2017年06月22日 公開

100均商品でアート体験!マーブリングをやってみよう

マーブリングとは、絵の具等を水面にたらして、浮かんだ複雑な模様を紙などに写しとるアート技法のこと。大理石(マーブル)の模様に似ていることから、この名前がつきました。専用キットやインクもありますが、今回は100均の商品だけでマーブリングを楽しむ方法をご紹介します!

マーブリングとは、絵の具等を水面にたらして、浮かんだ複雑な模様を紙などに写しとるアート技法のこと。大理石(マーブル)の模様に似ていることから、この名前がつきました。専用キットやインクもありますが、今回は100均の商品だけでマーブリングを楽しむ方法をご紹介します!

マーブリングに必要なもの

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マーブリングをするために、100円ショップで次の商品を購入しました。

・用紙が入るサイズのバット(今回はバーベキュー用の焼きそばプレートを使いました)
・お絵かき用紙(厚紙や白系の布でも可能です)
・PVA洗濯のり
・アクリル絵の具
・絵筆
・目の粗いクシ(なければ竹串やつまようじでも代用可)
・汚れ防止用のレジャーシート(新聞紙などで代用可)
・紙コップ(パレットでも可)

絵の具の選び方:油絵の具や専用インクがあると、水に溶けないので綺麗な模様ができますが、幼い年齢のお子さんと遊ぶ時には取り扱いが難しい画材。また、水彩絵の具はすぐに溶けてしまって、模様ができにくいので、アクリル絵の具がちょうどよいでしょう。

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絵の具を溶くための入れ物はパレットでもかまわないのですが、水で溶いた絵の具がこぼれないように、紙コップなどの深めの小型容器を使うと便利ですよ。

マーブリングの方法

1. マーブリング水溶液を作る

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汚れないようにテーブルにレジャーシートや新聞紙などを敷いたら、バットにPVA洗濯のりを入れます。バット全体に広がる程度の量が必要です。

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PVA洗濯のりを入れたら、次に水を入れます。洗濯のりと水の量は、1:1を目安に好みの量で調整してみてください。水の割合が多いほど、水面に絵の具が広がりやすくなります。

2. 絵の具を水で溶く

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次に、アクリル絵の具を濃いめに水で溶いていきます。絵の具が薄いと、仕上がりの色合いも淡くなりすぎてしまうので注意してください。

3. 絵の具を水溶液の上にたらす

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バットに作った水面に、絵の具をたらしていきます。筆の上に多めにアクリル絵の具をとって、そっと水面の上に水滴を置くような感じでたらすとうまくいきますよ。

絵の具をたらすと、ふわりと水面に色が広がります。花が開くようなその様子に、1歳の次女は「しゅごい!」と目を大きく見開いて驚いていました。

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色を全体に置いてみました。あまりたくさんの色を一度に出してしまうと、色が混ざってにごった色合いになってしまうので、3~5色程度がちょうど良さそうです。

4. 水面に模様を作る

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ここから水面に模様を作っていきます。今回はパーマや巻き髪用の、目のあらいクシを用意しました。なければ竹串やつまようじなど、先の細いもので代用できます。

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水面の絵の具をそっとクシでひっかいて、うずのような模様を作っていきます。6歳の長女は「波みたいになるんだね、おもしろい!」と縦や横にクシを動かして模様を作っていました。

5. 模様を紙に写し取る

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模様ができたら、そっと紙を水面の上に置きます。薄い紙の場合は、濡れると紙の端が丸まってしまうことがあるので、指先でしっかり押さえておくと良いですよ。

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全体的に水が染みたら、そっと端から紙を持ち上げていきます。紙にマーブリングの模様が写しとれていたら成功です!

長女は紙に写し取られた模様を見ながら、「これはゾウさんみたい、これはトリさん!」と想像力を働かせていました。「ねらった通りの絵ができるわけではない」という不規則性が、親子のコミュニケーションも深めてくれそうです。

「いつもとは違う」お絵描きを親子で手軽に楽しもう!

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絵の具をクシでひっかいたり、紙を水の上に浮かべたりといった、「普段のお絵描きとは違う行程でアートを楽しむ」という体験は、子どもの自由な発想を広げるという意味でも、とても良い刺激になったと思います。

また、水面の上に絵の具を浮かべたり紙を引き上げたりするときに、「どんなふうに仕上がるのか分からない」というワクワクした感じを味わえるので、大人も子どもも同じ目線で楽しめます。

専用のキットやインクがなくても、100円ショップで必要なものがそろえられるので、気軽にはじめられるのも大きなメリットです。鉛筆や筆を使って描く方法とはまた違ったアートを楽しみたい方は、ぜひマーブリングに挑戦してみてください!

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