2017年12月30日 公開

家族で遊ぼう!羽根つきのルール

お正月の風物詩である「羽根つき」の由来をご存じですか?実は、羽根つきには子どもや家族にいつまでも健康でいてほしいという願いが込められているんです。羽根つきのルールを覚えて、家族で盛り上がってみてはいかがでしょうか。

お正月の風物詩である「羽根つき」の由来をご存じですか?実は、羽根つきには子どもや家族にいつまでも健康でいてほしいという願いが込められているんです。羽根つきのルールを覚えて、家族で盛り上がってみてはいかがでしょうか。

お正月にはどうして羽根つきをするの?

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羽根つきには、魔除けの意味があるのをご存じでしょうか?羽根の玉にはムクロジという植物の種子が使用されます。ムクロジは数珠にも使われる植物で、「無患子」という漢字表記から、魔除けになると考えられているのです。

また、羽根の形が蚊の天敵のトンボに似ていることからも、無病息災につながるとされています。昔は、蚊が疫病を流行らせる原因と考えられていたためです。

お正月に羽根つきをしたり、羽子板を飾ったりすることには、その年1年、子どもが健やかに過ごせますようにという願いが込められているのです。

羽根つきの道具を揃えよう

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羽根つきは、現代の「バドミントン」に似た遊びです。ラケット(羽子板)とシャトル(羽根)を用意しましょう。

罰ゲームに使う墨と筆も必要ですが、水性の筆ペンなどでも構わないでしょう。

また、羽子板には遊びに使うもののほか、魔除けとして飾るものもあります。押絵とよばれる技法で細工が施された羽子板がそれにあたります。繊細な絵柄が立体的に表現されているため、羽根つき遊びには使えません。

2人で遊ぶときのルール

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それでは、さっそく羽根つきに挑戦してみましょう。ルールは簡単です。

(1)羽子板を持つ2人が向かい合います。1人がサーブの要領で、羽根を羽子板で打ちます。

(2)相手は飛んできた羽根を羽子板で打ち返します。

(3)羽根が落ちてしまうまで繰り返しましょう。羽根を地面に落としてしまったほうが負けです。

勝った人は、負けた人の顔に墨を塗ります。シンプルですが盛り上がるので、ぜひ遊んでみてください。

羽根つきは1人でも遊べる

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羽根つきは1人で遊ぶこともでき、「揚げ羽根」という遊び方が有名です。羽根を落とさないように、上へ打ち上げられる回数を数えます。

数える場合には、「ひとめ ふため みやこし よめご……」という羽根つき歌を歌いました。歌詞は地域によって違いがあるので、おじいちゃんやおばあちゃんに聞いてみるのもおもしろいでしょう。数の勉強をかねて、「1、2……」と一緒に数えても楽しいです。

揚げ羽根は1人で記録に挑戦することもできますし、誰かと記録を競い合うこともできます。子どもと大人で対決するのも盛り上がるのでおすすめですよ。

羽根つきを子どもの遊びに取り入れてみましょう

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羽根つきのルールは非常にシンプル。最近では羽根つきをしたことがないという方も増えていますが、子どもにもルールが分かりやすく、家族全員で盛り上がることのできる楽しい遊びです。

お正月には、お子さまの無病息災を祈願して、家族で羽根つきをしてみてはいかがでしょうか?果たして、顔に墨が一番多く塗られるのは誰でしょうか?先に予想を立てて、結果と比べてみても楽しいでしょう。

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この記事のライター

コバヤシ トモコ
コバヤシ トモコ

奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー