2017年10月05日 公開

【現地レポート】カナダ・モントリオールでハロウィンはどう楽しんでる?

筆者が暮らすモントリオールでは、10月初旬ごろから街にはハロウィン・ムードが漂いはじめます。ハロウィン関連のイベントやアクティビティがたくさんで、子どもたちがウキウキする10月。そんなモントリオールでの、ハロウィンの楽しみ方をご紹介します。

筆者が暮らすモントリオールでは、10月初旬ごろから街にはハロウィン・ムードが漂いはじめます。ハロウィン関連のイベントやアクティビティがたくさんで、子どもたちがウキウキする10月。そんなモントリオールでの、ハロウィンの楽しみ方をご紹介します。

市場でお気に入りのパンプキンを手に入れよう

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9月中旬を過ぎると、モントリオールの市場やスーパーマーケットに並ぶさまざまな種類のパンプキン。中にはすでに個性的にデコレーションされたものも。色や形の違うパンプキンを何個か部屋の中に飾っておくと、もうすぐハロウィンだなという気持ちになります。

大きめのパンプキンを玄関先に飾る家も多くあります。ただ、モントリオールには野生のリスが多く生息しているので、よく見るとリスに食べられた跡がついているカボチャもちらほら。

親子で楽しくジャック・オ・ランタン作り

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パンプキンを飾っているだけでも、何となくハロウィンの雰囲気は出ます。けれども、やはりジャック・オ・ランタン作りがハロウィン気分を一層盛り上げてくれるのです。モントリオールの多くの家庭では、親子でジャック・オ・ランタン作りをします。ナイフが使えない小さな子どもは、マジックでパンプキンに絵を描いて楽しみます。

やりはじめると、つい真剣になってしまうジャック・オ・ランタン作り。筆者も家族3人で毎年「あーでもない、こーでもない」といいながら作っています。

植物園のパンプキンのデコレーション・コンテスト

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世界最大規模の広さを誇るモントリオール植物園。例年10月初旬からハロウィンまでの期間にさまざまなイベントやアクティビティが開催されます。

その中でも人気なのが、パンプキンのデコレーション・コンテスト。コンテストには、一般の部、子どもの部、家族の部、団体の部があり、植物園の広いスペースに個性的な作品が飾られます。

【ハロウィン当日】子どもたちは仮装パーティー

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10月に入ると、モントリオールの保育所や小学校では、ハロウィンにちなんだ工作をしたり絵本を読んだりします。

そして、ハロウィン当日。プレスクールや学校では仮装パーティーが開催されます。子どもたちだけではなく、先生もしっかり仮装しているのがカナダらしいところ。小学校では、上の学年の子どもたちが下の学年の子どもたちのために、お菓子などのサプライズを用意しているなんてこともあります。

トリック・オア・トリートに花火大会など盛りだくさん

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さて、子どもたちのハロウィンの楽しみといえば、やはりトリック・オア・トリート。夕方6時前ぐらいから、コスチュームを着て、近所の家をまわります。1時間もしないうちに、子どもたちが持っている入れ物はお菓子でいっぱいに!しっかり仮装をして迎えてくれる人たちもいますよ。

ただ、近所のすべての家がハロウィンのイベントに参加しているわけではありません。お菓子を配っているのは、ハロウィンの飾りつけがしてあって、玄関先の外灯がついている家だけです。子どもたちはそのルールを守ってトリック・オア・トリートを楽しみます。

また、地区ごとにハロウィンのお祭りもあります。筆者が暮らす地区では、公園が盛大に飾り付けられ、花火大会などのイベントが開催されます。モントリオールで開催される他の花火大会は夜10時からが普通なので、なかなか子連れでは出かけることができません。けれども、ハロウィンの花火大会だけは夜8時から。近くで大きな花火を見ることができ、子どもから大人まで大盛り上がりです。

1カ月かけてハロウィンを満喫

モントリオールの子どもたちにとって、10月はハロウィンのためにあるようなもの。園や学校そして家庭で、さまざまな体験をします。子どもにとってはワクワクがたくさんのハロウィンです。

最近は日本でもハロウィンがすっかり浸透しましたよね。ぜひ、親子でハロウィン・アクティビティを楽しんでください。

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この記事のライター

LOA
LOA

カナダ在住の英日翻訳者・フリーライター。Web媒体で子育てや語学学習についての記事を多数執筆。8歳の息子が0歳のときからはじめた絵本の読み聞かせは、今では私たちの生活になくてはならないものになっています。これまでに息子と読んだ絵本や児童書は、日本語、英語、フランス語を合わせて数千冊。息子が笑顔になる絵本を見つけるのが喜びです。