2017年1月12日 公開

子どもはどんなときに「うそ」をつく?うその理由と対処について

子どもは何歳からうそをつくのでしょうか?それはどんなとき? 子どものうそは、脳の発達にともない次第に増えていくものと考えられ、言わばうそは発達のマイルストーンと言われています。だからといって、どんなうそでも許してしまうのはよくないもの。子どものうそにはどう対処したら良いのでしょうか、一緒に考えてみましょう。

うその定義から考える「人間がうそをつく理由」

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ドイツの心理学者シュテルンはうその定義を「うそとは、だますことによってある目的を達成しようとする意識的な虚偽の発言である」としています。

乳幼児期には、「ある目的を達成しようとする」という認識がないまま、事実とは異なる言動をしてしまう場合があります。この場合、その子どもは、そもそもうそをついていません。

しかし、だんだん脳の発達に伴い知能があがってくると、「ある目的を達成する」ために事実と異なる言動をする(うそをつく)ようになります。
知能の高い子どもでは、2~3歳からこのようなうそをつくようになるともいわれています。

子どもは親からうそを覚える?

嘘を覚える原因の大部分を占めるのは、親などの身近な大人である。
「子どもは親からうそを覚える」というと、ちょっとショッキングかもしれません。
しかし例えば、知らない人からの訪問に「いないと言って」と言ったり、子どもとの約束をうっかり忘れてしまったり、することがあるかと思います。
こうした生活の経験中で子どもは、「うそをついてもいいんだ」ということを身につけてしまうのです。

しかし、うそは全てが悪いわけではありません。うそも方便という言葉がありますが、うそは身を守る為の必要な知恵でもあるのです。

「うそ」は脳が正常に発達している証

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上に述べたとおり、うそは脳の発達にともなって自然にあらわれるものだそう。
したがって、うそをつけるということは脳が正常に成長している証だといえます。実際、知能の高い子どもほど、うそやごまかしが多くなる傾向があるそうです。

また、うそには目的がありますので、「なぜうそをついたのか?」をまずはきちんとパパママが子どもに聞いておくことが大切です。
子どもがうそをついたからといって、「うそついちゃダメでしょ!」と問答無用で叱ってしまうのは、対処の仕方として効果があるとは言えないでしょう。

When children lie they are simply reaching a developmental milestone - EmaxHealth

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トロント大学児童学研究所の調査によると、2歳は20%、4歳までに90%がうそをつくことができたと報告されています。 また、重要な発達のマイルストーンに「うそをつける能力」を結びつけていて、うそは健康な脳の発達の不可欠な部分としています。

「報酬目的のうそ」にはどうすべき?

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人間は、ある目的を達成するためにうそをつきます。
子どもが「なんらかの報酬(見返り)」を目的にうそをついた場合はどうしたら良いでしょうか。

例えば「おかたづけがおわったらケーキを食べよう」とパパママにいわれたとします。子どもが、早くケーキ食べたさに終わってもいないおかたづけを「やった」と答えることって、ありますよね。

子どもとしてはほんの出来心でしょうが、パパママからすると放ってはおけません。
まずは約束が守られているか確認したうえで、守られていない場合は「おかたづけすんでいないじゃない。おかたづけしてからっていう約束だったよね。」と元のスタート地点に戻してあげましょう。

この場合、「うそをつくことは悪いこと」を諭すよりも、「パパママは結果を確認する」「約束は守られるもの」という認識を子どもに持たせることの方が大切です。

「自分を守るためのうそ」への対処法は?

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「自分を守るためのうそ」というものがあります。

なにか失敗したり、お友だちを泣かせてしまったりして、子どもながらに自分に責任を感じながらも、「やっていない」とうそをつくケースを想定してみてください。このときのうそは、人間の防衛本能のあらわれと言えます。

子どももどうしてよいかわからず、自分自身も傷ついていることもあるので、パパママは子どもの目線におりていき経緯をきちんときいてみましょう。「どんなことがあったの?」「なぜそうなったの?」子どもも興奮したり落ち込んだりしていてうまく説明できないかもしれません。パパママが落ち着いて順序よく導きだしてあげたいものです。

こういうケースでは、「うそをつく」よりも、過ちを素直に認め相手にごめんねを言う方が問題解決に繋がるということを子どもが学ぶ良い機会になるでしょう。

「誰かを守るためのうそ」は?

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子どもは、仲の良い友だちなどが叱られるのを防ぐために、とっさの判断でうそをつく場合があります。

こうした場合、パパママは子どもの「うそをついてでも、弱い立場の誰かを守りたい」という純粋な気持ちを大切にしてあげたいものです。

「うそはいけないけれども、友だちの気持ちを考えてあげられてよかったね」と声をかけてみてはいかがでしょうか。

まずは「うそをついた理由」を知ろう!

うそには目的があり、うそをついた理由をまず知ることが大切です。
その理由により対処方法もさまざまですので、うそをついたことを叱るより話しをきいてみてはいかがでしょうか。

もちろん、うそをつくことは良くないと折々にふれ諭すことも必要です。

子どもはパパママを見て色々なことを学びます。
良いうそもあるでしょうし、うそへの対処の仕方などもパパママが模範となれたら良いですね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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takutaku takutaku  雑誌の編集を経験後、フリーライターとして活動しています。