お子さまが少しずつ「ひらがな」の読み方を覚えてきたら、次は書く練習を始めたいですね。たくさんドリルが売られていますが、どんな特徴があるのでしょう?ここではおすすめの「ひらがな練習帳・ドリル」をご紹介します。
「1日5分でじがかけるほん ひらがな 決定版」
著者 :あきやま かぜさぶろう
出版社 :講談社
2008年の出版以来累計118000部も刊行されている「1日5分でじがかけるほん ひらがな」というドリルを、読者からのリクエストに応えて改良した「決定版」です。このドリルの特徴は、一画一画の書き方に「よこぴー」「たてぴー」などと言葉をつけてあるところですが、「くるっぴー」「ななめぴー」などの線の書き方の言葉がシンプルに「くるり」「ななめ」などとなり、より口ずさみながら書きやすくなっています。また練習スペースも増えました。
それぞれの文字と関連したお絵かきも練習でき、文字の練習の息抜きにも楽しめます。
「新えんぴつひらがなれんしゅうちょう」
著者 :吉田 琴泉(著)/吉田 宏(監修)
出版社 :金園社
書道教室などでも採用されている「新えんぴつひらがなれんしゅうちょう」。「あ」からではなく「く」など一筆で書ける文字から練習していきます。「とめ」「はね」「はらい」が分かりやすい大きなお手本はとても見やすく、はじめてひらがなを練習するお子さまにぴったり。お手本が手書き文字なのも、きれいな文字を書くのにより分かりやすいですね。
文字だけでなく「ことば」の練習や、切り取って使える五十音表も付いています。
「なぞらずにうまくなる子どものひらがな練習帳」
著者 :桂 聖(著)/永田 紗戀(著)
出版社 :実務教育出版
一般的な文字の練習帳は、まず最初に「なぞる」ものが多いですね。実は「なぞる」作業は嫌いな子どもが多く、考えて書くことをしないという考えから、「なぞらない」で練習効果を上げるという方法を採用しています。
それぞれの文字にはイラストでポイントが示してあり、それを読みながら絵描き歌のように楽しんで書き方の特徴を覚えられるようになっています。こちらも「あ」からはじまらず、書き込んでことばを覚えるワークも付いています。
ひらがなが半分程度書けるようになったら「ひらがなおけいこ」
出版社:くもん出版
身近な言葉を通してひらがなの読み書きを定着させる、くもんの幼児ドリルです。
まずは、書きやすい文字から練習し、1文字ごとに練習したあと、たくさんのことばのなかでくり返し書き、自力書き(お手本をなぞらずに自分で書くこと)の力をつけます。
つぎに、「きっぷ」の「きっ」などの促音や、「きゃ・きゅ・きょ」などの拗音を練習し、促音と拗音の読み書きを定着させます。
さいごに、ひらがなを50音表のなかで書いて、ひらがなの読み書きの仕上げをします。
「子どもの美文字 ひらがな練習帳」
著者 :中山佳子
出版社 :朝日新聞出版
未就学のお子さま向けの「美文字」練習帳です。変な癖がついてしまう前にきれいに書けるポイントを覚えることは、美文字への一番の近道かもしれませんね。整った字のバランス・とめ・はらいなどが自然と身につきます。
鉛筆の正しい持ち方や姿勢、お手紙の書き方などのページもあり、美文字のポイントはパパママにも役に立ちますよ。
美しい文字は一生の財産になります
ひらがなは日本語の中でも最も多く使い、重要な文字です。はじめて文字を書くときから、なるべく丁寧できれいな文字を書けるよう、お子さまに合った練習帳やドリルを選びましょう。