2017年8月31日 公開

絵本の読み聞かせのコツとは?【おすすめガイド本4選】

お子さまへの絵本の読み聞かせを日課にしている方は多いのではないでしょうか。一方で、「子どもが集中してくれない」「きちんと伝わっているのか不安だ」など、悩みを抱えている方も少なくないはず。今回は、読み聞かせのコツやテクニックがわかるガイドブックをご紹介します。

読み聞かせのコツとは

絵本の読み聞かせは、子どもたちの想像力を育み、世界観を広げてくれます。

文字や文章を読んだり、聞いたりしてストーリー内容を理解することは、心の成長と共に、言葉の習得にも役立ちます。

また、登場人物の感情表現を通じて、それぞれの気持ちを想像し、理解しようとすることが、感受性を豊かに育んでくれます。

読み聞かせは、親子のコミュニケーションの手段としても大事です。赤ちゃんの頃は、読み手であるお父さんやお母さんの声のトーンや表情の違い、目を見たり、視線の動きを意識することだけでも、大きな刺激を受けます。また、抱っこされながら、眠る前に寄り添っての読み聞かせは緊張を解き、幸福感を感じさせてくれる時間です。

ちょっと大きくなったら、読み聞かせの後に、好きだったものやお話について簡単な感想を言い合う時間を設けるのも大事ですよね。

読み聞かせに明確なルールはありませんが、理解を深め、工夫のポイントを押さえて、聞き手の反応を見ながらより興味を引き出していくテクニックを知っておくと、より豊かな時間になります。

ページをめくる速さを工夫したり、シーンに応じて音を立ててみたり、さまざまな方法がありますよ。

では、0歳から、1歳、2歳の乳幼児期、未就学児まで、絵本の読み聞かせのコツや工夫のポイントがわかる専用のガイドブックを目的別に4冊ご紹介します。

読み聞かせの基本がわかる本

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タイトル:今日から使える読み聞かせテクニック
著者:景山 聖子
出版社:ヤマハミュージックメディア
民放各局でリポーターやナレーターとして活躍し、出産後は絵本の読み聞かせ普及のための活動に邁進、読み聞かせ講座の講師や「絵本スタイリスト(R)」としても知られる景山聖子さんの著作。パパママが知りたい読み聞かせのポイントが、この一冊にギュッと詰め込まれています。

基本的な絵本の読み方や、読み聞かせの効果、子育てに活用できる応用テクニックなど、役立つ情報が満載です。中でも、「15秒で子どもの気持ちを集める話し方」「5種類以上のキャラクターを使い分ける方法」「子どもの注意を引き付ける話し方」「声の大きさを瞬時に3倍にする方法」など8つの読み聞かせテクニックは必見。

CD付きなので、上手な読み聞かせ例やテクニックを実際に聴いて真似することもできます。読み聞かせ初心者のパパママにも、大人数での読み聞かせ会でも役立つガイドブックです。

読み聞かせに必要なパパママの心構えがわかる本

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タイトル:子どもが夢中になる 絵本の読み聞かせ方
著者:景山 聖子
出版社:廣済堂出版
パパママが楽しんでいる姿を見せることで、お子さまも安心して本を楽しむことができるもの。絵本を読み聞かせるときは、大人も一緒に楽しみましょう。

この本では、上手な読み聞かせのコツだけではなく、読み手の「心」にもフォーカスを当てています。例えば「子どもを寝かしつけるためのコツ」も、まずは自分が穏やかになれる絵本を選ぶなど、読み手の心や状態を大事にしましょう、ということが庭園されています。

もちろん「子どもが集中してくれない」「自分でどんどん勝手にページをめくってしまう」などから、お子さまが絵本に見向きもしないときの対処法なども掲載されているので、絵本の読み聞かせについて悩みを抱えているパパママにもおすすめです。年齢別におすすめ絵本85冊も紹介されています。

また、ボランティアで読み聞かせをすることになった時に役立つ具体的なポイントも満載です。こちらも景山聖子さんの著作です。

読み聞かせを極めたい方におすすめの本

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タイトル:よくわかる! 絵本の選び方・読み方 0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド
著者:児玉ひろ美
出版社:小学館
読み聞かせは、自分の子どもだけにするものとは限りません。幼稚園や小学校、地域の会などで、大勢の子ども達のために読み聞かせのボランティアをすることもあるでしょう。そんなときに役立つのがこのガイドブックです。

主に保育士さんなどのプロの保育者向けに読み聞かせのテクニックを解説しており、お子さまの発達や環境に合わせた読み方のポイントや、絵本の選び方も紹介しています。読み聞かせの前に本の世界への導入につかえる手遊びなども掲載されています。

「子どもへの読み聞かせがもっと上手になりたい」「読み聞かせのボランティアを引き受けちゃったけど、どうしたらいいのかわからない」など、「もう少し本格的に読み聞かせについて知りたい」という方に特におすすめです。

JPIC読書アドバイザー、図書館の司書、大学の非常勤講師として、読み聞かせ講座を数多く開催されてきた児玉ひろ美さんによる、実践的な技術が学べる1冊です。

英語での読み聞かせに挑戦したい方におすすめの本

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タイトル:英語の絵本 読み聞かせスタートブック(多聴多読マガジン別冊)
執筆者:
・外山 節子(敬和学園大学客員教授)
・大島 英美(英語児童書ディレクター/リードアラウド研究会主宰)
・忠 喜美江(児童英語教室運営)
・宮下いづみ(Eunice English Tutorial主宰/SEG多読コース主任講師)
・三浦 邦子(小学校英語活動コーディネーター)
出版社:コスモピア
英語の早期教育の一環として、「まずは絵本の読み聞かせからはじめよう」と考えている方も多いのではないでしょうか。

そんなパパママの味方になってくれるのがこのガイドブックです。「英語に自信がない」という方向けに、読み方のコツも紹介されています。CD付きなので、本格的な発音がわかりやすい点もポイント。

また、イギリスの小学校では、教科書として使用されているOxford Reading Treeシリーズから”Kipper's Balloon”と、絵本"Stacy Strawberry"を2冊まるごと掲載。付属CDには英語の読み聞かせ例、日本語を混ぜた読み聞かせ例なども収録されています。

1~3歳、保育園&幼稚園、6~8歳の対象年齢別に55冊のおすすめ英語絵本も紹介されていて参考になりますよ。

英語の読み聞かせを上手に取り入れることで、お子さまの英語への関心を高められるかもしれませんね。

読み聞かせを通じて子どもに充実した時間を

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読み聞かせ方のガイドブックを4冊紹介しましたが、目的や用途に応じて必要な1冊を選んでみてくださいね。

絵本の読み聞かせは、コツを押さえて、工夫の仕方がが少しわかるだけでも、すぐに効果やお子さまの楽しみ方も変化します。せっかくですから、少しでも親も子も「楽しい」と思える時間を増やしたいですよね。ガイドブックを上手に利用して、読み聞かせライフをさらに充実させましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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rinoyuzu rinoyuzu  はじめましてrinoyuzuです。高校生の娘と息子がいます。以前は教員をしていました。これまでの経験を活かしながら、記事を書いていきたいです。みなさまのお役に立てるとうれしいです。