2019年2月11日 公開

点字ブロックを親子で知って、困っている人を助けられる子に!

街を歩いていると、いろいろな場所で見かける点字ブロック。子どもに「これはなに?」と聞かれて、「点字ブロックだね…...」と、名称以外うまく説明できなかったというパパ・ママも多いのでは。目が不自由な人にとって、とても大切な点字ブロックについて学んでみましょう!

点字ブロックとは?

Akira Shimizu / Shutterstock.com

点字ブロックは、正式名称を 「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。

目が不自由な人の歩行の安全と利便を図ることを目的に、駅や歩道などに敷設されているものです。

白杖や足裏で認識できるよう、ブロック(プレート)には表面に突起がついています。

視力が低下している人でも判別しやすいという理由から、点字ブロックの色は原則として黄色です。

点字ブロックは日本発祥!

C. Na Songkhla / Shutterstock.com

点字ブロック、実は日本発祥のものです。

発明家として活動していた三宅精一という男性が、目の不自由な人の安全を守るためにと考案し、1967年3月18日に岡山県の国道に世界ではじめて敷設されました。

この日にちなんで、3月18日は「点字ブロックの日」とされています。

現在、点字ブロック発祥の地には記念碑が置かれており、岡山県では点字ブロックのPRキャラクター「マモちゃん」が活躍しています。

日本で生まれた点字ブロックは、今や世界各国で利用され、目が不自由な人の役に立っているのです。

点字ブロックは2種類ある

点字ブロックには次の2つの種類があります。

線ブロック(誘導ブロック)

Thanapol.S / Shutterstock.com

線状の突起がついたブロックで、線の向きに進めることを表しています。

歩道や通路、駅の改札や建物の入り口への誘導などに使われています。

点ブロック(警告ブロック)

happycreator / Shutterstock.com

点状の突起がついたブロックで、危険な場所や、目的地を表しています。

階段や交差点の前、駅のホームの端、エレベーターやバス停の前などに敷設されています。

「点字ブロックの上にものを置いてはいけない」のはなぜ?

zlikovec / Shutterstock.com

目の不自由な人は、点字ブロックを頼りに歩行しています。

点字ブロックの上に障害物があると、それ以上進めなくなったり、障害物にぶつかってケガをしたりしてしまうことも。

点字ブロックの上に駐輪していた自転車に杖が挟まり、折れてしまうといったトラブルもたびたび起きています。

点字ブロックの上に荷物や自転車を置かないこと、また、点字ブロックの上に長い時間立ち止まらないよう、心がけておきましょう。

点字ブロックを必要としている人を見かけたら?

Akemaster / Shutterstock.com

点字ブロックを頼りに歩いている人を見かけたら、まずは点字ブロックの上を歩きやすいように道を開けましょう。

もし点字ブロック上に障害物などがあり困っている様子なら、障害物を避けてあげると良いですね。

何度も立ち止まって左右を見回したり、不安そうに白杖で地面を探っていたりする方を見かけたら、「何かお困りでしょうか?」「よろしければお手伝いしましょうか?」などと尋ねてみてください。

特に、白杖を縦に掲げるのは、「白杖SOSシグナル」と呼ばれる「手助けをして欲しい」というサインです。認知率が低く、知らない人も多いため、このサインに気づいたら積極的に声をかけてみましょう。

サポートの方法は、目の不自由な人に「どのようにご案内するのが良いでしょうか」と直接聞くのが一番です。一般的に、道のガイドをするときは、目の不自由な人の半歩前を歩き、ひじの上や肩を持ってもらうことが多いようです。

危険がせまっているとき以外は、声をかける前に肩をたたいたり、背中を押したりしてはいけません。白杖を持ったり、手を引っぱったりするのもケガにつながる可能性があるため、行わないようにしましょう。

点字ブロックを知り上手に目が不自由な人のサポートをしよう

Akimov Igor / Shutterstock.com

目の不自由な人がもっと安全に、快適に移動できるようにと、点字ブロックに新しいテクノロジーを組み合わせる実験も行われています。

たとえば、

・点字ブロックに印字されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、目的地まで道案内をしてくれる
・点字ブロックに組み込んだ発信機の近くを通ると、その情報がスマートフォンに届き、自動的に耳につけたイヤホンに位置情報や道順を教えてくれる

など、スマートフォンを活用したサポートも検討されているようです。

とはいえ、今はまだ目が不自由な人へのサポートが万全とはとても言えませんし、助け合う気持ちはとても大切です。

困っている人を見かけたら、勇気をもって「お手伝いできることはありますか」と声をかけられるよう、親子で心がけていきたいですね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

青海 光 青海 光  都内在住、二児の母。大学卒業後、子育てをしながらIT企業でフ ルタイム勤務をしていましたが、夫の海外赴任に伴い退職。カオスなインドで3年ほど暮らしました。帰国後はライターとして 、育児やライフスタイルに関する記事を中心に執筆しています。楽しく・読みやすく・有益な情報をお届けします!