英語を英語のままとらえて理解する力(英語脳)を鍛えるために、楽しいアニメで目からも英語の情報を取り入れるとより深い理解につながります。わが家のおすすめは「ディズニージュニア」。その理由や視聴のコツをご紹介します!連載【小1から英検チャレンジ】vol.22です。
英語脳の前に、英語耳を作る!かけ流し教材は?
前にも書いたのですが、正直なところそんなに楽しい内容の教材ではありません。
しかし「英語のかけ流し」という点では、面白くないほうがBGMとして辛くないので良いと思っています。おかげでよく意味はわからなくても、英語を聞く能力は十分に備わったと思います。
かけ流しについての詳細はこちらの記事をご覧ください。
【小1から英検チャレンジ】Vol.2 ”英語耳”を育てる「かけ流し」
英語耳の次は英語脳を育てる!教材は音楽から映像に
英語のかけ流しをしばらく続けたところ、意味はちゃんとわかっていなくても、聞き取ってなんとなく理解しているような雰囲気が感じ取れました。
そこで、次は目から見て入る情報も重要だと考えて教材を探しました。
英語を英語のままとらえて理解する能力(英語脳)を鍛えるために、映像の力も借りることにしたのです。
では、まずはわが家が試してみて断念した方法を4つお伝えします。
(1)地上波の英語教育番組
当時、お姉さんとキャラクターが英語の単語や挨拶、簡単なフレーズを教えてくれる番組がありました。
とても楽しいのですが、番組内は日本語も織り交ぜながら進んでいきます。
「英語を英語のままとらえる」という英語脳を育てるのは、これでは難しいのではないかと思い別の教材を探すことにしました。
(2)英語教材の動画やDVD
有名キャラクターが出てくる英語教材や、某通信教育が販売している教材でキャラクターと一緒に英語を楽しむものもありました。
トライアル版をやってみたのですが、いずれも断念。
理由のひとつは、まずコストです。少しずつさまざまなフレーズを覚えていくステップなどよく考えられているとは思いました。しかし、計算すると数十万から100万円くらいのお金がかかってしまいます。
また、よく考えられている教材だからこそ、集中して見る必要があります。しかし、すごく面白いというわけではないので、ミヤピーにとっては画面をじっと見ていることが難しそうだと感じたのも断念した理由です。
かけ流しと違い、映像の場合はなんとなく見るというスタンスではなくしっかり見てもらわないと意味がないと考えていたので、私が求めていたものではないと判断しました。
(3)海外アニメ映画のDVD
音声も字幕も英語だけにできるので英語学習には適していると思います。
しかし、何度も繰り返し同じものを見るのには限度があります。それに、DVDをセットするのが意外と面倒ですし、1本ずつ作品を揃えていくとコストもそれなりにかかります。
(4)地上波の海外アニメ
テレビで無料で見られる地上波の番組でも海外アニメがあります。ただし、二カ国語対応できるものとできないものがありました。また、基本的に字幕は出せません。
フォニックスを学び、単語が読めるようになると、字幕が出ている方がオーディオブックのような感覚になり良いのではないかと思います。そのため、字幕が出せない海外アニメは教材にするには物足りない、と感じました。
子どもの英語脳を鍛えるなら「ディズニージュニア」
いろいろと探してみて、最終的にわが家の条件である
・手間がかからない
・費用は手頃
・二カ国語対応
・字幕が出る
・内容が面白い
・種類が多い
というこれらすべてを満たすものが見つかりました。
それが「ディズニージュニア」です。
J:COMやスカパー!、ケーブルテレビ局、ブロードバンドテレビなど、基本は有料チャンネルのため加入の手続きなどの手間が発生しますが、結果として、とても良かったと思っています。
まだ言葉があまりわからない子ども向けのアニメから人気の「ちいさなプリンセス ソフィア」まで、さまざまな番組があります。
もちろん二カ国語対応ですし、字幕も付きます。
ちなみに、ソフィアは全編にわたりミュージカル仕立てになっています。地上波でも日本語版が放送されていますが、本家の英語版の歌は本当に素晴らしく、大人も楽しめると思います。
録画をしておいて、かけ流しのように映しっぱなしにしている時もありました。
英語脳を鍛えはじめてからの娘の反応と得られた成果
毎日見ていくといろいろな反応が見られるようになりました。
まず英語で主題歌を覚えます。その後、セリフの一部を口に出したりしていました。
ミヤピーは映像で見ているので、どんなシチュエーションで発せられたセリフなのかはなんとなく理解しています。この「なんとなく」がとても大切で、細かいところまでわかっているのではなくても大丈夫です。
日本語を覚えていく過程も同じです。ミヤピーは今でもわからない日本語だらけ。でも、大人の言葉を真似して同じようなことをとりあえず言っています。
そうやって繰り返すことで、言葉は自分のものになっていくのです。
幼児におすすめのディズニージュニアの番組
英語に親しみはじめたお子さまにぴったりな番組は「ミッキーマウス クラブハウス」です。
未就学児童向け番組として作られているので、使われている言葉がとても簡単です。しかもゆっくりと話してくれるので、すぐに聞き取れるようになるでしょう。
ミッキーたちと楽しく遊びながら問題解決スキルや、数・形・サイズといった初期算数を習得できる内容になっており、楽しみながら学べる優れた番組だと思います。
もちろん他にも楽しい番組が目白押しです。
英語脳を育てるために必ず守るべきポイント
英語脳を育てるためのポイントは必ず音声・字幕ともに英語で見せることです。
日本語でも見られますが、はじめにそれで見せてしまうと子どもは「日本語のほうがいい!」と思うようになります。
ここは親がしっかりと意思を貫き、英語で見せることを守りましょう。子どもが見て楽しんでくれたら超ラッキー。もし見てくれなくても、かけ流しの教材として耳を作ると考えればいいと思います。
それでは次回もお楽しみに!
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■執筆者プロフィール
ママミーヤ
フルタイムで働く1児の母。ワーキングママ×保育園児で塾に通うことなく小学校受験をパス。英語学習は子どもが0歳の頃から聞き流しを開始。小1で英検5級・4級に、小2で3級・準2級に、小3で2級に合格。現在準1級を目指し英語学習を継続中。連載【小1から英検チャレンジ】では、自宅でできる子どもの英語学習法を紹介しています。お受験の経験を綴ったコラムはコチラ→連載『お受験』はじめました!