2016年08月14日 公開

産後4カ月で復職?シンガポールの働くママの強い味方とは

子育てをしながら好きな仕事もしっかりとやりたい!そんな働くママの間で注目されているのがシンガポールなんです。シンガポールでは住み込みメイドさんが珍しくなく、ママが仕事に専念できるシステムが充実しています。今回はそんなシンガポールの子育て事情を紹介します。

子育てをしながら好きな仕事もしっかりとやりたい!そんな働くママの間で注目されているのがシンガポールなんです。シンガポールでは住み込みメイドさんが珍しくなく、ママが仕事に専念できるシステムが充実しています。今回はそんなシンガポールの子育て事情を紹介します。

シンガポールでは当たり前!?計画出産と無痛分娩

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シンガポールでは多くのママが計画出産と無痛分娩を選択しているそうです。
計画出産とはあらかじめ出産日を決めて、陣痛促進剤を使い出産する方法のことです。出産日を決めておくことで、出産前の仕事を計画的に行うことができ、復職のタイミングなども計画しやすいというメリットがあります。
また、無痛分娩は母体への負担が少なく、回復も早いといわれています。もちろん、陣痛促進剤や麻酔を使用することにはリスクも生じます。
そんなリスクもきちんとふまえたうえで、シンガポールの働くママたちは復職に向けて計画出産と無痛分娩を選択しているのです。

産後ママの強い味方!ナニーさんとメイドさん!

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シンガポールの子育ての一番の特徴といえば、「住み込みメイドさん」がいることです。
共働きの家庭では必ずと言っていいほどメイドさんを雇っており、メイド部屋が付いている物件も珍しくないそうです。
メイドさんにもさまざまあり、産後1カ月間住み込みでママや新生児のお世話を専門にしてくれる人を「コンファインメントナニー」と呼びます。
「ナニーさん」と呼ばれることが多く、政府が認めた派遣エージェント企業にて新生児を扱うトレーニングを受け、政府が行っている研修を修了したあと、家庭に政府から派遣されます。
ナニーさんたちは新生児ケアのスペシャリストで、掃除や洗濯はもちろんのこと母体の回復を考えた料理の提供や夜中のオムツ替えなどママと赤ちゃんのことを一番に考えて寄り添ってくれるのです。
多くのナニーさんやメイドさんたちはフィリピン人やインドネシア人などの外国人で、ママが復職後はメイドさんが住み込みで家事を行ってくれます。
費用はナニーさんが1日1万円程、メイドさんが1カ月8〜10万円程などですが母親が働いている場合に限っては、メイドさんを雇う際にかかる税金の控除制度があるなど、国をあげて支援しているのです。

頼りにしてます!おじいちゃん、おばあちゃん

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メイドさんもとても心強い存在ですが、同じくらい頼りになるのもおじいちゃん、おばあちゃんです。
シンガポールでは3世代同居に助成金を出しており、この制度を使って家を購入するパパやママも多いそうです。
おじいちゃん、おばあちゃんが近くにいることで、ママが働いている間はおじいちゃんやおばあちゃんがお子さまの面倒を見てくれたり、病気などのアクシデントの際にもサポートしてもらえるなどママが安心して働ける環境を整えることができます。

国全体で働くママを支援するシンガポール

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日本とシンガポールの女性の就業率を比べてみると、平均初婚年齢や第1子出産年齢にはそれほど違いがないのにも関わらず、シンガポールの方が就業率や管理職の女性比率が高く、男性との賃金格差も少ないそうです。
女性も男性も同じように活躍できる環境があるからこそ、出産した後も「少しでも早く復職したい!」という気持ちになるのではないでしょうか。
また、会社側でも働くママと相談のうえ、時短勤務や自宅勤務などさまざまな勤務体系を提供していることで子育てと仕事の両立を促しています。

働くママが安心して子育てにも仕事にも向き合えるように

シンガポールでは国による子育て支援やさまざまなワークスタイルが充実しており、働くママが子育ても仕事もがんばることができる体制が整っています。
ひとりひとりが活躍することによって国全体ももっと輝ける、そんなシンガポールの子育て事情の紹介でした。

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この記事のライター