2018年12月13日 公開

なぜ?算数は嫌いなのにそろばんは好き!魅了された理由とは?「ごんどうまゆのハハコイク」第34回

昔から不動の人気を誇る習い事のひとつ、そろばん。電子機器で簡単に計算ができる現代なのに、そろばん教室に通う子どもたちは後を絶ちません。それは、そろばんに計算をすること以外の魅力があるからではないでしょうか。そこで、自分が子どものころ、そろばん教室に通っていたときのことを振り返ってみたいと思います。

算数は苦手だったけれど……

小学生のころ、そろばん教室に通っていました。算数は好きでなかったし、今も数字は苦手なのですが、そろばんは楽しかったのを覚えています。そこで、算数嫌いの小学生をも魅了した、そろばん教室の体験談をご紹介します。

そろばんをはじめたきっかけ

小学校2~4年生のとき、週4で近所のそろばん教室に通っていました。友だちに影響されたのが、習いはじめたきっかけだったと思います。

学校帰りに友だちと遊んで、17時ごろからそのままそろばん教室へ行っていました。帰宅するのは18時半~19時。

私の住む地域には、学区内に学童クラブも児童館もなかったので、こういった教室は保護者目線でもありがたかったのかもしれません。週4という決して少なくはないスケジュールでありながら、その教室はいつも大勢の小学生で賑わっていました。

できるようになっていく過程が楽しい

そろばんは、使い方さえ覚えればケタの多い計算もこなすことができます。はじめは、基本の足し算と引き算。級が上がると、掛け算や割り算も教えてもらえます。

最初は難しいけれど、ちょっとずつそろばんの使い方を覚えていく過程は、達成感があって楽しかったです。学校の教科書はみんな一緒に進めるけれど、そろばんの問題集は自分次第。友だちよりも早く問題集を終わらせたいし、級だって追いつきたい。ゲーム感覚で、どんどんこなしていきました。

大人になった今でも役に立っている技術は『暗算』。さすがにケタの多い暗算はできませんが、買い物のときなど、電卓を使うまでもない計算が頭の中と指を使ってできるのは、なかなか便利ですよ。

自分と向き合う時間になる

私が通っていたそろばん教室は、アットホームな雰囲気でした。全員で九九を暗唱したり、優しい先生に甘えてふざけてしまうこともあったけれど、集中するときは集中!といった方針だったので、メリハリを大切に指導していただきました。

制限時間を設けて問題をこなすときは、私語厳禁。そろばんの珠のパチパチ弾く音しか聞こえません。そうやって集中していると、心まで静まっていくのです。これが瞑想や座禅のようで気持ちよかったです。子どもだって、気持ちをリセットする時間は必要ですよね。

教室には、低学年から高学年まで大勢の生徒がいたけれど、みんな静かに集中していたので、集中力を養うこともできていたと思います。

技術習得以上に得るものがある習い事・そろばん

たった2年間だったけれど、そろばん教室で過ごした時間はとても心に残っています。そろばんに限らず、これから子どもが習い事をするときは、本人にとって大切な場所になるような教室に出会えたらいいなと思います。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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ごんどうまゆ ごんどうまゆ  イラストレーター。山形出身、東京在住。アニメーション制作会社勤務を経てフリーランスになる。夫と2012年生まれの息子と3人暮らし。主なお仕事は、フリーペーパーのイラストカット、コミックエッセイの連載など、女性や子ども向けの媒体で活動中。