2017年9月21日 公開

日本とどう違う?オーストラリアの子ども向けTV番組の魅力とは

子どもにとってTV番組は毎日の楽しみのひとつ。「おかあさんといっしょ」などの番組は、日本の子どもたちに大人気ですね。オーストラリアにもそのような子ども向けの番組があります。オージーの子どもたちから愛される魅力と日本の番組との違いを紹介します。

海外にもある!子どもの感性を育むためのTV番組

Free stock photo of boy, child, childhood (63033)

日本の子どもたちにとって、NHK「おかあさんといっしょ」などの子ども向け番組は、とても親しみ深い存在です。登場するおにいさん・おねえさんは、まさに子どもたちのあこがれ的存在。また、未就学児を子育て中のパパママにとっても、わが子と楽しめる貴重なエンタメです。

筆者の住むオーストラリアでも、オーストラリア放送協会が制作する“Play School”という子ども向け番組があり、こちらの親子に親しまれています。子どもたちに、映像を通して豊かな経験を与えたい、という制作者の情熱は、どちらも共通。一方、“Play School”には、日本の番組とは違う素晴らしい点もあります。

今回は、このオーストラリアの子ども向け番組“Play School”の魅力を紹介したいと思います。文末に、ネットで視聴できるリンクも紹介します。

さまざまなタイプのプレゼンター

Photo by author (63037)

“Play School”では、進行役のプレゼンターは回によって入れ替わります。
via Photo by author
“Play School”では、プレゼンターと呼ばれる人が、歌ったり踊ったり、アクティビティを行います。イメージとしては【うたのおにいさん・おねえさん】に近いでしょう。が、固定ではありません。プレゼンターは現在20名以上が登録されており、回によって入れ替わります。

組み合わせは、男女のペアが多いですが、女性同士・男性同士の回もあります。白人だけでなく、さまざまな人種ルーツを持った人が登場します。手話で話すプレゼンターもいます。

自身が子育て中の人もプレゼンターを務めます。この番組に出演するかたわら、音楽制作など、他の分野でも活動している人もいます。

「さまざまな人がいる」という価値観が、配役にも反映されています。

リアルを大切にしたアクティビティの実演

2 Brown Teddy Bear · Free Stock Photo (63045)

“Play School”の中では、プレゼンターとその「仲間たち」が、ごっご遊びや工作、料理などのアクティビティを行います。

驚くのは、それらがすべて「実演」であること。

プレゼンターは、お人形やクマのぬいぐるみを使い、段ボール箱やバスケットなど身の回りにあるものを使って、おうちごっこやお店屋さんごっこを繰り広げます。

また、プレゼンターたちが自らハンドペインティングを楽しんだり、その場で材料を混ぜてパンケーキを焼いたりする場面も。

アニメーションやCGでいくらでも盛り上げることが可能な今の時代に、「リアル」を追求した番組作りは、大きな特徴といえるでしょう。「子どもたちが、実生活と関連付けながら番組を楽しめるように」という、制作者の配慮を感じます。

温かみあふれるアート&音楽

Person Playing Piano · Free Stock Photo (63048)

また、アートワークも大きな魅力のひとつです。

スタジオ内の背景や、登場人物が使う小物などにもぜひ注目したいところ。紙皿や空き箱、ハギレの布や毛糸など、身近な物を利用したアートワークは、「自分もやってみたい!」と思わせるようなアイデアにあふれています。

もうひとつ素晴らしいのが【音楽】。番組内では、プレゼンターが演技したり歌ったりする時のBGMとなる音楽は、すべてピアニストによるピアノの生演奏です。プレゼンターたちの動きを、優しいピアノの音色が自由自在に演出します。

こうした、「人の手」を大切にしたアートワークや音楽は、番組全体を温かく包み、子どもたちのイマジネーションを刺激します。

最後に

Boy in Blue and White Shirt Playing Near on Body of Water With Boy in Red Shirt · Free Stock Photo (63055)

筆者はオーストラリアに来てから、子どもと一緒に“Play School”を見るようになり、この番組が大好きになりました。

子どもを取り巻くメディア環境は、人気を求める一方、CGなどを多用した、刺激の強い映像が年々増えている、と感じます。

そんな中にあってこの番組は、子どもたちの「【現実】の世界に対する感性」を豊かにすることを大切に、制作されています。収録には相当な手間がかかっていると想像しますが、番組づくりに関わる人々が誇りと情熱を持って取り組んでいることが、画面を通して伝わってきます。

オーストラリアだけでなく、世界中の親子にぜひ楽しんでほしい番組です。英語の勉強にもオススメです。ぜひ以下のリンクから視聴してみてください。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

Chieko Chieko  15歳の女の子、7歳の男の子を持つ、二児のママ。2013年より西オーストラリア・パースに家族移住しました。オーストラリアの食・子育て・英語などをテーマに書いているブロガー・フリーライターです。