2018年8月9日 公開

子育てが楽しくなるおすすめの新刊絵本(2018年4~6月発刊)/『絵本はお友だち』Vol.02

ママ絵本作家のほんえすんです。パパママの子育てを助けてくれる絵本情報をお届けする『絵本はお友だち』2回目では、2018年4~6月に刊行された新刊絵本の中から、「親目線」で選んだ子育てが楽しくなるおすすめの絵本を5冊紹介します!

2018年4~6月に発刊の絵本からピックアップ!

こんにちは、ママ絵本作家のほんえすんです。
『絵本はお友だち』第2回目では、2018年4~6月に発刊された新刊絵本の中から、おすすめの5冊を紹介します。

新刊絵本はなかなか読む機会が少ないかもしれませんね。私の場合、仕事柄でもありますが、新刊絵本も頻繁に読んでいます。そして、読んでみるととってもおもしろいものや親の方が夢中になるような絵本、子育てのヒントがぎゅっと詰まっている絵本がたくさんあり、もっともっとたくさんの方に読んでもらいたい!と思うのです。

今回紹介する5冊は、そんな新刊絵本の中から、子どもと過ごす時間が楽しくなるもの、子どもに伝えたいこと・気づいてほしいことなどがちりばめられている絵本をテーマに選びました。私自身2人の子どもを育てており、「こういう視点の絵本は毎日の育児に役立つ!」と親目線で感じた絵本です。

新しい絵本を探しているけどどんな絵本がいいのかわからない、という方の参考になれば嬉しいです!

絵描きうたで想像力を育む絵本:お絵描きを楽しもう

タイトル:おかっぱちゃん
著者:Boojil(作)
出版社:あかね書房
パパママが子どもと一緒に読む絵本として定番なのは、やっぱり「一緒に遊べる絵本」。本書は、絵本を読み進めていくと、物語の途中に「絵描きうた」が登場するのです。主人公おかっぱちゃんに出会った動物たちが、似顔絵を描いて描いてと頼んでいき、おかっぱちゃんはうたをうたいながら動物たちを描いていきます。

絵描きうたの歌詞と描き方が載っているので、好きなメロディをつけて歌ったり、実際に描いてみたり。親子で楽しめること間違いありません!

発行日:2018年4月
縦24×横19cm/32ページ
★幼児・小学校低学年から

集中力を伸ばせる絵本:絵の隅々まで楽しもう

タイトル:ペンギンクルーズ
著者:のはなはるか(作)
出版社:くもん出版
子どもって、絵本の絵の細かいところまでじっくりと見るのが好きですよね。本書は、各ページにクルージングを楽しむペンギンたちの様子がかなり細かく描かれていて、絵の隅々まで見どころが盛りだくさん。何度見ても楽しめる絵本です。

レストランで、プールで、客室で……。55羽いるペンギンたちが、それぞれどんな風に過ごしているのか、親子で探しながら楽しんでみてくださいね。隅々までじっくり見るにはかなりの集中力が必要ですが、子どもは夢中になると親もびっくりするような集中力を発揮するものですよ!

発行日:2018年6月
縦30.3×橫21.7×厚さ0.9cm/36ページ
★幼児から

苦手を克服できる絵本:気がつくと好きになってる?

タイトル:ピーマンのにくづめだったもののはなし
著者:若井麻奈美
出版社:アリス館
パパママが絵本を選ぶとき、「苦手なものも、絵本をきっかけに好きになってくれたら」という願いを込めることがあると思います。本書もそんな思いで手に取っていただいて構わないのですが、この絵本には実は「ピーマンのにくづめを食べよう」というメッセージは一切出てきません。それどころか、「ピーマンのにくづめ」が「食べ物である」ということも、書かれていないかも……?物語の登場人物(いえ、人物ではありませんが……)として「ピーマンのにくづめ(だったもの)」が登場するだけなのです。

しかし……この「ピーマンのにくづめ(だったもの)」をずっと見ているうちに、とってもおいしそうに見えてくるのです。つやっとしていて、ぷっくりしていて、リアルさと可愛さを兼ね備えていて……。

物語を通して「ピーマンを食べよう」というメッセージは出てこないのに、読み終わったあと、もしかするとお子さまはこう言うかもしれません。「ピーマンのにくづめ食べてみたい!」って。

発行日:2018年6月
AB版(縦25.7×横21.0cm)/32ページ
★5歳から

命のつながりについて学べる絵本:命の不思議と食物連鎖

タイトル:ミジンコでございます。
著者:佐藤まどか(文)、山村浩二(絵)
出版社:フレーベル館
絵本を選ぶとき、「子どもが好きなもの」を基準にすることが多いと思いますが、「まだ見ぬ新しい世界」や「まだ知らない世の中の不思議」について描かれた絵本も多く、子どもの知的好奇心を刺激するのにとても役立ちます。

本書の主人公は、ミジンコ。そう、あの水の中にいる小さなプランクトンです。

あまりデフォルメされていないので、少々グロテスクです。虫が苦手な人はちょっと目をそむけたくなるかもしれません。でも、絵本を読み進めながらミジンコのことをどんどん知っていくと、あら不思議。はじめはグロテスクに思えていたミジンコが、どんどんかわいく見えてくるのです。

小さな小さなミジンコが一生懸命生きている命の不思議、そして、ミジンコの命が私たち人間につながっているという食物繊維についても学ぶことができる、驚きと学びにあふれた絵本です。

発行日:2018年6月
縦22×横22cm/24ページ
★5歳ごろから

世界を広げる絵本:私とあなたを愛することを学ぶ

タイトル:おんなじほしをみつめて
著者:ペイジ・ブリット(作)、ショーン・クウォールズ&セリーナ・アルコー(絵)、ほむらひろし(訳)
出版社:フレーベル館
最後にご紹介するのはこちら。人は誰でも特別な存在であり、誰もが誰かにとっての「特別な人」であり、あなたも私にとってのかけがえのない人である……。

もしも、全ての人がそう感じることができたら、この世界からいじめも争いもなくなるのではないか、と思うのです。でも、それを言葉で伝えるのはなかなか難しい……そんなときは、絵本です! 

本書は、世界中でただひとりの「自分」がある意味を探す絵本です。ちょっと難しそう、と思うかもしれませんが、心配ご無用。翻訳をしたのは詩人のほむらひろしさん。流れる詩のように、文章が心にすうっと入り込んでくるのです。そしてまた素晴らしいのがこの絵です。温かみがあって、それでいてどこか輝きのようなものも感じられて、小さな子もきっと気に入るはずです。

発行日: 2018年4月
サイズ:縦26×横27cm/32ページ
★4歳から

最後に

絵本を選ぶとき、「定番の絵本」「ベストセラーの絵本」は安心できるのでつい手が伸びてしまいますが、新刊絵本にも素敵なものがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

これからもパパママの子育てをもっと楽しくする絵本を紹介してまいります。また、期待の絵本作家さんインタビューなども準備中です。

どうぞお楽しみに!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

ほんえすん ほんえすん  1977年大阪府堺市生まれ。ライター/編集者。一女一男2児の母。ママ絵本作家。 出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。絵本の編集や絵本作家のアシスタントを通じて、絵本の世界の扉を開ける。2018年3月、ママ目線でつくったはじめての絵本「すき! I like it!」(教育画劇)を出版。