2018年12月18日 公開

イヤーマフの作り方!冬コーデのポイントに「ファーイヤーマフ」

冷たい空気から耳を守り、保温してくれるイヤーマフ。冬の通園・通学に欠かせない防寒アイテムです。こちらでは保温性・オシャレ度ともに高いファーイヤーマフの作り方をご紹介。身近な材料で簡単に作ることができますが、安っぽくは見えないところがポイントです。

冷たい空気から耳を守り、保温してくれるイヤーマフ。冬の通園・通学に欠かせない防寒アイテムです。こちらでは保温性・オシャレ度ともに高いファーイヤーマフの作り方をご紹介。身近な材料で簡単に作ることができますが、安っぽくは見えないところがポイントです。

肌触りが良く暖かいファーイヤーマフ

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体温調節機能が未発達な子どもにとって、冬の冷気は体温を奪い、体調を崩すきっかけにもなります。しっかり防寒して、体温をキープしてあげましょう。

このとき保温性の高いインナー・アウターで体はしっかり防寒できても、顔は丸出しになってしまいます。顔に感じる冷気を和らげて、体感温度を上げるなら耳を暖めるのが効果的。体の末端である耳は冷えやすく、冷えることで頭痛の原因になる場合もあります。イヤーマフで冷気を遮断することで、かなり暖かく感じるはずです。

今回ご紹介するのは、毛足の長いファー素材を使ったイヤーマフの作り方。フワフワでボリューミーな見た目がかわいいことはもちろん、暖かい空気をたくさん抱え込むので保温性も抜群です。柔らかで肌触りが良いため、小さな子どもでも着けやすいでしょう。

材料

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・ファー生地(画像の生地は50cm×55cmのはぎれ)
・綿(ぬいぐるみなどに詰める用)
・シンプルなカチューシャ(子どものサイズにあったもの)
・メジャー
・はさみ
・糸
・針
・待ち針
・チャコペンシル

作り方

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まずはファー生地をパーツごとに裁断しておきます。カチューシャ部を覆う布・耳あて部分の生地分量を確認しましょう。

1.カチューシャの長さ・幅をメジャーで測ります。「長さ+5cm」「幅(最大部分)×2+2cm」の数値を出してください。このカチューシャの場合、長さ45cm・幅10cmの長方形の生地が必要でした。

2.子どもの耳に合わせて耳あて部分の大きさを決めます。今回は直径12cmの耳あてにしたいので、縫い代を含めて、直径15cmほどの円状の生地が必要ということです。

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3.チャコペンシルで縦10cm×横45cmの長方形1個、直径15cmの円4個を生地の「裏側」に描きます。

4.はさみを生地と垂直になるように動かし、裁断していきましょう。

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5.長方形の布を画像のように半分に中表(表地が裏にくるように)で折り曲げ、待ち針で留めます。

6.2cmの縫いしろをとって、短い1辺を残してL字型に波縫いをしましょう。細長い袋状になるはずです。

なみ縫い

手芸の基礎「なみ縫い」を動画で確認できます。
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7.指または菜箸等を使って生地を裏返していきます。
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8.裏返した状態です。ファー表地が外側に出ています。生地を整えて真っ直ぐにしましょう。
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9.カチューシャに生地を通していきます。
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10.生地を通したら、両脇をカチューシャの長さに合わせて内側に折り込み、波縫いします。
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11.耳あて部分のパーツ2個を中表にして重ね、チャコペンシルで直径12cmの円を描きましょう。

12.チャコペンシルで描いた線に沿って、波縫いします。ずれやすいようなら、待ち針で留めてみてください。周径が残り約3cmのところで玉留めします。

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13.縫っていないところから生地を裏返しにします。
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14.綿を適量入れましょう。詰めすぎても固くなってしまうので、触り心地を確かめながら入れていきます。
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15.カチューシャを差し込み、耳あての縫っていない部分を内側に折り曲げながら、かがり縫いをしてください。

かがり縫い

かがり縫いを動画で確認しましょう。
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16.もう片方も同じようにカチューシャを差し込みます。耳あての縫っていない部分を内側に折り曲げながら、かがり縫いで留めましょう。
17.耳あての向き、綿のボリュームを手で整えたら完成です。
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全体がファーなので、かわいさもありつつリッチで大人っぽい雰囲気です。ボリューム感が子どもの小さな顔をより一層キュートに引き立てます。黒いファーで大人っぽく、茶色のファーでカジュアルに、パステルカラーのファーでポップに……。ファーの色を変えると印象が全く変わります。色違いで作っても、コーディネートの幅が広がって楽しそうです。

手作りイヤーマフのキットもある

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こちらではカチューシャから手作りをしましたが、カチューシャ部分と耳あてパーツがセットになった「イヤーマフ手作りキット」も販売されています。300円前後で購入できるため、「しっかりとした作りにしたい」という方は手芸屋さんもしくはネットで捜してみるのも一案でしょう。

ただし、耳あてとカチューシャが別パーツになったものは、完成後に外れてしまうこともあるようです。耳あて部分に生地を取り付ける前に、カチューシャパーツとの接合部をグルーガンなどでしっかり接着しておくのがベター。綿を詰めてしまえば、パーツが当たって耳が痛くなるようなことはありません。

イヤーマフ作りを子どもと一緒に楽しもう

まずはお子さまと一緒に、生地選びをしてみましょう。「自分で選んだ生地」は、それだけで作業のモチベーションが上がります。できあがったイヤーマフにも愛着がわきやすいでしょう。

ほかにもカチューシャの寸法を測る、生地を裁断、中表の生地の裏返し、チャコペンシルで印を描くなど、子どもができそうな作業工程は任せてみてください。短い時間でもパパママと一緒にもの作りを楽しむことで、集中力・自己肯定感・責任感などが育ちます。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

AOTANAOAO
AOTANAOAO

2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。