2019年03月08日 公開

子どもの速読トレーニングはどう行う?方法と期待できる効果

本を読めばそのぶん知識が増え、視野も広がります。たくさんの本を読むために有効な「速読」は、特別な才能が必要なわけではなくトレーニングで身につけることも可能です。学力への効果など、多くのメリットが期待されている速読。子どもと一緒にトレーニングを進めてみませんか?

本を読めばそのぶん知識が増え、視野も広がります。たくさんの本を読むために有効な「速読」は、特別な才能が必要なわけではなくトレーニングで身につけることも可能です。学力への効果など、多くのメリットが期待されている速読。子どもと一緒にトレーニングを進めてみませんか?

子どもが速読を身につけるメリットは?

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単純に読める量が増えるということは、速読の大きなメリットです。得られる情報が増えれば知恵がつき、視野も広がります。また、たくさんの情報を整理する力や理解力、さらには語彙力、表現力が身につくこともメリットでしょう。集中力を磨けば学力アップにも効果を期待できます。

テレビやネットなどの情報が溢れる環境で、子どもは受け身になりがち。速読による読書は情報の把握や分析にもつながります。速読は読書の枠を超えて、学習への姿勢や論理的思考にまで嬉しい効果が期待できるのです。

子どもの速読トレーニングを進める学習塾も

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学力アップや情報社会で必要な力が身につく速読は、子どもにもメリットが多いとトレーニングを導入する学習塾もあります。そこでは一体、どのようなトレーニングを進めているのでしょうか。

速読トレーニングではアプリなどを使って進め、まずは視野の拡大のため眼を訓練します。1文字ずつ追わず視点を意識した読み方を行い、決められた時間で読める文字数をチェック。そして理解度をはかるため、読むスピードをあげながら流れや要約をつかむトレーニングをします。さらに判断力や記憶力を鍛える練習も実施されるのが一般的です。

家庭でできる速読トレーニング

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家庭では速読の前に、まずは子どもが本を好きになるよう働きかけてみましょう。幼い頃から行っている読み聞かせや感想を話す時間、家族で設ける読書の時間も効果的です。何より「たくさん読みたい」という気持ちを育てることが大切。読んだ本の記録をつける読書通帳などで、達成感を持たたせましょう。

本格的におうち知育での速読トレーニングを考えはじめたら、以下のような練習してみてください。視野拡大トレーンングは、動画サイトなどでも行うことができます。

・目を縦、横に素早く動かす練習
・顔を動かさずに画面や本を見て、中心から見える範囲を広げる練習
・文章を1文字ずつ追わずに、まとまりで速く読む練習

子どもの速読にデメリットはないの?

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たくさんの本を読めるだけなく、学習への効果も期待できる速読。しかし、そのデメリットを心配する声もあります。たとえば文章をまとまりとして読むため、細かな描写を見落としがちになることは速読の短所。物語によっては情景が思い浮かぶような繊細な表現を感じられず、読書の面白味に欠けてしまうでしょう。

トレーニングでは読書量を増やすことだけを重視するのではなく、本ごとのスピードの調整も学ぶ必要があります。

速読は受験にも役立つ!楽しく身につける工夫を

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速読トレーニングを進めると、受験では文章題に強くなるというメリットがあります。重要な部分を抽出して読む力は国語はもちろん、ほかの教科にも効果を期待できるでしょう。将来にわたって有益となる速読を子どもに身につけさせる場合は、トレーニングでの工夫が必要です。まずは読書を楽しめるようなおうち知育を進め、そこから読み方のコツを教えていきましょう。

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この記事のライター