「ただいま!」の声とともに、あちこちに散らばる靴。何度注意しても身につかず、困っているパパママは多いのではないでしょうか? お友だちの家で脱ぎ散らして、恥ずかしい思いもさせたくないですよね。子どもが自分から進んで靴をそろえたくなる方法を3STEPでご紹介します。
脱いだ靴は、なぜそろえなければいけない?
幼稚園や保育園、小学校や習い事、またはレストランや遊び場。子どもたちが外で靴を脱ぐ機会も結構多いものです。また、大きくなるにつれ、子どもだけでお友だちの家を訪問する機会も増えてくるでしょう。そんなとき、自分で靴をそろえられないとしつけやマナーがなってないおうちなのかな? と思われることも。子ども自身が恥ずかしい思いをしないためにも、小さいうちから脱いだ靴をそろえる習慣を身につけさせてあげたいですね。
子どもが自分でそろえることができる工夫をしてあげよう
まずはおうちの中で、子どもが自分から靴をそろえられる仕組みがあれば、毎回ママやパパが注意する必要もなく、さらに靴をきちんとそろえることを身につけられるようになりますよ。
子どもが自分で靴をそろえるための工夫を3ステップでご紹介しましょう。
1.自分用の靴の置き場所を決める
「ママはここに置くよ、◯◯ちゃん(くん)は、どこに置こうか?」などと声がけするとよいですね。
親に決められるよりも、子どもが自分で決めたことの方が身につきやすく、「自分で決めたから」と子ども自身も習慣として守りやすくなります。
2.かかとが合うようにラベルをつける
専用のシールなどの市販品もありますが、今回は、靴の形に切った画用紙をクリアファイルに入れて手作りしてみました。このほかにも、マスキングテープを靴の形になるようにして、直接玄関に貼るのもおすすめです。
いずれも100円ショップなどで手に入る、身近な材料で作れるのでぜひ試してみてくださいね。
3.親はマネしやすいようゆっくりとお手本を見せる
まずは、「靴をそろえる」ことにから、お手本を見せてあげるとよいですね。
また、玄関から入ったままの向きで靴を脱ぎ、一度玄関に上がってから座って、つま先を逆向きにして靴をそろえるのがマナー。土間で脱いで靴下と家の中を汚してしまうことのないよう、また上り口の段差を利用したり足を使って靴を脱ぎ捨てたりするような行為も避けましょう。
それができるようになったら、脱ぎ履きしにくい靴は上り口の隅に座って手を使って脱ぐこと、さらによそのお家や外出先では、玄関の真ん中ではなく、端に寄せて靴をそろえることも教えてあげると良いですね。
早めの声がけがポイント
子どもの意識は玄関に入る前から、家の中のおもちゃやおやつに一直線。靴を脱ぐので精いっぱいで、そろえる意識は飛んでしまっていることが多いですよね。
玄関のドアを開ける前に、「靴をきちんとならべようね」と声がけしてあげることで、気づくことができます。身につくまでは根気強く、声をかけてあげるようにしましょう。
子ども自身のために、脱いだ靴はそろえる習慣を
わが家でも今回ご紹介した方法を使って、子どもたちに靴のそろえ方を改めて教えてみたところ、素直に並べてくれるようになりました。もちろん忘れる日もありますが、声がけすると玄関に戻ってきちんとかかとをそろえてくれます。
靴をそろえる習慣を、親子で一緒に少しずつ身につけていきたいものですね。