2018年9月14日 公開

子どもの英語教育をはじめる前に考えたい4つのこと

カナダ在住、マルチリンガルの息子を育てる筆者がお届けする連載【翻訳家ママのバイリンガル教育】第2回目です。日本でも子どもに英語を学ばせたいと考えている方はきっと多いですよね。長く続けるために、そして確実に英語の力を付けるために、まずは考えたい4つのことをまとめました。

1.英語を学ばせる目的を考える

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わが子が流暢に英語を話している姿を想像してみてください。思わず顔がほころんでしまいませんか?

では、幼少期に英語を学ばせる目的を考えてみてください。受験のため?就職のため?もちろん、どちらも英語をはじめるきっかけになります。けれども、受験も就職もまだ先の話。将来の漠然としたメリットだけで、英語を長く続けるのは大変です。ですから、短期的な目的もしっかり持ちましょう。近所に住んでいる英語を話す家族と仲良くなりたい、英語圏のアニメで笑いたい、家族で海外旅行に行くなど……子どもの年齢によって、目的を設定してみましょう。

将来のためだけではなく、身近で明確な目的があれば、親子ともに英語教育を楽しく続けられるはずですよ。

2.目標レベルを設定する

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子どもに英語を学ばせる前に、どのぐらいのレベルを目指すのかを考えてみることも大事です。目標レベルによって、取り組み方や費やす時間は異なるからです。

ネイティブの子どもと同じレベルを目指すのであれば、母国語と同じぐらい時間をかけなくてはいけませんよね。子どもと英語で話す人も必要です。耳をまず育てたいのであれば、毎日、決まった時間だけ(たとえば、1日10分)英語を聴く取り組みをする方法もあります。

もちろん、英語を学びはじめてから、目標を変えることは可能です。子どもが予想よりも早く英語を話すようになることもあります。反対に、日本語に影響が出て、英語の割合を減らさなくてはいけない場合もあるかもしれません。言語を習得するには時間がかかります。無理をして、子どもが英語に苦手意識を持たないように気をつけましょう。

3.子どもが英語を好きになることを心がける

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筆者が暮らすモントリオールには、バイリンガルやマルチリンガルがたくさんいます。その人たちの中には、どの言語も母国語のように話せる人も多いです。けれども、幼いうちはバイリンガル教育に取り組んでいたのに、挫折してしまったケースもたくさんあります。子どもがその言語に苦手、嫌い、恥ずかしいなど、ネガティブな感情を持ったことが大きな理由のひとつです。

昨年、息子が日本で体験入学をした小学3年生のクラスで英語の授業参観がありました。ゲームを交えながらの英語を話す授業で、子どもたちはとても楽しそうでした。特に、英語を話す声は、イキイキとして聞こえました。

子どもは楽しければ、どんどん吸収します。好奇心を刺激するような取り組みをすると、子どもは英語を使うことが好きになりますよ。

中学生ぐらいになると、恥ずかしさからネイティブの発音を真似るのに抵抗がある子も出てきますよね。ですから、幼少期の素直に学べる時期に、日本語英語ではなく、ネイティブレベルの英語に触れさせてあげることは、実は結構重要です。幼少期のうちから、楽しく慣れ親しむような環境を整えてあげられるといいですね。

4.英語教育に反対する人がいても子どもの力を信じる

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幼いうちからの英語教育に反対している人が周囲にいる場合があります。気にしないのが一番なのですが、影響力の強い人の場合はそういうわけにもいきません。その声に一番効果的なのは、英語のために日本語を怠らないことです。年相応に母国語が使えていれば、反対の声は小さくなります。また、ママやパパがバイリンガル教育の知識をつけ、不安に負けないことも大切です。

筆者も、息子が幼いころは、マルチリンガル教育に反対する意見や、息子が可哀想だという意見を何度も言われました。けれども、息子の能力を信じてマルチリンガル教育をしてきました。今では、ネガティブなことを言われることはほぼなくなりましたよ。

子どもの英語に投資をする前に

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赤ちゃんや幼児のための英語教材は、安価なものから高額なものまでたくさん販売されています。高額な教材を買ったものの、結局使いこなせなかった……という話を耳にしたことはありませんか?「将来に役立つはず!」と勢いで子どもの英語に投資をする前に、今回の記事で紹介したことを少し考えてみてくださいね。

幼いうちのバイリンガル教育は、親のサポートが必要不可欠です。ママやパパが、英語教育のビジョンを持って、子どもが英語を楽しく身につけられるようにすることが大事ですよ!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

LOA LOA  カナダ在住のフリーライター。Web媒体で子育てや語学学習についての記事を多数執筆。8歳の息子が0歳のときからはじめた絵本の読み聞かせは、今では私たちの生活になくてはならないものになっています。これまでに息子と読んだ絵本や児童書は、日本語、英語、フランス語を合わせて数千冊。息子が笑顔になる絵本を見つけるのが喜びです。