2016年12月27日 公開

除夜の鐘をつきに!子連れで行きやすいお寺5選【東京】

鎌倉時代にはじまったと言われる「除夜の鐘」。大晦日の年中行事として、人間の煩悩の数とされる108回の寺院の鐘が夜空に響き渡ります。新しい年の午前零時にかけて、この日だけはお子さまの夜更かしを許し、日本の伝統行事を体験しに行きませんか?

鎌倉時代にはじまったと言われる「除夜の鐘」。大晦日の年中行事として、人間の煩悩の数とされる108回の寺院の鐘が夜空に響き渡ります。新しい年の午前零時にかけて、この日だけはお子さまの夜更かしを許し、日本の伝統行事を体験しに行きませんか?

「築地本願寺」で神聖な年越しを体験

 (78479)

cdrw / shutterstock.com
中央区築地にある「築地本願寺」は、京都の「本願寺」を本山に持つお寺です。
大晦日の「除夜会」は22:00に開門し、先着350組に除夜の鐘をつく整理券が配布されます。23:00の法要後に除夜の鐘をつきはじめ、23:59からは新年のカウントダウンを行います。

境内には築地本願寺のロゴマークをかたどったキャンドルアートや、誰でもたたくことのできる「平和の鐘」があるので、気軽に足を運んでも十分に神聖な雰囲気の中、除夜の鐘の音や年越しを楽しむことができます。
温かいココアと甘酒が用意されているので、お子さまと一緒にいただいて温まりながら順番を待ったり、疲れてしまったら境内の平和の鐘をたたくだけでも大晦日の気分を味わえることでしょう。

この日はお子さまも夜遅くまで起きていることになるので、昼間にお昼寝をさせたり、小さなお子さまなら万が一途中で寝てしまっても大丈夫なように準備しておくと良いでしょう。
目に映る大晦日の寺院の雰囲気は、きっとお子さまの印象に深く残ります。

【所在地】
東京都中央区築地3-15-1
【本堂参拝時間】
4月~9月 6:00~17:30
10月~3月 6:00~17:00
【アクセス情報】
東京メトロ日比谷線築地駅 徒歩約1分
東京メトロ有楽町線新富町駅 徒歩約5分
都営地下鉄浅草線東銀座駅 徒歩約5分
都営地下鉄大江戸線築地市場駅 徒歩約5分

日蓮宗の大本山「池上本門寺」にでかけよう

池上本門寺 梵鐘|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (78482)

東京都大田区にある「池上本門寺」は日蓮宗の七大本山の一つです。約7万坪の寺領は法華経の字数に合わせているのだとか。

大晦日には23:00から先着600組に整理券が配布され、除夜の鐘をつくことができます。
大変に広く混み合いますのでお子さまとは離れないように注意が必要です。

【所在地】
東京都大田区池上1-1-1
【アクセス情報】
東急池上線池上駅 徒歩10分
都営浅草線西馬込駅 徒歩12分
JR京浜東北線大森駅からバス 本門寺前バス停 徒歩5分

東京タワーのすぐそば、「増上寺」で除夜の鐘をつこう

増上寺と東京タワー|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (78480)

浄土宗七大本山のひとつである「増上寺」は、浄土宗正統根本念仏道場の大きな寺として創建されて以来、さまざまな苦難と戦争の被害を乗り越えて昭和49年に大殿が再建されました。
大晦日の除夜の鐘は12月1日より冥加料を納めると鐘つき券と引き換えられ、1番鐘の後、4人一組で、全部で108つの鐘を鳴らします。
東京タワーやプリンスホテルに囲まれた寺院は明るく、お子さまとの夜の外出も比較的安心です。

【所在地】
東京都港区芝公園4-7-35
【アクセス情報】
JR線・東京モノレール浜松町駅 徒歩10分
都営地下鉄三田線御成門駅 徒歩3分
都営地下鉄浅草線・大江戸線大門駅 徒歩5分
都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅 徒歩7分
東京メトロ日比谷線神谷町駅 徒歩10分

「圓融寺」で大晦日の夜を楽しもう!

円融寺 (目黒区碑文谷) - 写真共有サイト「フォト蔵」 (78483)

Rubber Soul/CC BY 2.1 JP
東京都目黒区碑文谷の静かな住宅街にある「圓融寺」は、平安時代の853年に創建されたと言われる天台宗の由緒ある古いお寺です。
大晦日の除夜の鐘は、23:30から108打限定で行われますが、先着順に整理券が配られるので開始前に列に並んで待ちます。
また、国の重要文化財に指定されている「釈迦堂」には、2012年より大晦日にプロジェクションマッピングで幻想的なアートや子どもたちの描いた絵を投影する「プロジェクションマッピング奉納」を行っていて、21:00から30分ごとに5回迫力あるプロジェクションマッピングを楽しむことができます。

【所在地】
東京都目黒区碑文谷1−22-22
【アクセス】
JR目黒駅から東急バス 碑文谷二丁目バス停 徒歩3分
東京メトロ西小山駅 徒歩15分
東京メトロ洗足駅から東急バス 円融寺前バス停 徒歩3分

「西新井大師」で特別な年明けを過ごそう!

西新井大師|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (78484)

正式名称「五智山 遍照院 總持寺」は、「西新井大師」として有名ですが、天長3年の826年に弘法大師が創建したと言われる真言宗豊山派の寺院です。
大晦日は年明けの午前零時より除夜の鐘をつきはじめますが、一般には制限なく、並んだ人は必ず鐘をつくことができます。
午前零時という遅めの時間から全員鐘をつけるため、お子さまは「除夜の鐘つき」に備えて一旦睡眠をとってから訪れることもできるので、比較的親子では訪れやすいかもしれません。

【所在地】
東京都足立区西新井1-15-1
【アクセス情報】
東武大師線大師前駅 徒歩5分
日暮里舎人ライナー西新井大師西駅 徒歩20分

「除夜の鐘」で清らかに年越しを

除夜の鐘|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (78481)

除夜の鐘の数は、108つということで諸説ありますが、数に変わりはありません。しかし、寺院によっては108つ以上つくところもあり、つきはじめる時間も年越し前に107つ、年が明けてから1つ、という説に限らずまちまちです。
しかし、荘厳な除夜の鐘の音は日本の伝統を感じることができ、お子さまにはぜひ体験させてあげたい行事のひとつです。寒さと人ごみには十分注意して、楽しい年越しを過ごしましょう。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター