2016年09月14日 公開

日本語の美しさが詰まっている!素敵な秋のことわざ・慣用句5選

「物言えば唇寒し秋の風」なんだか秋の景色が目に浮かぶようです。日本には季節にまつわる素敵な言葉がたくさんあります。今回は「秋」にまつわるよく知られたことわざや慣用句をまとめてみました。ぜひ、お子さまにもわかるよう意味をやさしく教えてあげてくださいね!

「物言えば唇寒し秋の風」なんだか秋の景色が目に浮かぶようです。日本には季節にまつわる素敵な言葉がたくさんあります。今回は「秋」にまつわるよく知られたことわざや慣用句をまとめてみました。ぜひ、お子さまにもわかるよう意味をやさしく教えてあげてくださいね!

ハチ公の気持ちになって【一日千秋】

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「一日千秋(いちじつせんしゅう)」の「千秋」とは「千年」を意味しています。1日が千年に感じられるくらい、ときの経過が遅く、長く感じる……。いつまでもずっとご主人様を待ち続けた忠犬ハチ公のように、「(ある人や物事が)早くきてほしい!」という強い願いを表すことざわです。

パパママは夏と秋どっち?【秋霜烈日】

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晩秋の霜や夏の陽射しは、強すぎると草花を枯らしてしまいますよね。「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)」とは、刑罰や権威、意志などが非常に厳しいことのたとえを表すことわざです。子どもにとっては、パパが秋の霜、ママが夏の陽射し、といったところでしょうか……。

秋の気候の良さをズバリ表す!【天高く馬肥ゆる秋】

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「天高く馬肥ゆる秋」とは、秋の気候の良さをあらわすことわざです。「天高く」とは、雲のない晴れ渡った秋空のこと。また秋は作物がおいしくなるので、馬も思わず飼料を食べ過ぎて太ってしまうことを「馬肥ゆる」と表現しています。秋が一年でもっとも過ごしやすい季節であることを具体的に言い表した言葉です。

姑のやさしさに満ちた【秋茄子は嫁に食わすな】

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茄子は夏野菜ですが、秋にさしかかる時期もどんどんおいしく育ちます。では、なぜおいしい秋茄子を嫁に食べさせてはいけないのでしょうか?

これにはいくつかの考え方があります。一つは、「うちの嫁は憎たらしいので、あいつにおいしい秋茄子は食べさせない!」といういじわるな考え方です。

そこでもうひとつの考え方が有力となります。それは、「茄子は体を冷やす食べ物。嫁がもし妊娠していたら、涼しい秋に茄子を食べさせるとさらに体が冷えて良くない。だから秋茄子を嫁に食べさせるな!」という考え方です。

ひとつの表現でも多様な意味があること、さまざまな角度でとらえられることができることを教えるのにおすすめのことわざです。

悪口をいましめる【物言えば唇寒し秋の風】

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相撲中継を見ていると「物言い」の場面に出会うことがあります。「行司は横綱が勝ったと判定しているが、私の目には大関が勝ったように見えた。物言いだ!」ということで、どちらが勝ったか判定が微妙なときに、審判員が「その判定には異議あり!」と申し出ることが相撲の物言いです。

「物言えば唇寒し秋の風」の「物言い」もこれに似ていて、「他人に対する批判や文句、悪口」の意味で使われています。他人をやたら批判したりすると、あとになってとても後悔することがありますよね。「なんであんな悪口を言っちゃったんだろう……」と。まるで冷たい秋風が唇に触れて寒々しい感じがするかのように。無用な悪口をいましめる、そんな狙いをもったことわざです。

ことわざ・慣用句を通じて日本語の美しさを子どもに伝えよう!

秋のことわざには風情がありますよね。
「千秋」を「千年分の時間」と見立てたり、雲一つない秋晴れの空を「天高く」と表現したり。
日本語の美しさや奥ゆかしさを味わうことができます。

日本語には秋だけでなく四季折々のことわざ・慣用句がたくさんありますし、ことわざや慣用句には子どもの感性をはぐくむ力があります。ぜひ、たくさんのことわざや慣用句を子どもに教えてあげましょう!

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TAKUTAKU TAKUTAKU