仕事終わりに子どもをお迎えに行き、帰ったら夕飯、お風呂、寝かしつけ……とまったく余裕がないのが共働き世帯の実情。そんな中で受験対策なんてどうやってするのでしょう?ママミーヤのおすすめは「お手伝い」です。お手伝いは受験にも役立つことがたくさんありますよ!
小学校受験に直結している「日常のお手伝い」
働く母にとって帰宅後の時間は家事に子どものお世話に大忙し。その上受験の準備も……となるとてんやわんや。まさに猫の手も借りたい!という状況です。
そんな時は、いっそ、子どもにお手伝いをしてもらうといいと思います。なぜなら、お手伝いが受験の準備にもなるのが「小学校受験」だからです。積極的に日常のお手伝いをお願いしましょう!
小学校受験の試験でみられる「お手伝い」
お手伝いと小学校受験には、どんな関連があるのでしょうか?
小学校受験はペーパー試験だけではなく「行動観察」が重視される学校が多いです。その行動観察の中に、お手伝いで磨かれる要素が多々含まれています。
行動観察は、普段からの振る舞いが問われる試験ですので、
・自分のことは自分でやる
・家族の役に立つことを積極的にやる
・常識を知る
ということを重視して、お手伝いにも取り組むと試験対策として有効です。
行動観察についてはこちらの過去の記事をご覧ください。
行動観察対策は失敗続き…「『お受験』はじめました!」vol.18 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
どんなお手伝いをさせるか?
とにかく幼稚園児と比べて時間がない保育園児。なので、やみくもに「あれやって」「これやって」とお願いするのは、時間がすごくもったいない!
ではどんなお手伝いがいいのでしょう?受験にも役に立つお手伝いをご紹介します。
洗濯物をたたむ
「洗濯物をたたむ」という動作は、実際に行動観察などで出る項目です。子どもにやってもらうことできれいにたたむ練習になりますし、親としても大変助かるお手伝いです。
最初はハンカチなど簡単にたためるものからはじめて、フェイスタオル、ズボン、Tシャツなど徐々にレベルアップしていきましょう。
試験ではハンカチ・タオルのような四角い洗濯物たたみの他、靴下など少し工夫が必要なものも出ることがあります。
丁寧に、すばやくできるように練習していきましょう。
テーブルセッティング
わが家では、まずテーブルを拭いてもらい、お箸やスプーン・フォークなどを並べてもらう作業をお願いしました。
テーブルはまんべんなく丁寧に、さらにスピーディに拭けるように練習しましょう。
きれいに拭けると気持ちがいいものです。気持ちがいいから次もやりたくなる。そんな良い循環ができるようになればいいですね。
床を拭く
雑巾で床を拭くこともお手伝いに取り入れることをおすすめします。学校によっては、雑巾をすすいで絞るという指示が試験に出されたことがあります。
そして、雑巾がけの動きは運動になります。足腰を鍛えることにも結びつきます。子どもにとっては意外と楽しいお手伝いのようで、わが家のミヤピーも大好きなお手伝いの一つでした。
筑波大学附属小学校で必ず出される「クマ歩き」の対策にも役立ちます。
明日の予定を確認・支度
ご家庭では、登園やお出かけのときのハンカチ・ティッシュなどの準備は誰がしていますか?朝の支度は子どもでもできることとして、ぜひお任せしてみてください。
一度にたくさんやらせるのではなく、毎日少しずつやれるところから子どもにやってもらいましょう。子どもが難しいと感じている部分は、親が言葉で促しつつ、手を貸しながら。ゆくゆくは、自分で何を準備しなければいけないかを考えて行動できるよう、導いてあげてください。
子どもが一人で全部の準備を時間通りにできるようになるには、時間が必要です。毎日の小さな積み重ねこそが大切です。毎日のルーティンとして「やることが当たり前」になっていけばいいですね。
役に立っていることを実感させるのは親次第!
うまくできてもできなくても、やってくれたことに対してオーバーに喜ぶことも親の役目として重要です。
基本的に子どもは誰かが喜んでくれた、役に立ったという実感を糧に成長していくものだと思います。褒められた時には嬉しそうな、そして誇らしげな顔を見せてくれます。
はっきり言って、ミヤピーも上手にできてないことが山程ありました。今でさえ、決してお手伝いが上手とは言えませんが、
「手伝ってくれてすごく助かった~!」
「ありがとうね~!!」
とややオーバーに感謝の気持ちを伝えています。それくらいがちょうどいいと思っています。
子どもをどうノセていくか?親のパフォーマンス力が子どものやる気を育てるかもしれない……とママミーヤは思っております。
次回もお楽しみに!