2016年7月28日 公開

土用の丑の日にはどうして「うなぎ」を食べるの?

2016年の土用の丑の日は7月30日です。日本の夏には土用の丑の日に「うなぎ」を食べるという文化がありますが、いったいどうしてうなぎを食べるのでしょうか?そもそも「土用の丑の日」って? 今回は、この風習の起源を含めて、うなぎの生態をご紹介します。

土用の丑の日(どようのうしのひ)ってなに?

土用(どよう)は、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前の約18日間を指し、このうち十二支の丑(うし)にあたる日が「土用の丑(どようのうし」と呼ばれています。
ですから「土用の丑の日」は季節ごとにあるということになります。

そもそも、本来うなぎの旬は秋から初冬にかけてなので、あまり夏場に食べるものではありませんでした。
はじまりは江戸時代中期の人物で発明でも有名な「平賀源内」の発案によるものだと伝えられています。
今風に言うなら「源内の夏場のうなぎ売り上げアップキャッチフレーズ大作戦」が大当たりしたというところでしょう。

ひとりの人間が出したアイデアが今もなおこうして生き続けていることは、とても不思議で素敵なことでもありますね。

うなぎの生態を知ろう! その1・どんな生き物?

うなぎは、ウナギ科 ウナギ属の魚類の総称を指し、熱帯から温帯にかけて世界中に広く生息していて、その種類はニホンウナギなどの他18種類が確認されています。

海で産卵し孵化したのち、川をのぼってくる「降河回遊」という生活形態をしています。

現在天然のうなぎは乱獲や自然環境の変化などにより激減しており、養殖や輸入に期待がかかっていますが、コストの問題など多くの課題が残されています。

うなぎが高価な理由は、こうした複雑な背景があるのです。

うなぎの生態を知ろう! その2・なぜぬるぬる?

うなぎの体表を覆っているのは「ムチン」と呼ばれる物質で、体を外部刺激から守る働きがあります。
この物質のおかげでうなぎは淡水海水問わずに生活できるほか、土中や地上など水が極端に少ない環境でも生きられるという、驚異の生命力を有しているのです。
このうなぎのぬるぬるは、万能スーツと言えますね。

うなぎの生態を知ろう! その3・毒がある!?

うなぎの血に含まれている神経毒は人間を含めて哺乳類全般に対し有毒ですが、加熱することで無害化できるので、きちんと加熱料理されているものを食べるぶんにはまったく問題ありません。
ただ、自分で料理をする場合は注意が必要です。
かならず火が通っているかを確認してから食べるようにしましょう。

ウナギの絵本『うなぎのうーちゃん だいぼうけん』

タイトル:うなぎのうーちゃん だいぼうけん
著者  :くろき まり (作), すがい ひでかず (絵)
出版社 :福音館書店

南の海生まれの「うなぎのうーちゃん」が主人公の物語です。
うーちゃんを通して、うなぎの生態や生き方が分かりやすく説明されています。
土用の丑の日は、うなぎという波乱な一生を送るユニークな魚について知るには良い機会ですよ。

栄養満点♪ 土用の丑の日にはうなぎを食べて、暑い夏を乗り切ろう!

うなぎは、古来から滋養強壮に効果があるとされ、実際にもタンパク質をはじめビタミンA・B1・B2・D・E、カルシウム、鉄分ばかりか、EPA(エイコサペンタエン酸)や子どもの脳の発達に良いとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)などが含まれている栄養満点の食品です。

ぜひうなぎを食べて、夏の暑さを乗り切りましょう!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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たまこ たまこ  オンラインで小説や育児4コマ漫画を描いています。年の離れた末っ子長男は、4コマネタの宝庫です♪