2020年12月31日 公開

『おもいのフライパン』が大人気!社長がこめた「子供にこそ良い味を」という想い【開発インタビュー】

「子どものために美味しい料理を作りたい」 「子どもには安全な料理を食べさせたい」 家族のために料理をする方…

「子どものために美味しい料理を作りたい」
「子どもには安全な料理を食べさせたい」
家族のために料理をする方であれば誰しも思うもの。
美味しい料理のために素材、調味料などにこだわりを持っている方は多いでしょう。
しかし、調理器具にこだわりを持っている方はどれだけいるでしょうか?
いま、あるフライパンが世間から注目を浴びています。
その名も『おもいのフライパン』
2017年12月に発売開始後、瞬く間に人気となり入荷3年待ちにまでなったフライパンです。
「調理器具にこだわることで、料理はもっと美味しくなる」
人気となった理由には、開発した石川鋳造の石川社長の「美味しさ」と「安全」へのこだわりが深く関係していました。
「家庭でも安全で美味しいお肉を食べたい」
その想いから生まれた「おもいのフライパン」のこだわりを石川社長に伺いました。

『おもいのフライパン』とは?世界で一番美味しい肉が焼けるフライパン

おもいのフライパンは1938年創業の鋳造業を営む石川鋳造が2017年12月に発売した鋳物のフライパンです。

「おもいのフライパン(20cm)」を発売後、人気商品となり入荷3年待ちの状態となりました。
今は20cm、24cm(深型)、26cm、28cm(おもいの鉄板)とサイズのバリエーションを増やし、用途に合わせてサイズを選べます。

市販されているフライパンはアルミなどの素材にテフロン加工をして、焦がしにくくしてあるものが一般的です。
一方、おもいのフライパンは鋳鉄を素材として鋳物のフライパン。無塗装・無加工で作られています。
長年、鋳造業を営んできた石川鋳造ならではの商品。
発売後、「世界で一番お肉が美味しく焼けるフライパン」として各メディアから注目を浴びました。
「『世界で一番お肉が美味しく焼ける』ってのは、うちが言い出したことじゃないんだよ。メディアが名付けてくれて、せっかくだからキャッチコピーにしようかって」
と笑いながら話してくれたのは開発者の石川社長。
そもそもなぜ「おもいのフライパン」を作ったのでしょうか?

「美味しいお肉を家で食べたかった」から生まれたお肉を焼くためのフライパン

お肉

元々、自動車関連の部品が主力商品の石川鋳造。一般家庭向けの商品はおもいのフライパンが初めての挑戦だったそうです。

「自動車製品として鋳物は重いという弱みがある。今後、自動車が進化していく中で使用頻度が減る可能性は大いにある。自社製品を作り、自分たちで価値あるものを提供していこう」と挑戦が始まりました。

新商品を考案する中で、思い出されたのが石川社長の子どもの頃。
「僕は小さい時からお肉が大好きです。でも、家で食べるとどうもお店と味が違う。意外と美味しくないとさえ感じていました」

「同じように思っている人は多いはず。何とか、この悩みを解決できないかと考えました」と実際に「お肉が美味しく焼ける調理器具」などでネット検索しても、一つも出てこなかったそうです。

「鋳物は熱伝導率が高く鉄板やフライパンに向いている。本当にこだわったフライパンを作ろう」と開発を始めます。

 

使い勝手ではなく美味しい料理にこだわった

「今のフライパンは軽くて使い勝手が良い。しかし、熱が上がりにくく焼きムラも大きくなる」と主流の軽い金属×テフロン加工のフライパンを分析。自分たちは使い勝手ではなく、美味しく焼くことに注力をしようと決めます。

「フライパンやホットプレートでは特にお肉が美味しく焼けない。しかし、鉄板焼きのお店で食べるお肉は美味しい。それなら鉄板焼き屋さんの秘密を探ろう」と実際に鉄板焼き屋さんでお肉を焼く様子を見せてもらったそうです。

そこで気づいたのは鉄板の厚さの違い。自社のフライパンは厚みを厚くしようと試作を重ね始めました。

「厚くすると確かに美味しくなりました。しかし、鋳鉄で厚くすると非常に重くなってしまう。例えば、お母さんが料理をする時に出し入れで一苦労、では困るでしょう?厚さと重さのバランスがちょうど良い最適な厚さはどこだろうと試作を重ねました

そうして開発すること約3年。出来上がったのは厚さ5mm、重さ1.2kgのフライパンでした

「肉屋のシェフがびっくりしてくれたのは嬉しかったですね。鉄板焼き屋さんと同じ味で食べられると評価してくれました」とプロも太鼓判を押すフライパンが誕生。「重い」ことを活かしたフライパンは「おもいのフライパン」名付けられました。

「出来るだけ、使い勝手が良いように取手にもこだわっています。大きさによって取手の形状や穴に違いがあるでしょう?」と力がない女性でも扱えるように細部のデザインまでこだわりを重ねています。

加工をしない鋳物の良さとは?

鋳物

おもいのフライパンは無塗装で仕上げられています。無塗装の良さはどこにあるのでしょうか?

無塗装の大きなメリットは3点。熱伝導率を高いまま保てること、塗装材を体に取り入れなくて良いこと、長持ちすること。この3つです」と教えてくれました。

「塗装をしてしまうと熱伝導率が低くなってしまい、鋳物の良さが消えてしまいます。お肉を美味しく焼くためには熱伝導率は高くなくてはいけない」と鋳物の良さを活かすためには無塗装が一番と石川社長は語ります。

材料だけではなく調理器具にもこだわって欲しい

石川社長は美味しさだけではなく、安全性にも無塗装が良いという話もしてくれました。

テフロン加工などの塗装は使い続けていると必ず剥がれてきます。剥がれた塗装材には有害物質が含まれている可能性もあるとされており、知らず知らずのうちに体内に取り入れてしまっているかもしれないのです。おもいのフライパンにはその心配はありません。逆に子供が欠乏しやすい鉄分を体に取り入れられます」

安全な料理を子供に食べさせたいと素材にこだわる人は多い。無農薬野菜や有機野菜、無添加・無保存料の食材などを選ぶ方も多いだろう。しかし、安全にこだわるなら調理器具にもこだわって欲しいと石川社長は言う。

「プロでも調理器具にこだわらない人はいます。しかし、美味しい料理には良い調理器具が重要です。最近、炊飯器にこだわる人は増えましたよね。同じように毎日使うフライパンだからこそこだわって欲しいそれが子供に安心・安全な料理を提供することにもつながります」

食べ物は安心・安全がまず大事。子供に美味しく安全な料理を食べさせたい。そんな想いを持っている方にこそ「おもいのフライパン」を勧めたいと語ってくれました。

手間をかけて一生使い続ける「おもいのフライパン」

フライパン

無塗装のフライパンは一生もの。おもいのフライパンは手入れをし続ければ一生使えます。

「塗装されているフライパンは塗装が剥がれると、焦げやすくなり新しいものに買い替える。おもいのフライパンは一生使えるから結果的に経済的なのです」
おもいのフライパンは20cmで11,000円(税込)。確かにフライパンとしては高いです。しかし、買い替える必要がないのであれば長い目で見た時に安く済ませられます。
「手入れは少し大変。調理前には中火で温めた後、お玉で2杯ほど油を入れて戻す油返しが必要です。洗剤や食洗機で洗ってもダメ。タワシを使って洗った後は火にかけて水気を飛ばし、油を薄く塗って保管します」
テフロン加工のフライパンよりも手間がかかるのは確か。しかし、思ったよりも大変さは感じないようです。
「お客様からは慣れたらそこまで手間ではないとの声を頂いています。私たちとしては手間をかけることは悪いとは思っていない。手入れをしながら『育てて』一生使って欲しいのです」と自分で手をかけることが、フライパンへの愛着も生むことを語ってくれました。

「おもいのフライパン」だけを使わなくても良い

私もおもいのフライパンを使っていますが、普通のフライパンも使っていますよと意表をつく言葉を語る石川社長。お肉を美味しく焼くことにこだわった、おもいのフライパンは万能ではないようです。

「一般的に流通しているフライパンよりはどうしても重い。チャーハンなどフライパンを振って炒める料理などは難しい」と向いていない料理もあることを包み隠さず教えてくれました。

おもいのフライパンは、ステーキなど焼く料理、アヒージョやパエリアなどフライパンで炊く、煮る料理に向いています。使い分けをしながら、真価を発揮する料理で活躍させてあげましょう。

安心で美味しい料理は調理器具からこだわる

石川社長は取材中、常に安全で美味しい料理を家で食べられるようにしたいと言っていました。

子どもの頃から食事を楽しむことは「食」や生き物について考える食育にもつながります。美味しい食事は素材や調理の技術、料理に込める愛情など色々な要素で出来上がります。その一つとして調理器具にもこだわってはいかがでしょうか。

おもいのフライパンは食にこだわりたいあなたにこそおすすめです。

さらに商品の詳細を知りたい方はこちらから

 

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

KEYWORDS

WRITER

小山直樹 小山直樹