2018年10月19日 公開

帰省時の子連れ新幹線を乗り切るコツ【経験から裏技も伝授!】

子連れ新幹線は不安でいっぱいですよね。筆者は長男が2歳のときから年に2度、帰省で東京から新大阪まで新幹線を利用しています。次男出産後も筆者1人で!赤ちゃんの頃より、動き出した1歳以降の方が大変でした。筆者の経験から子連れ新幹線をうまく乗り切るコツをご紹介します。

子連れ新幹線は不安でいっぱいですよね。筆者は長男が2歳のときから年に2度、帰省で東京から新大阪まで新幹線を利用しています。次男出産後も筆者1人で!赤ちゃんの頃より、動き出した1歳以降の方が大変でした。筆者の経験から子連れ新幹線をうまく乗り切るコツをご紹介します。

子連れ新幹線の予約時のポイント

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BlueOrange Studio / Shutterstock.com
子連れの新幹線移動は、おとなしくしてくれるかと心配ですよね。新幹線には自由席と指定席がありますが、少しでも精神的な負担をなくすように指定席を予約しましょう。

乗車する日にちが決まっていたら、発売後すぐに購入し、希望の切符を予約できるようにするのがおすすめ。ちなみに、指定席は出発日の1カ月前の朝10時から予約ができますよ。

子連れでも安心して過ごせる予約時のポイントについて、詳しくご紹介します。

おすすめ車両

子どもが多い車両を選ぶと、少々騒がしくても安心です。国内の新幹線には、多目的室という個室がひとつ設置されています。体の不自由な方が優先ですが、空いていれば授乳室として利用できます。鍵がかかっているので利用したい場合は、車掌さんにお願いすればOKです。

筆者が利用する東海道新幹線の場合、多目的室は11号車と12号車の間にあります。他の子連れファミリーもそこを狙うので、子どもが乗車する可能性が高くなっています。もし、体の不自由な方が利用されていて、多目的室が使えなかったとしても、子どもが多い車両のため、他と比べると安心です。

11号車と12号車は子連れファミリーに人気のため、いつも混雑しがち。そのため、この車両をあえてはずし、空いている車両を狙うという選択もあります。空いている可能性が高いのは、一番最後の車両。東海道新幹線でいえば16号車です。迷惑をかける相手が少ないと気が楽ですよね。

また、東海道新幹線では、毎年夏休み、GW、冬休みに「ファミリー車両」の設定があり、気兼ねなく過ごせるほか、子連れファミリーにうれしい特典も満載です。参考までに、2017年度の冬は10月下旬から、2018年夏は4月下旬から発売されていました。

おすすめ座席

子連れにおすすめの座席は、最前列か最後列。子どもがグズッたときにすぐにデッキへ出ることができます。

最前列のメリットは、通常なら座席背面に付いているテーブルが壁に付いていることです。他の席だと、子どもはテーブルを何度も倒したり戻したり、叩いたりするため、前の座席の方に振動が伝わり迷惑をかけてしまいます。

また、荷物を前方に置くスペースがあるため、必要なものをすぐに取り出すことができて便利です。ベビーカーを折りたたんで置くこともできますよ。

最後列のメリットは、子どもが寝てしまったとき、ベビーカーに寝かせたまま後ろのスペースへ置けること。ただし、2席以上予約している場合に限ります。筆者はこれをよく利用していました。子どもがお昼寝を卒業した後は、最前列を利用することが多かったです。

乗車のおすすめ時間帯

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Rei Imagine / Shutterstock.com
夏休みや冬休みなどの休暇中、土日祝日はいつ乗っても子どもが多いですが、平日は注意が必要です。サラリーマンの利用が多いため、新幹線内は静かで子どもの声が目立ちます。もし、どうしても平日を利用する場合は、少しざわざわするお昼前後を狙いましょう。また、子どもがお昼寝するタイミングを狙って予約するのもおすすめ。

新幹線に乗るまでの在来線の利用時間も気を付けましょう。朝晩のラッシュ時に、小さな子どもを連れて乗車するのは大変なのでなるべく避けてくださいね。

新幹線内の子どもの過ごし方

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お弁当やお菓子を食べる

子どもは、何か食べていると静かにしてくれるもの。昼食時には子どもの大好きなおかずを、おやつタイムには大好きなお菓子を用意しましょう。普段あまりあげない目新しいものもおすすめです。

お菓子はすぐに食べ切ってしまうものではなく、粒がいっぱい入ったものや簡単な工作ができるもの、おまけにおもちゃが入っているものなら長持ちしますよ。

食べるときに大きな音が出るもの、こぼしたり散らばったりしやすいもの、匂いが強いものは避けたほうが無難です。

絵本やおもちゃで遊ぶ

新幹線では、興味を引きながら、静かに遊べるおもちゃや本がベストです。筆者がよく持参したのは迷路とシールブック。迷路は夢中になって取り組み、シールブックは何度も貼ったりはがしたりできるので、長時間遊べます。事前に新しい絵本を買ったり、子ども向けの月刊誌を買って持ち込んだりしたこともあります。

筆者の子どもはミニカーが大好きだったので、新幹線内に持ち込んだことがありましたが、何度も落として大変!車の絵本やシールブックの方が楽でした。折り紙やお絵かき、ぬり絵もおすすめですよ。

デッキで過ごす

子どもは、長い間同じところに座っていると飽きてしまいます。車両の間のデッキへ移動し、外の景色を見て過ごすと気分転換にも。デッキなら多少大きな声を出しても大丈夫。「あれは何色かな」「赤色はどこにある?」「あの雲は何に見える?」など、クイズを出すのも楽しいですよ。

スマホやゲームを利用する

スマホやゲームで子どもに遊ばせていると静かですが、長時間になると目に悪影響ですし、それだけに頼るのは避けたいもの。スマホやゲームは最終手段の方が良さそうです。

筆者の場合は、兄弟交代で20分ずつ、ゲームをするためには持参した勉強をすることや、静かに過ごす約束が守れたらなどルールを決めています。

子連れ新幹線で持参すると役立つもの

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Halfpoint / Shutterstock.com
子連れ新幹線で持参するものは、通常のお出かけ時と大きくは変わりませんが、持っていくと便利なものは、体温調節用の上着、お昼寝時のタオル、除菌用ウエットティッシュなど。その他、小さいゴミ袋が数枚あると便利です。

そして、持ち運ぶ荷物は必要最小限にとどめておくのがベスト。抱っこしながらやベビーカーに乗せながらの移動は大変なので、できるだけ身軽にしておきましょう。必要なものは宅急便などで事前に送っておくのがいいですよ。また、荷物だけを座席に置いておけるように、貴重品を入れるポーチを別に持っておくと便利です。

困った時の裏技!?

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子どもがグズったり、飽きたりしないように試行錯誤してもダメなときは、新幹線内で販売している「アイスクリーム」を購入してみてください!カップタイプで割高ですが、これはなかなか便利です。

「車内販売が来ないかな~」と待つ時間から楽しめます。買ったときのアイスクリームはカチンコチン!溶けるまでしばらく待たなければいけないため、食べ終わるまでに時間がかかるので長持ちします(笑)。

また、子どもが眠くなるように、新幹線に乗車する日の朝は早めに起こして、車内でお昼寝したくなるようにする方法も。乗車前に思いっきり走らせて疲れさせるなど、子どもが幼いうちはそういった工夫をして、乗り切っているママ友もいましたよ。

子どもが楽しく過ごせるような工夫を

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新幹線が出発すると、子どもがどんなにグズっても途中下車はできません。予約時のポイントをおさえ、車内で退屈させないようなグッズを準備することが重要です。

グズる子どもをずっと抱っこしたままデッキで過ごすママも見かけます。筆者は何十回も新幹線に乗っていますが、幸いなことに、そのような経験は一度もありません。とにかくお昼寝させること、食べ物やおもちゃを吟味することを徹底しています。

今回ご紹介した内容が、これから子連れで新幹線に乗るパパママにとって少しでも参考になれば幸いです。

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この記事のライター