2018年01月19日 公開

テレビなし子育てのコツとは?コミュニケーション力を育てよう

みなさんのお子さんは、テレビを観ていますか?1日にどのくらいの時間、視聴しているでしょうか。テレビをはじめとする、メディアと子どもの関わりに悩んでいるパパママたちへ……。筆者の体験から、無理なくはじめられるテレビなし育児のコツをお伝えします。

みなさんのお子さんは、テレビを観ていますか?1日にどのくらいの時間、視聴しているでしょうか。テレビをはじめとする、メディアと子どもの関わりに悩んでいるパパママたちへ……。筆者の体験から、無理なくはじめられるテレビなし育児のコツをお伝えします。

テレビが子どもの発達に及ぼす影響とは?

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世界中の学者によって、テレビやメディアの視聴が子どもの発達にどういった影響があるかといった研究がされています。

実際、コミュニケーション能力、言語能力、認知力の発達などに大きな影響があるとして、アメリカの小児科学会をはじめ、フランスの放送局、そして日本小児科学会子どもの生活環境改善委員会も、2~3歳までの乳児における、長時間のテレビ視聴は避けるよう、警告を出しています。

また、子どものテレビの視聴時間は多くないものの、テレビの情報過多なスピード感を危惧したり、暴力的なシーンなどを避けたい、コマーシャルを見せるのは避けたいというパパママもいるのではないでしょうか?

【体験談】テレビ依存の暮らしからテレビなし生活へ

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実は筆者自身、長男が3歳まではテレビ漬け生活を送っていました。

仕事後に保育園に子どもを迎えに行き、帰宅してからの夕食づくりの間、テレビが子守をしてくれました。休日の朝、もうちょっと寝ていたいときにも、私を助けてくれました。

しかし、各国の子どものテレビ視聴に関する警告を知ってから、テレビを無制限に観せることへ疑問がわき、テレビなし生活を決意。ある日突然「テレビが壊れる」演技をして、テレビなし育児をスタートしました。

テレビには布をかけ、リモコンは目につかないところへ。テレビのコンセントも、裏面のカードも抜きました。最初は自分が自由に家事をできる時間が減ったためイライラしたこともありましたが、子どもも私自身もテレビがないことに慣れ、ふれあう時間が増えたと感じました。

その後は2人目、3人目と、はじめからテレビなし育児。現在も実践中です。

パパママの目の届くところで、がテレビなし生活のコツ 

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手を離せない間だけでもテレビに子守を頼みたい、というシーンがどうしても多くなる乳幼児期。そんな時はベビーサークルやゲートをうまく利用して、パパママの見える場所に子どもの遊び場を用意しましょう。

調理中も洗ったニンジンを持たせたり、話しかけながらお料理をつくります。洗濯物を干すときも、一緒に移動。手間がかかるようですが、案外パパママの作業を観察して喜んでくれます。「安心感を与えてあげること」に意識を向けて取り組んでみましょう。

幼児期の発散は自然の中で!テレビなし生活のコツ 

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周りに気を遣わない安全な遊び場があるとよいですね。
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幼児期の育児は体力勝負!

「いかに子どもを疲れさせるか」「エネルギーを発散させて、夜しっかり寝てもらうか」というのがパパママの悩みどころ。

可能であれば公園や自然の中など、広いところで自由に動く時間を多くつくりましょう。雨の日も、「新聞をびりびりやぶる」「音楽をかけて踊る」「うどんやパンを一緒にこねる」など、エネルギーを【発散させること】に意識を向けて取り組んでみると良いですよ。

始めは視聴時間を減らすところから

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とはいえ、完全なテレビなし生活にすることはやはり難しいですよね。

「テレビを観せたくない」とはいっても、調理中など、どうしてもテレビに子守をお願いしたいときも。そんなときは、録画した幼児番組を観せたり、子どものお気に入りのDVDやインターネット動画を利用するとよいでしょう。

視聴時間が長くなりすぎないように、きちんと区切ることが大切。観るときはテレビから離れるお約束、ボリュームも小さめ、そしてリモコンは手の届かないところへにするのがおすすめです。

パパママが観たい番組は、録画機能を使って子どもが寝た後の息抜きとして見ると良いですね。好きなお茶やお菓子をお供に、ゆっくりと観るご褒美の時間をつくりましょう。

最後に

【安心感】と【発散】に注目して子どもと向き合ってみると、案外テレビなしでも楽しく過ごせるようになると思います。

もちろん、実家に行ったときなどの「特別」なときは楽しんで!テレビに依存しない日常のリズムがつくれるとよいですね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター