2017年08月07日 公開

学研の「ニューブロック」一人遊び、集団、親子で遊ぶ時のポイント

家での一人遊びから、集団、親子で遊ぶ時のメリットまで、実際に「ニューブロック たっぷりセット」で遊んでいる様子と作例をご紹介します。そのときの大人の関わり方のアドバイスと、それぞれの学びポイントもお伝えします。

家での一人遊びから、集団、親子で遊ぶ時のメリットまで、実際に「ニューブロック たっぷりセット」で遊んでいる様子と作例をご紹介します。そのときの大人の関わり方のアドバイスと、それぞれの学びポイントもお伝えします。

ニューブロックとは

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画像提供:学研ステイフル
安全で使いやすく、空間把握や大作作りにも良いニューブロックは、成長にあわせて長い期間使え、遊びながら学べる知育玩具。半世紀を超えて遊びつがれているロングセラー商品です。詳しくはこちら

一人遊びの重要性【一人で集中する様子・作例】

Chiik編集部 (59855)

ブロックの箱が家に到着すると「これ知ってる!●●にあるの。嬉しい!ママありがとう!」とおおはしゃぎ。
via Chiik編集部
まずは、一人で好きなように遊ばせ、気の済むまで研究させる機会を与えてあげましょう。誰にも邪魔されずに、自分のペースで作りたいものをじっくり、時間の制約もなしに取り組める時間は必要なのです。

■大人の声がけポイント■
「子どもの言葉や反応を受け止める事」が大事です。集中している時にはそのまま邪魔をしない方が良いですが、様子を観察しながら、驚きや喜び、発見などの反応があれば何かしら声かけをし、受け止めてあげましょう。できた作品も一緒によく観察し、工夫したポイントを聞いてみるとよいですね。

作例

Chiik編集部 (59857)

via Chiik編集部
「アイスクリーム」3歳の女の子の作例
最初はアイスクリーム部分のみを作って見せにきましたが、黄色のパーツをつなげるとコーンに見立てられると気づいてもっと楽しくなったようです。
Chiik編集部 (59858)

via Chiik編集部
「ネックレス」3歳の女の子の作例
プリンセスごっこに夢中なので、アクセサリーを自作。首にかけてポーズをとり、嬉しそうにしていました。身につけるものが作れるのも魅力のひとつですね。

共同遊びの重要性【グループ遊びの様子・作例】

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同じ月生まれの3歳になったばかりの子達5人で遊ばせてみました。ニューブロックを見た途端、歓声をあげて駆け寄り、まずはそれぞれ気になったパーツをひろいあげて夢中になる子どもたち。
via Chiik編集部
友達同士や児童館などで遊ぶ際は、お互いにやっている様子を観察しあいながら、作例を真似しあい、協力しあって大作を作ることも。貸したり、壊したりすることも含め、集団で遊ぶことで社会性も学べます。テーマを決めて同じようなものを同時に作るなど、ゲームや遊び方を次々と発見していきます。作るもの、遊び方にも個性があらわれます。

■大人の声がけポイント■
「それぞれの自由な発想や工夫を認め、共感する事」を忘れずに。集団で遊ぶことで、意図した遊びとは違う方向になっても楽しいですし、そこで思いついたことや工夫は、一人一人の思いをちゃんと認めてあげられるといいですね。パーツの取り合い、壊してしまうなどのケンカも社会性を学ぶための素晴らしい機会。譲りたくない思いは受け止めてあげた上で、貸してあげること、分かち合う喜びも一緒に学べるようにしましょう。

遊びの様子・作例

おうちにもあって作り慣れているので、すぐに黙々と大作を作りはじめる男の子、まずは同じ色のパーツを集める女の子、パーツ同士を差し込んだり組み合わせたりを楽しむ女の子、シートをひっくり返してブロックを集める遊びをしてみる男の子と、取り組み方や遊び方は千差万別!
Chiik編集部 (59860)

via Chiik編集部
感触を楽しんで全身で遊ぶ!
ニューブロックはやわらかくて感触も気持ちが良いので、みんなでゴロゴロ転がってはしゃぎはじめました。身体全体を使って、実に楽しそうに遊んでいます。
Chiik編集部 (59861)

via Chiik編集部
取り合う、譲り合うこともいい勉強!
パーツを取り合ってケンカになることも。でもそーっと見守っていると子ども同士で解決し、5分後にはまた手をつないで遊んでいました。順番で遊ぶ、貸し借りをする、ときには我慢する、譲るなどの社会性を学ぶ良い機会でもあるのです。
Chiik編集部 (59862)

via Chiik編集部
「ブランコ」3歳女の子の作品
みんなで遊びながら、一人の女の子が作ったのが「ブランコ」。横にゆらして遊べます。お友達も「かして〜!」とおねだり。

大人との遊びの重要性【親子遊びの様子と作例】

「家と車」ママと一緒のごっこ遊び

「家と車」ママと一緒のごっこ遊び

ママが作った家の周りに車を作って走らせ、ストーリーを考えてごっこ遊びをはじめました。また、一緒に作ると触発されて、また新しいものづくりに取り組めるようです。
via Chiik編集部
年齢差がある、あるいは発達に大きく差のある人と遊ぶことで、さらに様々な可能性を学び、刺激を受けます。また作ったもののストーリーを説明したり、一緒にごっこ遊びをしたりして遊ぶことができます。

■大人の声がけポイント■
リクエストに答えてあげるのもいいでしょう。サンプルや見本にある大作、日頃好きなもので自分でできないものを作って欲しがることも多いですよね。その後できた作品を一緒に見合って、感想を言葉にして伝え合う事も大事です。また、気に入った作品ができたときは、それを絵に描いてみる、パパママが写真に撮って残してあげるなどすると、子どもの自信にも繋がります。

作例

Chiik編集部 (59865)

via Chiik編集部
「庭のある家」親が作る大作
パパやママが、大きな作品を作ると子どもがとても喜びます。ごっこ遊びがしやすいものを作るとそれでしばらく遊ぶことも。
Chiik編集部 (59866)

via Chiik編集部
「飛行機」パパと子どもの共同作品
パパに「飛行機作って」とおねだり。パパが途中まで作って「翼を探してつけてごらん」と課題を与えると、喜んで探しにいき、つけてみてそれらしく見えると本人もご満悦に。

一人でも、二人でも、大勢でもワクワクできる

ブロック遊びは楽しみ方の幅が広く、遊べば遊ぶほどに新しい魅力を発見していきます。大勢で遊ぶと他の子からヒントを貰うこともありますし、いまはInstagramで探せば数多くの作例がでてくるので、参考になるものがたくさんあります。子どもと一緒に発見と試行錯誤の連続を楽しんでください。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

志田実恵
志田実恵

エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。