2018年7月31日 公開

お月見どろぼうってなに?季節の行事を楽しもう

お月見どろぼうという行事をご存知でしょうか。どろぼうと聞くとびっくりするかもしれませんが、中秋の名月を楽しむ季節の行事です。お月見どろぼうの風習が残る地域では、十五夜の夜に子どもの明るい声が響きます。季節の行事を子どもと一緒に楽しみましょう。

お月見どろぼうはどんな行事?

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「どろぼう」がつきますが、お月見どろぼうは決して悪い行為ではありません。子どもが主役になれる楽しい季節の行事で、十五夜に行われます。

旧暦8月15日にあたる十五夜には、お団子やススキを飾り、お月見を楽しむ家庭も多いでしょう。日本には十五夜、つまり中秋の名月にはお団子などのお供え物をして、美しい月を楽しむという風習があります。このときに、子どもたちは飾られたお供え物のどろぼうが許されるのが、お月見どろぼうです。

お月見どろぼうの由来

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お月見どろぼうの起源は、畑の豊作を祈る慣わしにあります。子どもは月の使者と考えられ、十五夜に畑の芋を盗まれることは縁起がいいとされていました。子どもにとられた芋は神様へのお供え物の意味をもち、豊作になると考えられていたのです。

ただし、手加減なしに芋を盗まれては困ります。道から片足だけ畑に入れてとれるところまで、というルールがあったようです。

子どもたちはお月見どろぼうで何をする?

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お月見どろぼうとは、子どもたちが地域のお家を一軒一軒まわり、お供え物に手を伸ばして盗むもので、昔は長い竿の様なものを使って、敷地の外から縁側のお供え物をもらうスタイルでした。しかし、最近の家の造りではなかなか難しいため、近年の子どもたちは「お月見ください」と、声をかけて家を回ります。

お月見どろぼうの準備がある家では、玄関に「お月見どろぼうさん、どうぞ」といった張り紙をして迎え入れるなど、まるでハロウィンのよう。地域によっては玄関先など子どもが取りやすい位置に、箱いっぱいのお菓子を用意して待っていることもあります。

お月見どろぼうの風習が残っている地域

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お月見どろぼうは、豊作を願う行事だっただけに以前は日本各地で行われていました。現在では、福島県や茨城県、千葉県、愛知県、三重県など、一部の農村地で行われています。

特に、今もなおお月見どろぼうの風習が根強く残っているのは、愛知県日進市です。子どもたちは十五夜になると、お月見どろぼうに用意されたお菓子を心待ちにしています。また、大人も子どもの数だけ行き渡るようたくさんのお菓子を準備をするなど、大人から子どもまで参加できる楽しい行事として地域で受け継がれています。

子どもが主役になれる行事で季節を楽しもう

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電気もない時代に暗闇を照らす月は、昔の人にとって神秘的な存在だったでしょう。特に秋の満月は美しく、収穫の時期であることから、お月見は豊作を祈る行事として人々は楽しんでいました。

季節の変化や月の満ち欠けは、日々の生活でバタバタしていると意識することなくあっという間に過ぎてしまいます。お月見どろぼうのように、子どもが主役になって楽しめる季節の行事を生活に取り入れ、自然と親しむ心を伝えていきましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

mokomoko mokomoko  九州出身、群馬県在住の小学生のミックスツインズママです。好きなものは書くこと、読むこと、食べること。今は子育てで蒔いた種を子どもがどんな風に咲かせるのか楽しみな毎日です。