2017年6月1日 公開

七田式教育/親の言葉かけ1つで子どもは変わる

「最近、子どもが言うことを聞かなくなって困る」というパパやママはいませんか? もしかしたらその原因は、普段なにげなく親が子どもにかけている言葉にあるのかもしれません。株式会社しちだ・教育研究所代表取締役 社長である七田厚先生にお話をお伺いました。

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小言が増えると、言うことを聞かなくなる

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SaMBa/shutterstock
――「最近、子どもが言うことを聞かなくなってきた」というママの嘆きを聞くことがあります。こんな時、子どもはどう感じているのでしょうか。

七田厚先生(以下、七田):私自身が子どもの頃も、同じようなことがありました。私がちっとも勉強しないということを気にかけて、母が父に相談したそうです。そのとき父が母にかけた言葉は「最近、小言が多くなっているからだよ」という一言のみでした。私には一言も勉強をしろとはいいませんでした。

親からしたらかわいい我が子のことが心配で、ついあれこれ言ってしまいますが、子どもからしたら逆効果。
「なんだ、お母さんはまた僕の悪いところばかりを見て文句を言ってくる」と反発心を生むだけで終わってしまいます。また、それによってより素直に言うことを聞けなくなってしまうのです。

「死んだ言葉」ばかり投げかけていないか

――こんな時はどうしたらいいのでしょうか?

七田:普段、自分が子どもに対してどんな言葉を投げかけているかを振り返ってみることです。「なんでできないの!」「早くしなさい!」「遅いんだから」。こんな否定的な言葉ばかり投げかけていませんか? この否定的な言葉、物事のマイナス点を伝える言葉、発展性のない言葉を「死んだ言葉」と呼びます。逆に、ものごとのプラスの面を伝える言葉は「生きた言葉」といいます。
物事にはプラス面とマイナス面、両面の見方ができます。たとえばゆっくりした動作を見た時、のろのろしていると取るのか、物事をちゃんと確認できて慎重派だと取るのか。この捉え方1つで自然と言葉がけが変わってきます。

大人も子どもも「いくつになっても認めてもらいたい」という承認願望があります。子どもだってほめられたい、認められたいと思っています。なので、子どもがしたことに対して、まずはほめるべき点を見つけてあげる。物事のプラスの面を見る癖をつけるのです。

逆にいい面を見て「生きた言葉」をかけ続けることでセルフイメージが変わってきます。今までだったら「どうせだめだろう」と思ってしまっていたことにも、挑戦する意欲がわいてきます。
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Creativa Images/shutterstock

「できたこと」+改善点を伝える

――親だとついつい「あれができていない」「これがだめだ」と思ってしまうことがあります。

七田:できていないところが気になる場合は、まずはできているところ、がんばったところを伝えてあげる。そのうえで「ここをこうしたら、もっと良くなるよ」と改善点を伝えてあげるといいですよ。

5歳の時にできていなくても、子どもはまだまだ発展途上です。「今、うちの子はこんな感じでこれができていなくて」と悩む方もいます。しかし、それは一生続くことではないから大丈夫です。もしかしたら、それは平均的なスピードよりもちょっと遅めかもしれませんが、必ずできるようになります。逆に「できるよ!」と応援してあげるといいのです。

まとめ

「子どもが言うことを聞かなくなってきた」原因は、親の言葉かけにあるかも、というお話を聞いてドキッとした方も多いのでは? ついつい怒りの感情が先に出てしまうという場合は、日ごろから物事のプラスの面に目をやる癖をつけるといいということですね。それによって自然と言葉かけが変わってくるかもしれません。

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この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

間野由利子 間野由利子  いたずら盛りの4児のママ。都内在住。絵本を読むこと、写真を撮ること、子どもの作った作品をみることが大好きです。