2017年12月12日 公開

世界に目を向けるきっかけに!「いもとようこ世界の名作絵本」シリーズ

いもとようこさんの世界の名作絵本は、あたたかいイラストとわかりやすいことばが魅力。親しみやすいので、世界の名作にふれるきっかけにピッタリです。そこで今回は「いもとようこ世界の名作絵本」シリーズからおすすめの5冊をご紹介します。

いもとようこさんの世界の名作絵本は、あたたかいイラストとわかりやすいことばが魅力。親しみやすいので、世界の名作にふれるきっかけにピッタリです。そこで今回は「いもとようこ世界の名作絵本」シリーズからおすすめの5冊をご紹介します。

小さなお子さまでも楽しめる絵本

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タイトル:おおきなかぶ
著者  :ロシア民話より /いもとようこ(文絵)
出版社 :金の星社
大きなかぶのお話は、誰もが知っている定番中の定番のお話です。幼稚園や保育園の劇の題材に選ばれることも多いのではないでしょうか。

小さい子どもは、展開が読みやすいストーリーや、繰り返し出てくる楽しいフレーズなどが大好き。大きなかぶのお話には、これらの要素がたっぷり盛り込まれています。何度も読むうちに、絵本のフレーズを口ずさむようになるかもしれません。子どもの言葉を促すのにも役立つのではないでしょうか。

いもとようこさんのかわいくてあたたかい絵も、子どもの心をつかむポイント。初めてストーリーのある絵本に挑戦する子どもにおすすめの絵本です。子どものお気に入りの一冊になってくれることでしょう。

約束を守ることの大切さを教えてくれる絵本

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タイトル:ハーメルンのふえふき
著者  :グリム(原作)/いもとようこ(文絵)
出版社 :金の星社
ハーメルンの街にネズミが大発生してしまいます。困った街の人々は、大金と引き換えにある男にネズミ退治をお願いすることに。しかし、男がネズミを退治したにも関わらず、お金が支払われることはありませんでした。怒った男は、街の子どもたちを連れ去ってしまいます……。

子どもに「〇〇したら、〇〇買ってあげるね」などと約束をするパパママの方は多いのではないでしょうか。そしていざ子どもが達成したときには、その約束を忘れてしまっている……。そんなパパママにとっても耳が痛いストーリーかもしれません。

自戒もこめつつ、「約束は守る」ということをお子さまと確認するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

かしこいねこが大活躍!動物が好きなお子さまに

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タイトル:ながぐつをはいたねこ
著者  :シャルル・ペロー 原作/いもとようこ(文絵)
出版社 :金の星社
「ながぐつをはいたねこ」は世界的にも大変有名なお話です。「昔のお話」と聞くと、なんとなく「古臭そう」とか「教訓じみた話ばっかりでつまらなそう」という印象を持ちがち。しかし、名作とされる絵本には、子ども好みの楽しいストーリーがつまっています。

「ながぐつをはいたねこ」もそのひとつ。いもとようこさんのすてきなイラストに彩られたこの物語が、他の名作にも目を向けるきっかけになるかもしれません。

ねこが大活躍するということで、動物好きな子どもは親しみを持ってくれるはずです。

不審者に対する注意を促したいときに

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タイトル:おおかみと7ひきのこやぎ
著者  :グリム 原作/いもとようこ(文・絵)
出版社 :金の星社
子どもに不審者への対処の仕方を教えることは大切です。でも、小さな子どもに不審者のことをわかりやすく伝えるのはなかなか難しいですよね。そんなときは、この世界の名作絵本を利用してみましょう。

こやぎたちはお母さんの言うことを聞いていたにもかかわらず、おおかみに騙されてしまいます。絵本を読み終えた後に、「お母さんの言うことを聞くこと」、「安易に人を信用しないこと」などを確認しましょう。絵本を読んでこやぎたちにハラハラした後なので、子どもの心に響くのではないでしょうか。

挑戦することの大切さを教えてくれる絵本

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タイトル:ジャックとまめのき
著者  :イギリス民話より /いもとようこ(文絵)
出版社 :金の星社
スリリングなストーリー展開と、ジャックの勇気ある行動に引き込まれる絵本です。何かを得ようと思ったときに、勇気を出して挑戦することが大切なのだとジャックの行動は教えてくれます。

なかなか勇気が出ない子どもや、新しいことに挑戦することが苦手な子どもは少なくありません。パパママからすると、そんなお子さまのことを歯がゆく感じることも。

そんなとき、この絵本を読んであげてみてください。口であれこれ言われるより、心に響くことも。絵本が子どもたちの背中をそっと押してくれるかもしれません。

世界の名作は、お子さまにとっていいことがいっぱい

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昔から語り継がれる物語の中には、子どもに伝えたい心がたくさんつまっています。言葉では伝わりにくいことも、絵本を通す子どもの心に響きやすいのではないでしょうか。

また、世界の名作に触れることで、日本以外の国に目を向けるきっかけになるかもしれません。絵本を読む前に、「これは〇〇という国のお話だよ」などと伝えてあげましょう。

子どもにとっていいこといっぱいな世界の名作絵本。ぜひ親子で楽しんでみてください。

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この記事のライター