2018年12月4日 公開

スラックラインはどんなスポーツ?楽しめる場所や上達のコツ

綱渡りのような話題のスポーツ「スラックライン」、テレビや動画で見たことがある方も多いのでは?世界的にも注目されている新しいスポーツで、日本でも楽しむ人が増えてきています。スラックラインが体験できるスポット、上達のコツや楽しみ方をご紹介します。

スラックラインとは

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saugeil / shuterstock.com
世界で注目されている「スラックライン」をご存じでしょうか?幅5cm程度のベルトのようなライン。その両端を木や柱にくくりつけ、ライン上をバランスを取りながら綱渡りのように渡る新感覚のスポーツです。

日本でもスラックライン専用のラインが輸入されるようになり、遊びの様子をアップしたYouTubeを見た人、クライミング雑誌などで取り上げられた記事を読んだ人が興味を持ち、競技人口が増えてきています。

平均台の上を歩くような感覚で楽しめるスポーツですが、固定された平均台とはまるで別物。ラインは沈んだり揺れたりするため、より大きなスリルと興奮を味わうことができます。

スラックラインのメリット

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スラックラインは上手にパフォーマンスしなければ、すぐにラインから落ちてしまいます。特に高さや長さがある程度ある場合は、難易度も上昇。少しの心の乱れでも体に伝わってしまい、上手に渡ることができません。そういった面で集中力が必要とされる競技です。

体幹を鍛えるのに役立つほか、バランス感覚の強化にもつながるとされています。ほかのスポーツをメイン競技としている選手のなかにも、体幹を鍛えるトレーニングとしてスラックラインを利用しているという人も少なくありません。

スラックラインは何歳から楽しめる?

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Galyna Andrushko / shuterstock.com
スラックラインは高さやラインの張り方によって、子どもから大人まで幅広く楽しめるスポーツです。商品によっては100kg程度の大人まで耐えられるようになっているものもあります。ただし飛んだり踏んばったりという動作が必要となるため、あまりに小さい子どもの場合は大きなケガの危険性があり、注意が必要です。

子どもを対象としたスラックライン教室では、5歳からを対象としているところが多く見られます。

スラックラインが体験できる場所は?

ダンベル トレーニング フィットネス · Pixabayの無料写真 (120944)

スラックラインは国内ではまだ新しいスポーツであり、イベントで体験会が開催されていることもよくあります。スポーツイベントなどで体験できる場合は、ぜひチャレンジしてみてください。

スポーツクラブやボルダリング施設などで、スラックライン教室が開催されていることもしばしば。近くのスポーツ施設をチェックしてみてはいかがでしょうか?最近では、小学校のスポーツ体験会として取り入れているところもあります。

自分でスラックラインを設置する方法

英国 ロンドン 公園 · Pixabayの無料写真 (120945)

スポーツ施設に行かずに個人でスラックラインを楽しむ人もいます。個人でラインを設置する場合、安全に楽しむためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

場所

スポーツ施設を利用せずに、人でスラックラインを楽しみたい場合には、まずは設置できる場所を確保しましょう。できるだけ広い場所を探し、まわりに突起物などがないかなど、十分に安全を確保することがポイントです。

落ちてしまったときのために、やわらかい土や芝生のある場所が理想的。周りの迷惑になっていないかを確認すること、公園を利用する場合で公園事務所がある場合には、事前に許可を取ることも忘れないようにしましょう。

市販の15mのラインを使用する場合は、木にくくりつける部分をのぞくと、10m前後の長さになります。公園や庭などで練習するのであれば、その分の広さが必要になるということです。スラックラインを遊びとして取り入れる場合は、大人のひざの高さ程度が一般的ですが、初心者さんや子どもはその高さでも恐怖を覚えるかもしれません。

まずは高さ30cm程度からスタートし、練習して上達したら徐々に上げていくようにすると、安全にステップアップできます。

道具

確実に必要になるものは、スラックラインキットとツリーウェアです。市販のスラックラインキットは、幅5cm長さが15m程度のものが大半。ラチェットが付いているものであれば設置も手軽に行えます。

価格はノーブランドのもので3,500円程度、GIBBON(ギボン)やDOD(ディーオーディー)、macaco(マカコ)など人気メーカーのもので5,000円前後~数万円のものまであり、商品によってまちまちです。カラーバリエーションも豊富なので、好みのものを見つけましょう。

小さな子どもが楽しむ場合には、安全保護具としてヘルメットもあると安心です。屋外で楽しむときは、スポーツに適した履きなれた靴を用意しましょう。

設置する際の注意点

ラインを張る場所は、公園の木や鉄柱などが適しています。木を利用するとき、ライン用のツリーウェアなどで木を養生することも忘れずに。ラインは重さには耐えられるように作られていますが、擦れにより簡単に痛んでしまいます。木のためにもラインのためにも、養生は非常に重要です。若木や老木を避けて、直径25cm以上の木を探しましょう。

鉄柱などの人工物を探す場合は、強度が十分かどうかをしっかりと確認します。古い人工物は、見た目以上に劣化していることもあり危険です。また角張ったところにラインを張ると、ラインが擦れて切れる可能性があるためおすすめできません。

スラックラックを使えば室内でもできる

屋内にいてもスラックラインが楽しめる、専用ラックも販売されています。スラックラックは手軽に設置できることが最大の魅力ですが、価格は5万円以上するものがほとんど。スラックラインをどこかで練習し、本格的に取り組みたくなったらラックを購入するという方が多いようです。

スラックラインの楽しみ方やコツは?

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gorosan / shutterstock.com
初めてスラックラインに挑戦したときは、ラインの上に乗るだけでも大変だということに気が付くはず。最初の頃は上手にラインに乗れず悩むかもしれません。下を向くとバランスが崩れがちです。できるだけまっすぐ前を向き、足元を見ずに歩いてみましょう。ゆっくりと焦らずに1歩ずつ進むことがポイントです。

距離を短く、高さを低めに設置して、慣れてきたら長く高くしていきます。落ちそうだと感じたら無理をして粘らずに、ジャンプして自分から下りるようにするとケガの危険性も少なく済むでしょう。スラックラインは筋肉を鍛えるだけでなく、姿勢も良くなるためキレイな身体作りにも役立ちます。

幼児が遊ぶ時の注意点

yukari.s (123215)

via yukari.s
幼児が遊ぶ場合には、足をねん挫したり頭を打ったりなどの危険性があるため、保護者は必ず目を離さないようにすることが重要です。ラインの上に乗っている子どもだけでなく、周りの子どもの安全も確保しましょう。安全な場所で遊べるように、設置地点にもしっかりと注意します。

小さな子どもの場合、保護者が横について手を引いて上げても良いでしょう。手を離して歩けるようになってもそばで見守り、万が一のときにすぐにサポートできるようにしてあげてください。

スラックラインの大会もある

カップ チャンピオン 賞を受賞 · Pixabayの無料画像 (120647)

競技としてのスラックラインでは、さまざまな観点から難易度が競われます。

主な競技種目には、
・トリックライン…ジャンプや技の難易度、技の創造性を競う
・ロングライン…歩く距離を競う
・ハイライン…ラインの高さを競う
などがあります。

アメリカを中心にスラックラインの世界的な大会も開かれており、その波は日本にも広がりを見せてきました。一般社団法人 日本スラックライン連盟(JSFed)認定の大会がスタート、2018年には全国5か所で開かれています。その代表とも言える「スラックライン全日本選手権大会」は現在、日本スラックライン連盟が主催する競技会のなかでも一番大きなものです。

スラックラインでバランス感覚を養おう

スラックラインで遊ぶ前には、勝手に乗ったり、ラインに座ったりしないように子どもと約束しておくこと。逆にパパママとの約束ごとが理解できない小さな子どもには、まだ早いかもしれません。教室などではなく家庭で取り組む場合も、5歳程度を目安に挑戦させてあげましょう。

広く安全な場所と必要な道具があれば、大人も子どもも楽しめるスラックライン。体幹やバランス感覚を鍛えるために役立ててみてはいかがでしょうか?
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー