2018年04月19日 公開

【体験談】子どもの習い事の辞め時!見極めたポイントはコレ!

子どもが習い事を辞めたいと言い出したとき、親は受け入れるべきか継続させるべきか悩みます。せっかくはじめた習い事。子どもの将来につながるよう、親子共に円満な辞め時にしたいものですね。筆者の長男のスイミングの経験から、見極めるポイントをまとめてみました。

子どもが習い事を辞めたいと言い出したとき、親は受け入れるべきか継続させるべきか悩みます。せっかくはじめた習い事。子どもの将来につながるよう、親子共に円満な辞め時にしたいものですね。筆者の長男のスイミングの経験から、見極めるポイントをまとめてみました。

長男がスイミングを辞めたいと言い出した理由とは?

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長男が幼稚園年長からはじめたスイミング。小学2年生の終わりごろに、辞めたいと言い出しました。その理由は、友だちが辞めたから、つまらないから……。

確かに、小学校入学前からスイミングをはじめている子どもの場合、2年生の終わりにはある程度上達していることがあり、辞める子どもも多くいます。スイミングをはじめ、どんな習い事でも最初は新鮮に感じ、上達度合いも分かりやすいものです。

しかし、しばらく続けると、同じことを繰り返すことも多く、進級のスピードが遅くなり退屈と感じることも多いかもしれません。また、スイミングは子どもの体力づくりのためと、親が主導で習いはじめるケースが多く、途中で子ども自身が他にやりたいことを見つけることも。

親としては、長男の上達の度合いは中途半端な段階だと感じていたため、しばらく続けてほしいと思っていました。

親子で辞め時を話し合って継続することに……

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兄や姉がいるママ友に相談したところ、スイミングはせめて3年生ごろまで続けないと大きくなるにつれ、忘れてしまうと言われました。

小学校の体育でも夏場に水泳の授業がありますが、時間や回数が制限されることからあまり教えてもらえません。また中学校でも水泳の授業があり、水泳ができるできないが内申点にも関わってきます。

長男が辞めたいと言い出したとき、まだ4泳法(背泳ぎ・クロール・平泳ぎ・バタフライ)を習得できていませんでした。そのため、3年生の終わりまで続けるか、4泳法を習得するかのどちらかで辞めようと話し合いました。

結局、その2つの目標は、ほぼ同時期であったため、3年生の終わりに辞めることにしました。単に何年生まで何歳までと決めるのならモチベーションは上がりませんが、何級までなど明確な目標を立てる方が、子どもは意欲的に取り組めます。

長男も実際にそうでした。マンネリ化して退屈だったスイミングも、目標があることで辞めたいとは言うことはなくなりました。進級テストに向けて、がんばっている姿勢がうかがえました。

習い事の辞め時、継続するかを見極めるポイントとは?

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ここからは長男のスイミング以外の習い事や、ママ友から見聞きしたことをふまえて、習い事の辞め時についてのポイントをご紹介します。

目標を達成したか

習い事をはじめる際に目標を立てていると、達成した時点が辞め時になるためスムーズです。

しかし、実際にはそうでない場合が多いはずです。途中でも構わないので、どこまでやり遂げたいのかを決めるとモチベーションが上がり、子ども自身の達成感も味わえます。

辞めたいと言い出したときに、まだ目標を定めていない、または目標に達していない場合は、しばらく続けように話した方がいいでしょう。

習得できたものがあるか

習い事を通して、なにか習得できたものがあるかもポイントです。スイミングであれば、泳ぎ方を体が忘れないほど経験を積んだ、そろばんなら計算が早くなったなど。

習い事を辞めたときになにも残っていないと、時間もお金も無駄に思えてしまうので、習得したものの大小に関わらず見極めの基準にしましょう。

子どもが楽しんでいるか

習い事は楽しいばかりではありませんが、子どもが全く楽しめていないのなら、その原因を聞き出すことが重要です。指導者が合わないなら習い事は替えずに別のスクールに通ったり、心身共に負担に感じているなら回数を減らしたり少しお休みをしたり……。

親には楽しくないと言っていても、習い事に行くと楽しんでいる場合もあります。指導者に相談してみて、やはり楽しい様子が見られない場合は、その習い事は子どもに合っていなかったと割り切り、辞める選択をしてもいいのではないでしょうか。

劣等感が育っていないか

なかなか上達しない、レギュラーに選ばれないなどが理由で、「どうせ自分にはできない」と劣等感が育っているなら要注意です。

長男もサッカーで劣等感が育ちかけて、やめさせようかと悩んだことがあります。指導方針が少し変わったため続けることにしましたが、子どもが小さいころに劣等感を持つのは避けたいものです。

もし劣等感が育ちそうなら、「この習い事が向いてなかったね。他に輝ける場所があるよ」と、親が救いの手を差し伸べるのも一手段です。

他にやりたいことが見つかった

体験や見学などを通して、子どもの意志ではじめた習い事でも、成長と共に興味が移っていくのはよくあること。

長男もサッカーをはじめたものの、野球にも興味を持ちはじめた様子でした。しかし、長男が強く訴えてくることもなく、楽しくサッカーをしているため、そのまま続けています。

実際に、サッカーから他のスポーツへ替えた子どももいます。初心を貫くことの大切さも重要ですが、楽しさもやる気も感じられないようであれば、興味を持った他の習い事に移り、子どもを次のステップに進ませるという選択肢もあります。

習い事の辞め時で注意したいこと

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子どもが習い事を辞める時に、親として気をつけたいポイントがいくつかあります。

親の都合で辞めるのは避けよう

ママ友とうまくいかないから、送迎が大変だからなど、親の都合で習い事を辞めさせるのは避けましょう。習い事を継続するのは親にも負担がかかりますが、努力と工夫を重ねて続けさせてあげたいですね。

辞めグセをつけるのは避けよう

ちょっと嫌なことがあったから、真剣に向き合っていないのに上達しないからなど、中途半端な状態で習い事を辞めることを繰り返すと辞めグセがついてしまいがち。習い事はある程度継続してこそ意味があるため、簡単に辞めるのは避けましょう。

子どもの気持ちを理解して!

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子どもが成長するにつれて、複数の習い事を掛け持ちする場合も多く、すべてを続けることは難しいことです。いつかは習い事を辞める時期がやってきます。達成感を味わえるのが一番ですが、なにか小さなことでも習得できたと思えるようにしたいもの。

そのためには、習い事の様子を見に行ったり、話を聞いたりして子どもの気持ちを理解するのが大切です。子どもが納得して次のステップに進める辞め時にしてあげたいですね。

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この記事のライター