2016年10月05日 公開

お子さまだけでなくインド式数学でパパとママもレベルアップ!

インドは古くから数学が得意な国です。数字の「0」という概念を発見したのもインド人。小学生になったら日本でも九九を習いますが、インドのやり方も覚えておくと便利です。お子さまだけでなく数学が苦手なパパとママも、インド式でレベルアップする方法をご紹介します!

インドは古くから数学が得意な国です。数字の「0」という概念を発見したのもインド人。小学生になったら日本でも九九を習いますが、インドのやり方も覚えておくと便利です。お子さまだけでなく数学が苦手なパパとママも、インド式でレベルアップする方法をご紹介します!

古くから数学に優れた国柄のインドとは

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人口が世界第2位のインドは今、多くのIT技術者を生み出す国として有名です。
古くから数学が得意な国で、紀元前3000年頃には古代インド数学がすでに存在していたと考えられています。「0」の概念を用いた算術や記数法が生まれ、やがてはイスラーム世界に伝わりアラビア数学などを経て、現在の数学に多大な影響を与えました。
もともと数学に優れた基盤もあり「インドの魔術師」と呼ばれた数学の天才、シュリニヴァーサ・ラマヌジャンが有名で、数々の関数や公式などを生み出しました。

数学の天才を生み出すインドの教育とは

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インドでは3歳が通う幼稚園からすでに日本とは決定的な違いがあります。
日本の幼稚園の多くは1から10までの数字を使って学んでいきますが、インドでは1から12までの数学を使って教育します。
身の回りには12の数学を使うことが多くあります。カレンダーに時計や星座など12の数があるので、小さい頃から触れておくと数字の概念が広がるのかもしれません。
またインドでは小学校から「3ケタ×3ケタ」の掛け算を教えています。そういった算数教育が天才を生み出す基盤となっています。

インド式数学を小さいときから実践!足し算編

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インドの数学を生かしたインド式の計算方法が数多くあります。
まずは足し算編。「23611+13452」という問題があれば、日本では一の位から「2+1」を計算して次の位「1+5」……と一桁ずつ順番通り計算しますよね。
インド式ではなんと!二桁ずつ計算していきます。まず「11+52」を計算し次に「36+34」、最後は残る一桁「2+1」と計算します。

どちらも答えは同じですが、単純に一桁ずつより二桁ずつの方が早く計算できるのがインド式数学の足し算です。

インド式数学を小さいときから実践!掛け算編

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続いてはインド式の掛け算の方法です。
例えば「26×18」は日本では2つに数式を分解し、「26×8」+「26×10」=468というやり方をします。
インド式では数字をすべて分解し、「20×10」+「20×8」+「6×10」+「6×8」=468という方法で答えを導き出します。

一見すると手間が増えたように感じますが、日本のように「26×8」では難しい式になってしまい、計算ミスをしてしまう可能性が増えます。
また頭の中で計算するため4つに分解した方がミスが減るだけでなく、計算式を増やすことで脳を活性化させるメリットもあります。

インド式の九九をマスターしよう!

掛け算や割り算をする上で必要な九九は、小学校2年生ごろに習います。日本で教えるのは一の段「1×1」から九の段「9×9」まで。
インドは二桁の九九「1×1」から「20×20」までをマスターします。地方によっては「99×99」までを教える小学校もあるとか……驚きですね。
九九は基礎になるので、小さいときから学ばせると早く取得できます。楽しく覚えられるような教材もあるので、ぜひ活用してマスターしていきましょう。

小さいときからインド式を使って楽しく学びましょう

頭がやわらかい子どものときから数字に慣れることはとても大切です。日本のやり方だけでなくインド式を取り入れることは、数字に強くなるだけでなく視野が広い子どもに育ちます。パパとママもお子様と一緒に楽しく覚えてマスターしてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター