2018年8月12日 公開

子どもを傷つけないおねしょ対策!布団が濡れない方法や叱り方のポイント

子どものおねしょが治らないとき、布団やシーツの洗濯に追われて育児が一層大変に感じてしまいます。子どもはなぜおねしょをしてしまうのでしょうか?おねしょの原因や、明日からできるおねしょ対策についてまとめてみました。

なぜ子どもはおねしょをしてしまう?

子どもがおねしょをしてしまうのはよくある話で、ほとんどの場合特別な心配をしなくても、自然とおねしょをしなくなります。では、なぜ子どもはおねしょをしてしまうのでしょうか?

赤ちゃんは、おしっこをガマンするという感覚がありません。膀胱に水分が溜まると自然に排泄します。少しずつ成長し体の機能が整ってくると、ある程度おしっこをガマンできるようになり、昼間のおしっこの時間も少しずつ開いてくるように。ちょうど、トイレトレーニングを行うおむつはずれの時期がこのころです。

夜になると脳下垂体から抗利尿ホルモンが分泌されるようになり、夜中のおしっこの量を昼間の60%程度に抑えるようになります。同時に夜間、膀胱のサイズが大きくなり容量が増え、おしっこを溜めておけるようになるでしょう。

体や脳の機能は簡単に整うわけではないため、成功と失敗を繰り返しながらおねしょの頻度を減らし、コントロールできるようになっていきます。

おねしょをしてしまった子どもの気持ち

おねしょは、体や脳の機能が整うことで自然と卒業していくものです。本人の自覚やパパママの子育ての仕方とはあまり関係がありません。

そのため、子どもは朝起きておねしょをしてしまったことに気がつくと、驚きショックを受けます。怒られていなくても、迷惑をかけてしまったと感じる子どももいるようです。自分に自信がなくなり、夜眠るのが怖くなってしまうケースもあります。

ここで大切なのは、大人のほうから子どもの気持ちに寄り添ってあげること。おねしょはごく普通に起こりうるということ、不安になる必要はなく大丈夫だということ、自然と改善していくことなどを話して安心させてあげましょう。

おねしょが治まる時期

一般的に3~4歳頃、多くは幼稚園卒園頃までには機能が整うとされています。ただ小学校低学年で、10%程度の子どもはまだおねしょをしていると言われる一方、3歳以前におねしょを卒業する子どもも珍しくはありません。

おねしょ卒業の時期は個人差が大きいものです。なかには毎日おねしょをしていた子どもが、ある日突然しなくなるということもあります。

明日からできるおねしょの対策方法

子どものおねしょの悩みを抱えているパパママはたくさんいます。おねしょの頻度が下がるような効果的な方法はあるのでしょうか?

水分の摂取時間や量を調整

一番目に取り組みたいのは、寝る前に摂取する水分の量の調整です。気温が高い季節は注意しつつ、子どもが眠る2時間程度前から水分の量を減らすことがポイントになります。

就寝前にトイレに行かせる

膀胱に溜まる水分量を少しでも減らすため、眠る前にはトイレに行く習慣をつけることも大切です。「おねしょをしてしまうかも」という意識が、かえっておねしょを招いているケースも考えられます。トイレに行くことで、子どもの不安を少し和らげる効果も期待できるでしょう。

体を冷やさない

体が冷えていると、膀胱の筋肉が広がりにくくなります。眠る前にはお風呂に入り体を温めてあげてください。体をほどよく温めることで睡眠の質が上がり、ホルモンの分泌を促す作用も見込めます。

おねしょパンツ・ズボンを使用

毎日のおねしょに悩む親子に向けて、おねしょ対策用品もたくさん販売されているため、こうした便利グッズを使用するのもおすすめです。たとえば「おねしょパンツ」や「おねしょズボン」と呼ばれるものには、トレーニングパンツのように何層にも布が重ねられているタイプや、1回分のおしっこを吸収してくれる吸水パッドが縫い付けられているタイプもあります。

これらのアイテムを使用すると、おねしょ被害が布団にまで及ぶ可能性が低くなり、布団の汚れ防止にも役立つはず。普通のパンツとデザイン的にはあまり変わりないものを選ぶと、子どもの自尊心を傷つけずにすみます。

おむつはおねしょ対策で使わない方がいい?

おむつをしていると、おねしょが長引くのでは?と不安に思うパパママもいるかもしれません。しかし、おねしょで汚れたシーツや布団を毎日洗濯機に入れるのはひと苦労。育児の負担が増大します。おねしょの頻度が高いうちは、夜寝るときだけおむつを採用するのもひとつの手です。

年齢が高くなると、おむつをすることに子どもが抵抗を感じることもあります。そのような場合は、子どもの自尊心を傷つけないためにも、なるべく強制しないようにしてあげましょう。

一方でおむつを履くと不安がなくなり、安心して眠れるという子どももいます。子どもの気持ちを尊重することを念頭に、おむつをおねしょ対策で使うかどうかは、様子を見ながら判断してみてください。

おねしょしても大丈夫!布団が濡れないようにする方法

子どもが毎日おねしょをすれば、毎日布団やシーツを洗濯しなければならず、育児の負担は一気に大きくなります。おねしょ対策を事前に準備しておくことで、おねしょをしたときの負担を軽くすることも可能です。

たとえば子どもが寝るとき、子どもの下半身があたるベッドや布団の部分に多めのタオルケットを敷いておくと、汚れた部分だけを取り替えることができます。子どもにわからないよう準備したい場合は、布団とシーツの間に防水シートを敷いておくと、被害が及ぶのはシーツや布団カバーだけ。洗濯の手間を減らすことがでできます。

子どもが寝相で動くことも考えて、タオルケットは広めに、防水シーツは大きめのものを準備しておくと良いでしょう。

おねしょ対策でやってはいけないこと

子どもがおねしょをしてしまったとき、思わず声を上げそうになるかもしれません。しかし、そこはグッと堪えて叱らないようにしましょう。本人は無意識でしていることなので、おねしょは叱って治るものでもありません。叱ることでストレスになり、かえっておねしょがひどくなる可能性もあります。

また夜中にパパママがおねしょに気づいても、子どもは起こさないことが重要。夜中に起こしてしまうと睡眠の質が下がり、成長ホルモンや抗利尿ホルモンの分泌を阻害してしまう恐れがあるためです。

それでもおねしょが治らない場合は?

小学4年生~5年生頃になれば、完全におねしょをしなくなるケースが大半です。ただ6歳を過ぎても改善されない場合、おねしょとは呼ばずに「夜尿症」という症状が考えられます。

小学生になっても週3~4回程度おねしょをしてしまうとき、ホルモンや膀胱の容量ではなく、ストレスやそのほかの事柄におねしょの理由があるかもしれません。一度、医療機関を受診し先生に相談してみることをおすすめします。

おねしょをしてしまった布団の洗濯方法

洗濯のポイント

おねしょで汚れた布団を洗うときは、最初にタオルや紙おむつを使って水分を吸収しておくのがポイント。においや雑菌が残りにくくなります。

家庭用の洗濯機が布団の入るサイズであれば、そのまま洗濯機で洗いましょう。蛇腹状に折りたたみ、水や洗剤が流れやすいようにしてスイッチを入れてください。ぬるま湯を使うとより効果的に汚れを落とすことができます。

布団の乾燥方法

布団サイズでも乾燥できる乾燥機付き洗濯機なら、乾燥機能である程度水分を取り、天日干しにして完全に乾かせば完了です。天日干しの時間は午前10:00~午後2:00時頃が目安。午後3:00を過ぎると、せっかく乾いた布団がまた湿気を吸い込んでしまうため注意します。湿気が残っているとカビ発生する原因にもなるため、しっかりと乾かすことが大切です。

コインランドリーでは、布団の丸洗いや乾燥に対応している機種が多くあり、活用するのも良いでしょう。おねしょの頻度が高いとコインランドリー代がかさんでしまうため、家電の買い替えを視野に入れたほうが良い場合もあります。

おねしょは基本的に自然と治まります

子どものおねしょは、基本的に成長にしたがい脳や体の機能が整うことで、自然と治まるようになります。いつまで続くのだろうと不安になることも多いものですが、子どもの様子を見ながら見守ってあげることが大切。自然と起こってしまう現象だということをしっかりと受け止め、叱らずに子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー