2018年11月12日 公開

『子どもの才能を引き出す最高の学び プログラミング教育』はどんな本?

2020年に必修化が決まっている「プログラミング」。時代に乗り遅れて欲しくないという親の思いからか、今や一番人気の習い事ともいわれています。そんなプログラミング指導のパイオニア、石嶋洋平氏の著書「子どもの才能を引き出す最高の学び・プログラミング教育」を紹介します。

子どもの才能を引き出す最高の学び「プログラミング教育」

子どもの才能を引き出す最高の学びプログラミング教育 | 石嶋 洋平, 安藤 昇 |本 | 通販 | Amazon (107141)

タイトル:子どもの才能を引き出す最高の学びプログラミング教育
著者:石嶋 洋平(著)、安藤 昇(監)
出版社:あさ出版

この本では、プログラミングスクール「プロスタキッズ」代表である著者・石嶋洋平氏が、加熱しつつあるプログラミング教育について、なぜ必要なのかをわかりやすく説明しています。

興味のある人も、そうでない人も、あと少ししたら小学校で必修化される新科目について、多少知っておくのも悪くないのではないでしょうか。

プログラミング教育が人気の理由

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Denys Prykhodov / Shutterstock.com
2020年に小学校で必修化が決まったことももちろんありますが、それ以前から注目度が高く、たちまち人気の習い事になったプログラミング。

ではそもそもなぜ、プログラミングが人気なのでしょうか?

一つには、現代のITに対する身近さがあると著者はいいます。

今の子どもたちは私たち大人と違って、生まれたときからPCやスマホというIT機器に囲まれ、小さいうちからYouTubeの視聴にいそしんでいます。

それは今の小学生の人気職業ランキングで、YouTuberがトップテン入りするレベルです。

未就学児であっても、簡単にスマホやタブレットを使いこなし、マインクラフトなどもすぐにできるようになることも……。

そんな時代背景と、実際の子どもたちの様子を見ているだけでも、「どうせ遊んでいるならプログラミングぐらいはさせておかないと」と思う親が多かったとしても不思議ではなさそうです。

プログラミングに向いてる子とは?

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arrowsmith2 / Shutterstock.com
石嶋氏によると、プログラミングに向いている子は……、

①モノづくりが好き
②推理したり、ロジックを楽しむおもちゃが好き
③単調な作業も苦ではない
④家電やスマホの操作に興味があり、やりたがる
⑤要領がよく、楽をしたがる

このような特性を持っているのだそうです。

現代っ子なら当てはまる子も多そうですよね。

実際にはプログラミングをどう学ぶ⁇

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Vadim Ponomarenko/ Shutterstock.com
プログラミング教室における、幼児~小学校低学年向けの講座は、Scratch jr.を使用したビジュアルプログラミングが主流です。でも、しばらくしてScratch jr.に慣れたり、もしくはもっと高学年からはじめたりする場合などは、ロボットプログラミングも主流といえるでしょう。

中には3Dプリンターの授業を取り入れているところもあるそうです。さらに高度なものを学ばせたい、といった場合、「エンチャント・ジェイムス」「エックスコード」といったツールを使って、ゲーム制作を行えるコースがあるスクールもあるのだとか。

わが子にプログラミングをぜひ習わせたい!といった場合は、年齢とレベルを踏まえたうえで、目標として先々にどのようなものを習わせたいかをよく考えてスクールを選ぶとよいかもしれませんね。

プログラミングで身に付くのは……

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Sunny studio / Shutterstock.com
本書では、プログラミングをすることで以下の7つの才能が身に付くと述べられています。

①目標設計/設定力(目的意識)
②論理的思考力
③数学的思考力
④問題解決力
⑤クリエイティブ力
⑥実行力
⑦文章読解力

プログラミングを学ぶと、論理的思考が身に付く、というのはよくいわれることですが、それだけにとどまらず、他にもこんな利点がたくさんあるのだそう。

まず、①の目標設計がなぜかといえば、プログラミングのそもそもの目的を考えてみるとわかりやすいです。コンピューターにさせたいことをプログラムするのがプログラミング。ですので、まず最初に最終目的を立てる必要がある、というわけです。

また、プログラミングは理系の領域。もともとの得意不得意はあったとしても、やっているうちに、数学的思考に慣れていくようです。

④の問題解決力は、不具合が起きたときなどに「どうしてうまくいかないのか?」と考えることで身に付く力だといいます。

最後の⑦は意外なようですが、プログラムも言語の一つだから、というのが理由だそう。これからの時代は、一時代前の国語力とはまた異なる、多種多様な言語力が必要になってくるともいえるのかもしれませんね。

まとめ

2020年の義務教育化に向けて、刻々と準備が進められているそうですが、実際に学校で教える立場の教師からは不安の声も多く聞かれるとのこと。

まだはじまってもいないので、未知数の部分が多く、科目として確立するまでにはしばらくかかるかもしれません。しかし、だからこそ、今のうちから習いごととして多少なりとも触れておけば、いざはじまったときに慌てずに済む、というのはありそうですね。

プログラミング教育自体、言語の多様化の一部であるとともに、答えが一つではなく、いくつも導き出せることから、「個性を尊重する学問」ともいえるようです。

そんなことからも、「現代っ子にはピッタリ!」と思えてならないプログラミング教育。ぜひこの機会に、まずは身近なスクール情報を調べるなど、プログラミング教育を学べる方法を検討してみてはいかがでしょうか?
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

Natsu Yamaguchi Natsu Yamaguchi  大学卒業後、美術史を学ぶためフランス・リールⅢ大学に留学。帰国した後出版社勤務を経て、現在はフリー編集者・ライター。10歳と5歳、手のかかる2人の男の子の育児に奮闘中。趣味は長男出産後にはじめたフラダンス。