可愛いだけじゃなかった！奥深いチューリップの秘密

春になると色とりどりの花を咲かせるチューリップ。子どもお父さんお母さんも小さいころにチューリップの歌を歌った方も多いことと思います。そんな身近で可愛いチューリップの生まれや育ちを解説します。ぜひ、この春のお子さまとのチューリップ鑑賞に役立ててください。

どこから来たの？チューリップの原産地

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原産国はトルコとされていてアナトリア地方が原産地です。チューリップのイメージはオランダですが、オランダにチューリップが伝わったのは16世紀ごろです。

トルコから伝わったチューリップは、オランダの気候によく合い、多くの品種改良が加えられました。現代ではアナトリア地方でチューリップの生産や輸出が盛んに行われています。

チューリップの原産国｜春色チューリップ

チューリップの原産国、トルコとはどんな所なのでしょうか？トルコの人々はチューリップをとても大事にしています…。

チューリップの知られざる歴史

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当時、経済大国であったオランダに辿り着いたチューリップは、その見た目の美しさから多くの愛好家たちに親しまれました。チューリップの性質上冬を経て、暖かい春に花を咲かせるので1年に1度しかその姿が見られません。瞬く間に品薄状態となり値段は高騰し、庶民を巻き込んだ過熱化が進み手形取引が行われていました。

ある日、突然に買い手がいなくなり手形の不渡りがおこり、多くの人々が多額の債務を背負い込む結果となってしまいました。この、オランダでのチューリップに魅せられた人々のお話は、諸説ありますが「チューリップ・バブル」として語り継がれ、本も出版されています。

タイトル：チューリップ・バブル
著者　　：マイクダッシュ
出版社　：文芸春秋

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世界に広まったチューリップ

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チューリップ・バブルを経て交配や品種改良の結果、たくさんの品種のチューリップが生まれ、見た目の美しさや球根の運搬が容易であったことから瞬く間に世界中に広がり愛される存在となりました。現在では、5,000品種以上あり日々品種改良され増え続けています。

日本でのチューリップ事情

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日本には「江戸時代」の後半ごろに伝わってきました。新潟を中心に栽培が行われ、日本でのチューリップ発祥の地とされています。今では、育てやすさから多くの家庭や小学校の授業で育てられ、親しまれています。農文協から発売されている『そだててあそぼう』にチューリップの絵本があり、春に咲くチューリップをお正月に咲かせてみる方法など日本でのチューリップのかかわり方が詳しく書かれています。

タイトル：チューリップの絵本
作　　　：いまにしひでお
絵　　　：やまもとちかひと
出版社　：農山漁村文化協会

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さまざまな品種のチューリップ

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チューリップ・バブルの時代からさまざまな品種のチューリップが生まれてきました。花びらの開き方や花弁の付き方など種類は豊富で、赤・白・黄色をはじめ、ピンクやオレンジ・紫・黒などの単色から見事なグラデーション、赤と黄色などの2色のチューリップがあります。これからも沢山の品種が作られ私たちを楽しませてくれることでしょう。

チューリップを品種ごとに写真と名前の種類で紹介する花図鑑棘の王国

チューリップ２００種類とバラ、ダリアを品種ごとに写真と品名で紹介する花と薔薇の図鑑。バラの花を色別に写真で紹介する薔薇図鑑、棘の王国。

チューリップで春の訪れを感じてみては

春先になると、チューリップ祭りなどが開催され辺り一面に咲き誇るチューリップは美しい絨毯のように鮮やかです。そんなチューリップは、もちろん鉢植えで簡単に育てることができます。咲き終わった後も球根をしっかり育てれば翌年にもまた、その美しい姿を見せてくれます。お子さまとの四季を感じる一環に、チューリップを育ててみるのもお勧めです。