毛布」現象をどうしたらいいの?

スヌーピーの漫画に出てくるライナスは、いつも青い毛布を持っています。そのため何をするにもある特定のもの、毛布やぬいぐるみなどに強い愛着を示す状態を「ライナスの毛布(ブランケット症候群)」と呼びます。今回は、この「ライナスの毛布」についてご紹介します。

「ライナスの毛布」ってどんな状態なの?

via amzn.to
スヌーピーの漫画「ピーナッツ」に出てくるキャラクターのライナスは、青い毛布を抱えている姿がトレードマークになっていますが、このライナスの毛布のことを心理学の用語で「安心毛布」と呼びます。
文字通り、毛布を持つことで「安心感」を得ているわけですが、これはなにも乳幼児に限ったことではなく、大人でもみられることがあります。
人は年齢にかかわらず、何かに愛着を持つことで安心感を得ることがあるということですね。

子どものライナスの毛布現象の「原因」はなに?

子どものライナスの毛布現象の原因は、卒乳や幼稚園・保育園への入園などの「大きな環境の変化」があげられます。

大きく環境が変わると、大人でも不安になりますよね。まだ自我が目覚めはじめたばかりの幼い子どもなら、なおさら不安の度合いは大きいことが想像できます。
つまり、今までよりも一歩成長する過渡期の不安を和らげるために、「ライナスの毛布」は一役買っているわけです。

「母親の愛情不足では?」などと、心配する必要はありません。
いわば、ライナスの毛布現象は子どもの心の成長のバロメーター。自立をしはじめた証しなのです。

ライナスの毛布は、「どんなものが対象」になるの?

ライナスが持っている青い毛布のように、対象になるのは柔らかい布製のものが多いようです。柔らかい手触りと優しいふうあいが、ママの温もりを感じさせてくれるのかもしれませんね。

お昼寝のときにいつもかけているブランケットや、お気に入りのヌイグルミなど、ある特定の物だけがライナスの毛布現象の対象になります。

もしも、ほかの物でも代用が可能ならば、それはライナスの毛布ではないと言えます。
また、ライナスのように四六時中青い毛布を手放せないタイプの子から、眠いときや甘えたいときに欲しがる子と、そのタイプはさまざまです。

ライナスの毛布はやめさせた方がいいの?

子どもにライナスの毛布がある場合、やめさせたほうがいいのかどうか悩みますよね。

特に、保育園や幼稚園に入る時期には、
「ライナスの毛布がなくて大丈夫なの?」
「パニックになったりしない?」
と、心配になってしまいます。

ライナスの毛布は子どもの心の成長の手助けはしても妨げにはなりません。
別に体への悪影響がでるわけでもないので、無理にやめさせる必要はないでしょう。

子どもは環境が変わると不安になるものですが、環境に順応し成長する柔軟さと強さを持っています。
「ああ、この子の心も自立に向けて成長しているのね……」と考えてみましょう。

青い毛布を手放せないライナスのように、ひとつの「個性」と考え、子どもの力を信じて温かく見守ってあげることが大切なのではないでしょうか。

「安心毛布」のメリット。無敵のお出かけアイテム!

我が子が安心毛布(ライナスの毛布)を持つことは、親としては心配の種だと思いますが、なにもマイナス面ばかりではありません。
お出かけのときにママバッグに忍ばせておけば、外出先で眠くなったりグズったりしたときには、無敵のお役立ちアイテムになるものです。

たとえば、
「子どもだけ祖父母のおうちにお泊り」
「夜泣きをしたとき」
「病院などの待ち時間」
などというときにも、安心毛布はとても活躍してくれます。
実害のないマイナス面を気にするよりも、実際のメリットに目を向けて有効に活用してみましょう。

あまり心配しすぎないで、温かく見守りましょう!

子どもが「ライナスの毛布(安心毛布)」を持つのは、乳幼児期のほんの短い間です。幼稚園や小学校などの外の世界に触れて成長していくうちに、自然となくなっていくものなのですからあまり心配しすきないことです。ライナスの毛布を抱きしめて安心しきって眠る姿は、とても微笑ましいもの。そのかわいらしい姿を見せてくれるのはこの時期だけだと思って、温かく見守ってあげてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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たまこ たまこ  オンラインで小説や育児4コマ漫画を描いています。年の離れた末っ子長男は、4コマネタの宝庫です♪