2018年3月24日 公開

子どもに人気の詩集5選 楽しみながら想像力と語彙力アップ!

ご紹介する詩集は人気の詩人の作品を子ども向けにまとめたものです。自然・日常生活から受けた感動をダイレクトに伝える詩に、子どもはもちろんパパママも引き込まれるはず。幼児の読書習慣づけにもおすすめです。詩集の中の多種多様な「ことば遊び」を親子で楽しんでみませんか。

読書習慣を身につけるきっかけに

読書習慣の定着には子ども向けの詩集がおすすめです。絵本の読み聞かせだと途中で飽きてしまうこともありますが、短い詩ならきっと大丈夫。

短時間で1つの作品を読み切ることができるので、集中力が途切れにくいでしょう。

一線で活躍する詩人たちの「厳選されたことば」と「思わず口に出したくなる楽しいリズム」で子どもの想像力がふくらみます。

音読で記憶力と読解力をアップ

多くの小学校で行われている音読指導。就学前の幼児期に音読に慣れておくことで、小学校の学習生活スタートがスムーズになるでしょう。声に出して読むことは脳を活性化し、記憶力・読解力・語彙力・集中力を伸ばします。

平易なことばで書かれている子ども向けの詩は幼児期の音読スタートにぴったりです。ぜひパパママも大きな声で一緒に音読しましょう。音読の楽しさに子どもが夢中になるはずです。

子どもの心をわしづかみ『たいようのおなら』

タイトル:子どもの詩集 たいようのおなら
著者  :灰谷健次郎(編)、長 新太(絵)
出版社 :のら書店

子どもが書いた詩を集めた詩集です。子どもの知っていることばだけで、ストレートに表現された詩は読み手の心を揺さぶります。

自然・親・動物などを澄んだ目で観察して書かれた詩は、短いことばで対象物の真髄を表しています。

子どもが共感を持つ詩でも、大人は少しどきりとするかもしれません。児童文学の第一人者である灰谷健次郎氏の解説が、詩の味わいを一層深いものにしています。

ユーモラスで読みやすいけれど、深い内容の詩集。平易さと軽快なリズムの詩の連続に親子ではまってしまいそう。

親子であたたかい気持ちになれそう『すき』

タイトル:詩の風景 谷川俊太郎詩集 すき
著者  :谷川俊太郎(著者)、和田誠(絵)
出版社 :理論社

『二十億光年の孤独』をはじめ、80冊以上の詩集を出版している谷川俊太郎氏と、日本を代表するイラストレーター和田誠氏がコンビを組んだ詩集。

すべてひらがなで書かれた詩は、子どもと対等な目線で向き合って書かれていることを感じます。人・もの・自然に愛情を向けた詩は、読むたびに優しい気持ちになれるはずです。

命を優しく厳しく表現する詩と、親しみやすく表現力のあるイラストがベストマッチしているロングセラー詩集です。

版画と詩で想像力が育つ『版画 のはらうた』

タイトル:版画 のはらうた I
著者  :くどうなおこ(詩)、ほてはまたかし(画)
出版社 :童話屋

詩人・童話作家である工藤直子氏の作品は、愛情や道徳をわかりやすく、押し付けがましくなく教えてくれます。

『のはらうた』は身近な生き物たちの気持ちになって書かれた詩集です。

かまきりりゅうじ・ふくろうげんぞう・こいぬけんきちなどの生き物たちがいきいきと日常生活をうたいます。読んでいるうちに動物になりきってしまいそう。

素朴で優しい作風が人気の版画家・保手浜孝氏の動物版画が、子どもたちの想像力を一層かきたてます。

日本・海外の有名詩人の詩集『パタポン1』

タイトル:幼い子の詩集 パタポン①
著者  :田中 和雄(編)
出版社 :童話屋

日本・海外の子ども向け名詩を集めた詩集です。喜怒哀楽に富んだ詩の数々はテンポの良いものが多く、楽しく読みやすいです。

語彙力の少ない幼児でも無理なく読める詩は、優しさや躍動感にあふれたものばかり。

「優れた表現力・美しいことばの響きなど名詩の良さを子どもに伝えたい」、そんな気持ちを叶えるアンソロジー。子どもの成長につれて、詩の受け止め方やお気に入りの詩が変わっていくのも楽しめそうです。

記憶に残る名詩がいっぱい『おーい ぽぽんた』

タイトル:おーい ぽぽんた
著者  :茨木 のり子(編集委員) / 大岡 信(編集委員) / 川崎 洋(編集委員) / 谷川 俊太郎(編集委員) / 岸田 衿子(編集委員) / 柚木 沙弥郎(画)
出版社 :福音館書店

詩・俳句・短歌166篇からなる『おーい ぽぽんた』は日本語の美しさを伝える良書です。日本の代表的詩人である金子みすゞ氏や中原中也氏らの作品が収められています。

「心と頭が柔軟な子どもたちに音読してもらいたい、まるごと暗唱してほしい」という気持ちから作られた詩集。

短歌・俳句というと幼児には難し過ぎるのでは?と思われるかもしれません。『おーい ぽぽんた』の短歌・俳句は音の響きを楽しむだけで大丈夫。ことばや意味がわからなくても、子どもは音からイメージをふくらませることでしょう。

パパママも「ことばの響き」を楽しもう

詩を読むことは、ことばを楽しむこと。子どもと一緒に詩集を読むことは「ことば遊び」と考えても良いのではないでしょうか。

子どもと一緒に詩集を読む際は、パパママもリラックスして楽しみましょう。つっかえたり間違えても気にせず、子どものペースに合わせて読み進めます。自由に「ことばの響き」を楽しむことで活字を読むことが身近になっていくはずです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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aotanaoao aotanaoao  小学1年生の娘を育てる兼業主婦です。遊びながら知育できることを日々模索中。 英会話教材、学習テキストを使ってマイペースで家庭学習を楽しんでいます。