通園・通学やお出かけ時の水分補給に大活躍する水筒。ただし、子どもの肩には負担になることも。細い肩紐(ベルト・ストラップ)を包むパッド付きのカバーがあれば、重さを軽減し、食い込みや肌が赤くなるのを防いでくれます。家で簡単に手作りする方法とコツを紹介します。
水筒肩紐カバーとは?
特に暑い季節は、ストラップが肌に直接当たったり擦れたりして赤くなり、痒がったり痛がったりして可哀想……。
水筒肩紐カバーは、そんな悩みを解決。首や肩にストラップが直接触れるのを防ぎ、重さを分散させて、負担を軽減する為のグッズです。水筒肩紐パッドや水筒ベルトカバー、水筒ストラップカバー、水筒肩ベルトカバー、水筒紐カバー、ショルダーパッドなどさまざまな名前で呼ばれています。
市販の水筒に付属している場合もありますが、汗で汚れやすく、洗い替えも必要とあって、手作りされる方も多いようです。ハンドメイドする場合は、自分の子どもの肩幅や好みに合わせて色やデザインもカスタマイズできるのも魅力です。端切れを使って1時間もあればできちゃいますよ。
今回は肩紐を通すだけのシンプルな水筒肩紐パッドの作り方を、写真付きで丁寧にご紹介します。ずれにくいように工夫もしていますよ。
※ストラップが水筒から取り外せないタイプの商品を使っている場合やカバーを簡単に取り外ししたい場合は、スナップボタンやマジックテープ(面ファスナー)で固定するカバーを作るのがおすすめです。ただし、ボタンやテープの部分が肩に当たって痛いこともあるのと、自分で簡単に外してしまうと失くしやすいことを危惧したため、今回はただ通すだけのカバーを作ることにしました。
手作り水筒肩紐カバー:用意するもの
【できあがり寸法】
縦(長さ)15cm×横(幅)5.5cm
※幅はベルトサイズに合わせて調整、長さも好みで調整してください。
【材料】
台布:キルティング…15×5.5cm 2枚
上布:表布…20×5.5cm 1枚
接着芯…20×5.5cm 1枚
バイアステープ…52cm
【用具】
・定規
・針と糸
・ハサミ(カッターでも)
・チャコペンなど
・接着剤(布用ボンド)
・待ち針
・滑り止め液(無くても可)
水筒肩紐カバーの作り方
狭すぎると入らなくなってしまいますが、ゆとりがありすぎてもずれる原因になるので注意してくださいね。
・台布のキルティングは角を全て丸いカーブをつけて切り落とします。
・バイアステープも、5.5cm幅を2本切ります。
※キルティングやガーゼタオルなど厚さのある丈夫な布を表布に使用する場合は不要な行程です。
バイアステープは市販のものを利用していますが、リボンで代用しても良いですし、布を細長く切って手作りもできます。
手縫いは、針目が表に出ないので荒くてもOKですし、仕上がり時に子どもの肌に縫い目が当たらず、縫う長さも短いのでオススメです。
台布はバイアステープを使わずに、中表に周囲を縫ってからひっくり返して開き口をまつり縫いし、表布を縫いつけて仕上げるのでも良いですね。
30分〜1時間もあれば完成です!
紐カバーは長いほどずれにくい?
【できあがり寸法】
長さ30cm×幅5.5cm
【材料】
台布:キルティング…30×5.5cm 2枚
上布:表布…25×5.5cm 1枚
接着芯…25×5.5cm 1枚
バイアステープ…80cm
可愛いカバーで気分もUP
実は、市販品を購入しようと色々探したのですが、持っている水筒に付属されているストラップ幅と市販品カバーの幅が合うかどうかわからず、適当なものが見つけられなかったので急遽手作りすることに。抱っこ紐の肩紐カバーやチャイルドシートやベビーカーのベルトカバーでも代用できそうだと思ったのですが、幅が合わないとすぐにずれてしまうという問題もありました。
作ってみたら、意外と簡単にかわいく、機能的なものができたので良かったです!フリルやリボン、ワッペンなどでワンポイントを付けてもいいですね。ぜひ記事を参考に色々トライしてみてくださいね。