おやつと言えば、卵に砂糖、牛乳などを使ったお菓子が多いと思いますが、今回ご紹介する本『シュタイナーのおやつ』ではそれらを使用しないおやつレシピを紹介しています。シュタイナー教育を知らない人でも見てみる価値のある本です!
シュタイナー教育における食事って?
「シュタイナー教育」はドイツの哲学者であるルドルフ=シュタイナーが提唱・実践し、子どもの自主性を尊重した教育法です。
そんな「シュタイナー教育」は、日々の暮らしのリズムを大切とし、芸術活動を重視していることでも有名です。
子どもにとって食事とは、食事内容だけでなく誰と食べるか……どういった雰囲気で食べるのかということが大事なんだそうです。そういったことから「シュタイナー教育」では食事を最も身近な芸術活動と言っています。
シュタイナー教育のおやつってどんなもの?
シュタイナー教育を行っている、とある幼稚園では曜日ごとにさまざまな穀物を使って作られたものをおやつとして食べています。
穀物が使用される理由としては、穀物は生命豊かな食べ物と言われていて、栄養面もバランスがいいためです。また、身体の機能が調和するよう支えるとも言われています。
*大阪* くすのき園 あびこシュタイナー幼稚園
生活リズムに合った1週間レシピを!
タイトル:シュタイナーのおやつ-子どもの「生活リズム」にあった1週間のレシピ
著者 :陣田 靖子
出版社 :クレヨンハウス
『シュタイナーのおやつ』はシュタイナー学校に子どもを2人通わせている陣田靖子さんによって書かれた本です。
曜日ごとに決まった穀物を使用し、おやつに食べることで「生活リズム」ができて子どもの成長を助けることができるとあります。ちなみに書かれている曜日ごとの穀物の種類は……
月……玄米
火……カラス麦
水……きび
木……はと麦
金……ライ麦
土……とうもろこし
日……小麦
この本には穀物菜食&米粉を使った料理で人気のある料理研究家、陣田靖子さんがまとめた50種類の手作りおやつのレシピが紹介されていてバリエーションが豊富です!
レシピだけでなく、曜日ごとに決まった穀物をとることの詳しい意味であったり、おやつ=お菓子ではないといった、子どもを持つパパママが知っておきたい話もたくさん書かれています。
素材にこだわったり、日々の暮らしのリズムを大切にするシュタイナー教育の雰囲気や文化も伝わってくる一冊です!
食物アレルギーがあるお子さまにも!
シュタイナー教育に関わった経験がない!知らなかった!……といったご家庭もあるでしょう。
でも、紹介した本にのっているレシピは卵も白砂糖も牛乳も使用していないのです。
よく使われる材料だけに、なかなか卵や乳製品が入っていないおやつを探すのも大変ですよね。
お子さまがアレルギーがある方にもオススメの『シュタイナーのおやつ』。
レシピを参考に作ってみてはいかがでしょうか。