2021年02月08日 公開

学童保育ってどんなところ?3つの種類と特徴を紹介

小学校に入学すると同時に、直面する放課後の子ども達の居場所問題。共働きのママパパにとってそんな時に頼りになるのが、学童保育です。
実際、学童保育ってどんなところなのでしょうか。どうやって利用するのでしょうか?
この記事では学童保育を大きく3つに分け、それぞれの種類と特徴をご紹介します。お子さんが楽しく放課後を過ごせる場所探しの参考にしてみてくださいね。

学童保育記事 入学式の日

小学校に入学すると同時に、直面する放課後の子ども達の居場所問題。共働きのママパパにとってそんな時に頼りになるのが、学童保育です。

実際、学童保育ってどんなところなのでしょうか。どうやって利用するのでしょうか?

この記事では学童保育を大きく3つに分け、それぞれの種類と特徴をご紹介します。お子さんが楽しく放課後を過ごせる場所探しの参考にしてみてくださいね。

学童保育とは

学童ってそもそもどんな場所なのでしょうか。これから入学されるお子さんを持つママパパの中には何から調べていいかもわからない、なんて方もいるかもしれませんね。筆者もそのひとりでした。そこで学童とはどんなところなのか調べてみました。

学童ってどんなことをする場所なの?

保育園では、夕方6時や7時まで子どもを預かってくれます。
しかし小学校では、午後3時頃には授業が終わり、子どもたちはそれぞれ下校します。保育園時代に比べたら、約4時間も子どもだけの時間ができてしまうのです。では共働きの家庭の子どもは、放課後の時間をどう過ごしているのでしょうか。そこで頼りになるのが学童保育です。学童保育は場所によってさまざまですが、下校時間から夕方6時や7時頃まで預かってくれます。指導員が保護者の代わりに遊びや必要な生活の手助けをします。
子どもたちは、お友達と一緒に遊んだり、宿題をしたりして過ごします。最近では民間業者による学童保育も増え、習い事が併設されているなど、便利なサービスも増えています。

学童に入れない?待機児童がいる地域も(希望者は全員入れる?)

希望しても定員超過などで入れず、待機児童になってしまう地域もあります。
自治体では毎年11月頃から受付を開始するところが多いので、前もって時期を確認してみましょう。人気の民間学童は年単位で前倒しして仮申し込みを受付しているところもあります。見学はあらかじめできるので、早めに連絡をとってみるとよいでしょう。さらに、年度の途中からでは入れない可能性が高いので迷ったらまずは問い合わせをしてみることをおすすめします。

学童保育には審査がある?

受付をしたあとには審査があります。さらに面接をする自治体もあるようです。受け入れ地域が限られているので審査に落ちた場合は他の地域の施設には入れず、待機児童となってしまいます。民間学童も人数制限を設けているところもあるので早めに行動する必要があります。

学童保育は大きく分けて3つの運営形態によって特徴が分かれています。その違いを見てみましょう。

自治体が運営する「放課後児童クラブ」(公立学童保育)

学童保育 下校

「放課後児童クラブ」(公立学童保育)は共働き家庭などの留守家庭の小学校に就学している児童を対象にしています。一般的に「学童保育」と呼ばれているものです。

放課後児童クラブ(学童クラブ)の特徴は?

自治体が運営する放課後児童クラブは、児童を預かって指導員が保護者の代わりに生活指導や育成をしている場所です。
主に宿題をしたり、指導員の見守る中で友達同士遊んだりしています。学校の空き教室や敷地内のスペース、児童館を利用するなど場所は様々ですが、人数が多いためスペース不足の声が上がる例も。指導員による学習指導は認められていないため、宿題をするかどうかは児童の自主性に委ねられます

夏休み期間などは通常料金又は割増料金で利用できる施設が大半です。運営主体である厚生労働省により、一クラス40人以内で指導員は2名など施設運営基準(職員の人数)が定められていてます。

放課後児童クラブ、2012年の法改正で変わったこととは?

以前は概ね10歳未満となっていましたが、改定後は保育を必要とされるすべての小学生が対象となっています。
6年生まで受け入れが原則ですが、低学年優先のため自治体やその施設の規模によっては小4辺りで受けられなくなる場合も。小4くらいになると友達との交友関係もでき始めたりお留守番もできる年齢になります。しかし塾などに通い始める子供やスポーツなどの習い事をする子も増え、放課後ひとりぼっちになる問題も出てきてしまいます。このような問題が小4の壁と言われるように。そのため小4で受け入れられなかった場合、民間学童へ入りなおす家庭もあるようです。

放課後児童クラブの受け入れの条件

保護者の就業が受け入れ条件となっており、さらに就業日数や時間など基準が決められています。入所期間は、一ヶ月単位で契約する自治体もあり、その場合は必要な期間だけ預けることも可能です。
しかし筆者の住む自治体では年間契約しかできず、長期休みのためだけに年間で申し込む家庭もあります。各自治体によって様々のようです。

基本的には学区がある地域の施設にしか入れないため、同じ学校の友達がほとんどです。知っている友達が一緒だとお子さんも安心ですね。

放課後児童クラブの料金はどのくらい?

おやつ代を含めて、月4,000円~10,000円程度。ただし、自治体により異なります。

放課後児童クラブに送迎はあるの?

放課後児童クラブでは基本的に、送迎はありません。児童が一人で学校から学童まで通い、帰宅時に保護者がお迎えに行くパターンがほとんどです。

共働き家庭以外も利用できる放課後子ども教室

学童保育 勉強

安全な 活動場所を設けて、学習やスポーツ・文化芸術活動、交流をすることを目的としている放課後子ども教室。放課後児童クラブと名前が似ていて違いが分かりづらいかもしれませんね。特徴をご紹介します。

放課後子ども教室の特徴は?

運営主体は文部科学省です。最近では、広く子どもたちを受け入れるために、自治体から委託された団体などが運営主体になることも。見学や申し込み等は各自治体へ確認してみましょう。

放課後子ども教室の受け入れの条件

保護者の就労有無にかかわらず、地域の小学生が利用できます。日単位で預かり希望が出せるので事前にわかっている兄弟の行事や通院等にも便利ですね。

放課後子ども教室と放課後児童クラブはどんな違いがあるの?

放課後子ども教室とは学校の施設などで行っています。安全管理員が見守る中、子どもたちが体験活動やスポーツなどを通して遊んだり交流をすることが目的です。
自治体や季節によりますが、預かってもらえる時間は午後4:00~5:00頃までのところが多く、学童クラブに比べると短いのが特徴です。基本的に土曜日は開かれないので、土日に仕事をしているパパママは利用しにくいかもしれません。

放課後子ども教室の料金はどのくらい?

基本的に料金は無料です。ただし、おやつは出ません。イベントなどが行われるときには、別途料金が必要となる場合があります。
放課後子ども教室は学校内の施設を使うのが前提なので送迎の必要がありません。しかし学年やお子様によっては保護者のお迎えが必要かもしれません。

 

習い事、学習指導もばっちり「民間学童保育」

学童保育 工作

習い事のオプションや手厚いサポートで人気の民間学童。習い事のオプションや手厚いサポートで人気の民間学童。保護者のニーズに応えたサービスがあります。

民間学童保育の特徴は?

放課後児童クラブ等公立公設の施設では時間までの間他の友達と一緒に遊んだり生活の場として過ごすのが主ですが、民間の学童保育では放課後の時間を有意義に使って習い事をする時間も用意されています。
施設によっては学校の宿題を指導する時間や希望者にプログラミングや英会話、音楽教室などの習い事も提供しています。中には提携スイミングスクールへの送迎サービスを行なっている施設も。料金は高額になりますが、別の日に習い事をさせるより、安心かつ時間を効率良く活用できるという理由から、民間学童を選ぶママパパも増えているようです。
施設周辺の小学生を広く受け入れている場合が多く、複数の小学校の子どもが集まる可能性があります。

おやつはもちろん、保護者の帰宅が遅い児童には、夕食の提供をするケースも。土日や長期休暇への対応も柔軟で、夜遅くまで子どもを預かってくれるなど、保護者のニーズに幅広く応えてくれるところが魅力です。

民間学童保育の受入れの条件は?

親の就労の有無や子どもの年齢を問わないところがほとんどです。最低預け日数を設けている施設もあります。

民間学童保育の料金はどのくらい?

利用時間によって異なりますが、1日4時間・週3日の利用で30,000円前後、週5日の利用で月50,000~60,000円程度。別途、習い事の月謝や数万円の入会金が必要になることも多いです。

民間学童保育には送迎はあるの?

学校へ送迎、提携している他の習い事にも送迎があったり、帰宅時は自宅まで送迎してくれるなど様々な対応をしている施設もあります。対応できる学区範囲が限られているところが多いので確認が必要です。

学童保育は放課後友達と楽しく過ごせる特別な場所

学童保育 ランドセルの男の子たち

学童保育の3つの種類と特徴をご紹介しました。保護者の代わりに生活の場として生活指導や育成をしている放課後児童クラブ、放課後の遊びの場となる放課後こども教室、学習や習い事も同時に受けられる民間学童保育

それぞれの家庭によってどの種類の学童が良いか変わってくるでしょう。子どもと一緒に過ごす時間が少ないために、ママパパは罪悪感を抱くことがあるかもしれません。
しかし、小学生となれば子どもは子どもの世界で遊ぶようになります。学童保育で指導員とコミュニケーションを取りながら、お子さんが楽しく放課後を過ごせるように工夫していけたらいいですね。

■参考資料
「放課後児童健全育成事業について」厚生労働省
「新・放課後子ども総合プラン」文部科学省

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WRITER

KAORI.Y KAORI.Y 関東在住。男子2人(10歳、5歳)のアラフォーママ。元旅行会社勤務。お得な旅行プランを探すのが得意。ビーチリゾートと世界遺産が好き。