2019年3月27日 公開

世界標準!ケンブリッジ英検が注目される理由とは

欧州諸国を中心に権威あるケンブリッジ英検。大学入試の英語4技能測定導入に伴い、最近は日本でも注目を集めています。ツールとしての英語力を公正に測定できるという、国際通用性の高い試験です。ケンブリッジ英検の権威や影響力、難易度、受験方法などをご紹介します。

ケンブリッジ英検とは


英語力を測定する試験といえば、日本では英検・TOEICが有名です。では「Cambridge English Qualifications(ケンブリッジ英語検定、以下ケンブリッジ英検)」についてはご存知でしょうか。この検定は世界でも認知度の高い、グローバルスタンダードな英語能力の認定試験です。

実施しているのは、イギリスのケンブリッジ大学英語検定機構(名門ケンブリッジ大学の一部門)。「読む」「書く」「聞く」「話す」の英語4技能を測定する試験で、レベルは5段階です。世界的に地名度が高いことから、海外への進学や就業の選択肢を広げてくれる試験として位置づけられています。

権威と影響力


ケンブリッジ英検は1858年の設立以来、100年以上の歴史のなかで世界をけん引する言語学のスペシャリストたちが研究・開発を進めてきました。公正な英語能力測定が可能だとして、欧州諸国を中心に権威をふるっています。

ケンブリッジ英検の受検者は世界130カ国以上、年間で250万人ほど。世界 20,000以上の教育機関・企業・政府機関が、同試験を「英語力を証明する試験」として認定してきました。具体的な企業には、ソニー、バイエル、アメリカン・エキスプレスなどのグローバルカンパニーが名を連ねています。

日本の大学入試での活用も拡大中

日本では2020年度大学入試から、英語4技能の評価が導入される予定です。それに伴い、ケンブリッジ英検をはじめとする民間試験などを活用する大学が増加しています。民間試験や資格をどのように活用・重視するかは、大学や学部、学科ごとでさまざま。詳細情報は各大学に確認してみましょう。

受験レベルと難易度について


上述したとおり、ケンブリッジ英検は難易度に応じて5段階に区分されています。目安としてTOEICスコアを記しました。なお出題傾向は各試験で異なるため、あくまで目安です。

【A2 Key:基礎レベル】
TOEICで約400点レベル。基礎的なフレーズや言い回しを理解し、簡単に自己紹介ができます。基礎的なフレーズであれば会話も可能です。

【B1 Preliminary:中級レベル】
TOEICで約401-525点レベル。簡単なテキストや記事を読むことができ、日常生活について手紙やメールを書けます。会話のなかで自分の意見や感情を表現できるレベルです。

【B2 First:中上級レベル】
TOEICで約526-750点レベル。対面でしっかりと意見を述べたり、さまざまな文書を書いたりできます。最も受験者が多いとされているのが「B2 First」です。

【C1 Advanced:上級レベル】
TOEICで約751-900点レベル。大学の講義、職場の会議やセミナーに参加でき、自分のことについて流暢に話すことも苦になりません。大学進学や就業の準備に最適な資格となります。

【C2 Proficiency:最上級レベル】
TOEICで約901-990点レベル。国際会議などの場で効果的な交渉が可能になり、難易度・専門性の高い話題について意見することもできます。ネイティブレベルの最高峰の資格です。

受験方法


世界130カ国にある約2,800の試験センターにて受験が可能です。試験は通年行われていますが、具体的な試験日や試験の実施回数については、各試験センターが決定しています。日本国内では現在、英会話教室ルナ インターナショナル、学校法人 河合塾、Z会アセスメントセンターなどでも実施中です。詳細については最寄りの各試験センターにご確認ください。

試験対策と心構え


ケンブリッジ英検のホームページには、無料英語教材やアプリが紹介されています。またサンプルテストのダウンロードが可能なので、これらを活用するのも良いでしょう。ゲーム感覚で取り組める内容のものもあるため、学習意欲が高まるかもしれません。無料のオンラインテストを利用して、お子さまの受験レベルを把握することもできます。

問題集に挑戦してみる

どの試験対策にも当てはまることですが、出題傾向や形式に慣れることが合格への近道です。受験レベルを把握したあとは、ケンブリッジ英検用の対策問題集をひたすら解いてみましょう。またスピーキングテスト対策には、YouTubeの公式動画も有効です。

単なる試験ではなく、生涯学習につながる検定

ケンブリッジ大学英語検定機構では、本試験をあらゆる世代・レベルの人に向けて設計しています。お子さまの進学をきっかけに、ケンブリッジ英検の受験を検討する方は多いでしょう。

一方「生涯学習という目線から英語技能を高めていく」というのもひとつの考え方です。将来役立つツールとして英語力習得を目指し、そのプロセスのなかで合格を得たと捉えられます。お子さまの性格や素質に合わせた目線から、最適な学習過程の道筋を描いていきましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

trans trans  海外在住(英語圏・中国語圏)通算9年、2女の母。 英会話講師・テクニカルライターを経て、現在は在宅翻訳・ライティング・全国通訳案内士としてフリーランスの活動に奮闘中。目下の夢は、娘2人とぶらりNY旅&NYの母校訪問。