最近その知育効果が見直されつつある「わらべうた」。そんなわらべうたのひとつに「ずいずいずっころばし」があります。こちらでは「ずいずいずっころばし」の歌詞や遊び方に加え、その歌詞の意味もご紹介。新たな発見に、パパママも好奇心がくすぐられるかもしれません。
わらべうたは知育に効果あり!?
リトミックも、簡単にいえば音楽に合わせて体を動かすことが特徴です。これが子どもの能力を総合的に引き上げることに役立つとされています。日本でも、取り入れている幼稚園や保育園は多いのではないでしょうか。
しかし、おうちでリトミックを取り入れるのは難しいもの。わらべうたなら、お子さまと一緒に楽しみながら気軽に取り入れることができます。今回は教育テレビなどでもよく耳にする「ずいずいずっころばし」をご紹介しましょう。
「ずいずいずっころばし」の歌詞
ずいずいずっころばし
ごまみそずい茶つぼにおわれて
トッピンシャン抜けたらドンドコショ
たわらのねずみが
米くってチュウチューチューチュー
おとさんが呼んでも
おかさんが呼んでも
いきっこなしよ井戸のまわりでお茶椀かいたのだぁれ
歌詞の意味は?
江戸時代、京都の宇治茶を茶壷に詰め将軍に献上するという習わしがありました。その茶壷を運ぶための行列の最中、住民は大名行列のときと同じく土下座を強要されていました。万が一、行列の前を横切ろうものなら有無も言わさず切りつけられてしまいます。
そのため茶壷を運ぶ行列が来たら「トッピンシャン」と戸を閉めて、決して外へ出てはいけない。そんな戒めが歌詞には込められているとされています。お子さまに歌詞の意味もあわせて伝えると、歴史に興味を持つきっかけにもなるかもしれません。
一方で、この歌には性的な意味が込められていると解釈する方もいるようです。ほかのわらべうたにも、知られざる風刺が込められていることもしばしば。調べてみると新たな発見がありそうです。
遊び方は?
ずいずいずっころばし【歌付き】童謡・手遊び歌
1.数人で内側を向いて輪になる
2.鬼を一人決める
3.鬼以外の人は、両手でこぶしを作り前に出し、鬼は片手のこぶしのみ前に出す。このときこぶしの真ん中に穴を作って茶壷に見立てる
4.鬼は歌を歌いながら、人差し指を順に茶壷の中に入れていく
5.歌が終わったときに指が入っていた人が次の鬼
なお指が入っていた茶壷を引き抜いていき、最後に残った人が「鬼」とする方法もあります。