自宅で学習をしている小学1年生が英検5級に合格するにはどうしたらいいのか?そのカギは「音読」にありました!ママミーヤ親子が5級の英検対策として重点的に取り組んできた「過去問の音読」についてお話します。
英検5級のレベル
英検5級では、中学校初級程度の簡単な問題が出ます。家族のことや趣味やスポーツなど、身近な話題が出題されます。
話題は小学校1年生の子どもでもわかる平易な内容です。それを英語で理解できるかどうかがポイントです。
娘、ミヤピーの英語学習をはじめてみたものの、目標もなくさまよっていた私に飛び込んできたのがこの「英検」。調べてみたところ、上記のように5級であれば子どもでも十分合格を狙えると確信。今後必要になってくる資格であることは明白ですし、持っていて損することはまったくないので、学習のマイルストーンとして利用してみることを考えました。
実際に受かるのか?
漢字も書けない、ひらがな・カタカナを学んでいる程度の子どもが英検に受かるものでしょうか?
大丈夫です。私の感覚だと4級までは簡単に受かります。ミヤピーが1年生のときに5級、4級を受験しましたが、問題なく合格しました。
「英検」というと身構えてしまいますが、実際の問題を見てみると非常に平易な文章で内容も簡単であることがわかります。少なくとも内容は小学校1年生の子どもが日本語で話す日常会話の話題よりずっと簡単なものです。
【失敗!】ミヤピーの英検対策
いくつもの教材を無駄にしてきました。
「単語本」をやってみた
まず定番の「単語本」を購入してみました。
語彙が増えれば英文が読めるという安直な考えでしたが…
1回もやらずに終わるという悲しい結果に。
なぜやらなかったか?それは、今まで絵本や児童書しか読んでいない小学1年生のミヤピーにとっては、書いてある内容が難解すぎたのです。そして、何を目的にした本なのかもミヤピーにはさっぱり理解できず、興味をもたせることに失敗しました。
英検対策の参考書を買ってみた
購入してみたものの全く手をつけることなく終わりました。理由は、ここまで読んでくださった方はもうおわかりでしょうか……。
ミヤピーはまだ、解説が読めないのです(涙)。
英文自体は極めて簡単なものなのですが、解説は中学生以上を対象にした文体で書かれており、一人で読むこともできず、面白くもなく……。
最初、ミヤピーはパラパラとめくって読んでいたようですが、ものの数分で諦めていました。私が書店で参考書を見たときは「わかりやすい!」と思ったのですが、そう思ったのは大人の感想。実際にやるのはミヤピーだったことをすっかり忘れていました……。
失敗から学んだこと
日本語の解説が難しいという思わぬトラップにハマったママミーヤ親子。万事休すと思われましたが……。
実際に出てくる問題を見ると、扱われている英文そのものは極めて平易です。ミヤピーが話す日本語の比ではないほど簡単なものです。
小1英検対策でピンときた!
その平易な英文を見ていて、私はピンときました。問題集にこだわらず、英検の問題そのものに触れさせたほうが今のミヤピーには簡単なのではないか!?
だって、出てくる英文は「I like to play tennis. 」程度の簡単さです。
この簡単な文章を一緒に読む練習をしました。
ただ一緒に読むだけではありません。読みながら意味を伝えます。伝え方も工夫しました。日本語で、「私はテニスが好きです」と教えるのではなく、できるだけ英単語やジェスチャーを使って教えるようにしました。
家庭での、実際の英検学習方法
この勉強法にたどり着いてからは、過去問の英文を一緒にひたすら音読しました。読める単語もあれば読めないものもあります。それでOK。とにかくどんどん読む、それを繰り返します。
たまに意味がわからずつまづくこともあります。
たとえば、「I like an apple.」ってなに?と聞かれたら。そのときは、英文の意味を伝えつつ、以下のように私自身が好きなものの話しをlikeを使って教えていきました。
たまたま手元にあるクッキーをぱくりと食べて、
「Yummy~」と言ったあと「I like cookies!!」
とオーバーリアクション気味に伝えました。
次に、クッキーを食べて、不味そうな表情をし
「I don’t like cookies…」
と言ってみました。don’tの部分を強調して言います。
理屈ではなくイメージで伝えるのです。この方が、子どもは意外と理解できるのです。こういったことを繰り返していくと、英語の語順などを自然と理解できるようになっていきます。
過去問の音読を続けた結果
子どもの吸収力はすごいです。5級はらくらく合格。平均点を大幅にクリアしました。
過去問をどんどん音読してイメージを掴むことに務めるだけで、5級は合格できると思います。英語の音になれていると、内容が簡単なのでリスニングは満点を狙えるでしょう。
実際、ミヤピーはリスニング満点でした。ここは継続していた「かけ流し」の効果を実感したところでした。
筆記は4択問題ですが、迷わせる問題はあまりありません。正解以外の選択肢は「ありえないような内容」だったりするのでわかりやすいです。
私自身英語を習いはじめたのは中学生になってから。英検なんて英語が得意な人が受ければいいものだと考えていた時期もあります。でも、やれば小学生でも、さらに1年生でも合格できます。
もっと大きくなってから……と考えず、少しトライしてみるのはいかがでしょうか?
次回もお楽しみに!