2016年12月2日 公開

読み聞かせが子どもに与える効果と、そのポイント

読み聞かせは、親子の絆を深める定番のツールです。親子で触れ合いながら本を通してさまざまな世界を知ることができます。読み聞かせをすることで得られる子どもの発達の効果や、お話しの世界に引き込むコツなどをご紹介します。

本は、親子のふれあいの橋渡し役

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文字や言葉をしっかりと理解できていない子どもだった頃、親にせがんで何度も絵本を読んでもらったものです。眠りにつく前であったり、病院の待合室であったり、日常の中で何度もそんな機会がありました。読み聞かせをしてもらうときは決まって親に寄り添うようにしてリラックスしていたものです。このふれあいこそが幼児期に必要な体験なのです。親子で一冊の本を挟んでする親密なやり取りは、子どもの心に安定した情緒を育みます。

読み聞かせが与えるリラックス効果による安眠

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添い寝をしながらする本の読み聞かせは子育ての定番です。そのときの本の選択が子どもの寝つきを左右します。やはり気持ちが落ち着く内容のものがいいでしょう。あまり刺激的な内容は、本の内容に気持ちが引き付けられ過ぎ、子どもが興奮してしまうからです。ストーリーも「これから寝る」というような内容などがオススメです。お話しが進むにつれ聞いている子どもが話しの内容につられて眠気が誘われるからです。また、同じような擬音が何度も繰り返すような内容もオススメです。やさしく耳元で繰り返されることで、眠りを誘います。
読み手の方も工夫が必要です。ゆっくりと抑揚をつけたり、声も囁くようにすることで聞き手も心地良くなり、スムーズに眠りに落ちます。

待ち時間の隙間時間にする本の読み聞かせ

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子育てや日々の家事に追われ、ゆっくりと時間を取って子どもと向き合い、読み聞かせに取り組むのはなかなか難しいものです。わざわざ時間を割くことは難しくても、子育ての中で生まれる隙間の時間をうまく有効活用したいものです。
よくあるのが、病院の待ち時間です。子どもは怪我や病気になりやすいため頻繁に病院で待たされることになります。この時間を読み聞かせにしている親子をとき折見かけます。でも、多くはありません。なぜなら大体、スマホで何かしているからです。
待合室には子どもの心を引き付ける素敵な本が溢れています。それを使わないのはもったいないです。自宅から子どものお気に入りの小さいサイズの本を持参してもいいでしょう。このような時間を親子のスキンシップの時間に変えてみるのも一つの方法です。

子どもの心を掴む魅力的な読み聞かせと、本選び

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子どもは好奇心のかたまりです。逆に言うと、いろいろなことに興味がありすぎて飽きっぽく、なかなか集中力が続かないのが特徴です。その子どもの集中力を持続させるためにはちょっとしたコツが必要です。
まずは本選びです。月齢や年齢にあった内容でないと子どもの関心は薄れます。子どもの五感を刺激するようなカラフルな色彩の絵のある本や、開くと飛び出す仕掛けのある本もオススメです。
あとは子どもの目線に読み手があわせ、できるだけゆっくりとお話をしましょう。一方的に話すのではなく、子どもの聞くペースにあわせるのがポイントです。

大勢の子どもたちの心を掴む読み聞かせのコツ

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一対一で、じっくりと向き合いながらの読み聞かせに比べ、ある程度人数の子どもに本を読み聞かせるのは意外と難しいものです。子どもは正直なので読み聞かせに魅力を感じないと全く聞いてはくれません。逆に、上手な読み手の話しは食い入るように集中して聞いています。それが、声・リズム・抑揚・目線・手振りを少し変えるだけで改善されるのです。
読み手自身が話しの中の主人公になりきり、まるで一人舞台に立つ役者のように少々大げさに手振りなども加えて演じるのです。ちょっと大げさなくらいがこの先どんな筋書きか気になり、話に引き込まれていくというわけです。

本は人生のかけがえのない宝物!

子育ての時期は子どもに振り回され、息をつく暇もありません。しかし、それも長い人生の中でのつかの間のことです。過ぎ去ってしまえば、もっと子どもとふれあえばよかったと思うはずです。これを機に、本を通して親子の愛情を深めてみてはいかがでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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