2018年3月15日 公開

てづくりに挑戦!遊んで学ぼう石井式漢字カード

幼児期から漢字学習にトライしてみませんか?てづくりの漢字カードなら、子どもの好きな絵・好きな言葉から選んで、より学びやすいものを作ることができます。幼児期の言語学習に漢字を取り入れている「石井式漢字教育」を参考に、石井式漢字カードを作ってみました!

石井式漢字教育とは

wong sze yuen / Shutterstock.com
石井式漢字教育とは、石井勲氏による教育実践から生まれた漢字教育のメソッドで、「漢字はひらがなよりやさしい」という考えを元にしたものです。一般的に漢字学習がはじまるのは小学校入学後ですが、石井式漢字教育では、幼児期の学習から積極的に漢字を取り入れることをすすめています。

なんで漢字でも難しくないの?

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ひらがなは「表音文字」といわれます。表音文字とは、一つ一つの字が意味を持たず、音のみを表す文字のことで、アルファベットもこの仲間です。一つ一つの文字だけでは意味が通らず、いくつかの組み合わせによってはじめて、意味のある単語になります。

これに対して「表意文字」は、漢字や象形文字などのように、文字一つ一つがイメージや意味を持っています。アラビア数字もこの表意文字の仲間です。

つまり、ひらがなはその文字単体ではほとんど機能せず、文字一つ一つを覚えただけでは使うことができません。ひらがなの学習では「ひらがなの文字を覚えること」「その組み合わせで単語を覚えること」が必要となります。

対して表意文字である漢字は、文字を覚えるだけで使えるものもたくさんあります。たとえば「車」「馬」「水」などは、一つの文字で具体的なイメージや物を指しています。絵や写真を見て物の名前を答えるのと同じような感覚で覚えられるかもしれません。こうした意味で、漢字はひらがなよりも簡単だとする考え方があるようです。

漢字カードでなにするの?

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一般的な使い方は絵と漢字を見て、その漢字の意味や読みを覚えることです。それ以外にも、工夫次第でいろいろと使えます。

漢字に慣れてきたら、たとえばフラッシュカードのようにして利用するのもいいですね。また、「動物」や「食べ物」を表す言葉で仲間分けをするなど、たくさんのカードがあれば言葉の読みだけでなく分類の概念を学ぶこともできそうです。

こうしたゲーム感覚で学べるのも、漢字カードのいいところです。

漢字カードを作ろう

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早速ですが、絵と漢字だけで気軽に漢字に親しめるようなカードをてづくりしてみました。材料や作り方をご紹介します。

材料

・ファイルアルバム(A4)
・付箋(7cm×5cm)
・サインペン
・シャープペンシル
・カッター
・カッターマット
・ものさし
・カードにしたいイラストや写真

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今回は、「いらすとや」(下記リンク参照)からイラストをダウンロードしてプリントアウトしました。

わが家にはラミネートパウチの機械がありません。そのため、何か別のもので代用できないかいろいろ考えてみたところ、フォトアルバムの台紙が使えそうだということがわかりました。100円ショップなどで手に入るもので十分ですよ。

作り方

(1)A4のフォトアルバムを縦・横それぞれ2分割にし、合計で4枚のカードにします。このときは、シャープペンシルなどの尖った筆記用具で強めに切り取り線を書くだけで、実際には切り取りません。

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(2)付箋にサインペンで、漢字を書きます。一つの漢字を二つずつ書きます

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(3)イラストや写真は一つずつカットして分けておきます。

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(4)試しにイラストと付箋をフォトアルバムに配置してみます。

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このとき、下の写真のように、付箋の角をシャーペンの先で強めになぞって台紙に跡を付けておくと、フィルムをめくって付箋を台紙に貼る時にスムーズですよ。

フィルムの上から強く押して跡をつけておけば、フィルムをめくって実際に貼り付けるときのガイドになって便利です。
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(5)フォトアルバム台紙からフィルムをめくって、イラストと付箋を貼りつけます。配置できたら、フィルムを戻します。裏面にも同様に、フィルムをめくってもう一つの漢字を書いた付箋を貼ります。

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(6)カッターで裁断したらできあがりです!

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必要に応じて、切り口にメンディングテープ(半透明のセロテープ)などを貼っておくと、さらに仕上がりが良くなります。

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どんな漢字を選ぶ?

Keisuke_N / Shutterstock.com
今回は、わが家の2歳と3歳の子どもたちが遊べるように、身近な物や動物など、すでに知っているものから漢字を選びました。そのため、小学校中学年・高学年で初めて習うような漢字も混ざっています。

この年齢の子どもたちはまだ「右」「秋」「休」「田」など、漢字自体は画数が少なくても概念を知らないものもたくさんあります。少々漢字の形は難しくても、すでに知っている物の名前などでカードを作ってあげる方が良いかもしれません。

きっとその方が、漢字カードに興味も持ってくれるでしょう。

小学校入学前から漢字が得意に!

spass / Shutterstock.com
ひらがなよりも漢字の方が簡単。これはもしかすると私たち大人からは理解しにくいかもしれません。しかし、まだその使い方すら知らない子どもたちにとっては、漢字もひらがなもカタカナも、同じような文字なのかもしれません。

小学校に入学してから、漢字に苦手意識を持ってしまう子もいるでしょう。幼児期から他の文字と同じように親しむことで、「これ知ってる!」から興味が広がり、漢字が得意になるかもしれません。

ぜひ、漢字カードを使って、子どもが遊びながら漢字に触れられる機会を作ってみてください。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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山葵菜コウ 山葵菜コウ  関西在住の1男1女年子の母。教育や学び、子育てにアンテナがぴーん!大学は初等教育・教育学を専攻。身につけた知識や思想を子育てに活かせるように日々奮闘しています。