世界最大のテクノロジー系モノ作りイベント「Maker Faire Tokyo 2017」が8/5、6に東京ビッグサイトで開催。電子工作にその場でトライしたり、ロボットと夢中になって遊んだり、ワークショップに真剣に取り組む多数の親子の活気にあふれた姿がありました。その様子をお伝えします。
世界最大のMakerフェスの東京版「MFT2017」
教育関連の出展・子どもが参加できたもののレポートを"Chiik!"目線でお届けします(訪問は2日目の8月6日)。
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Maker Faire Tokyo 2017 | Make: Japan
完売続出!STEM教育関連製品の展示や販売も
今回のイベントで日本初公開・販売された、教育用マイコンボード「micro:bit(マイクロビット)」は税込価格 2,160円。
また、この夏タミヤから発売される「カムプログラムロボット工作セット」も、なんと3,500円弱。こんなお手軽価格でロボットの動きをプログラムできる工作キットとあって話題を呼んでいます。今回のイベントで、先行で限定販売されましたが、あっという間に完売したそうです。
修正と工夫を繰り返してモノ作りに熱中!
申し込みを済ませ、基本パーツを受け取ったら、まずは車の土台を作成。あとは、質も大きさも違う素材を自由に組み合わせて、デコレーション(接着剤の使い方も、すごく丁寧に案内されていました)。それぞれ世界に一台のミニチュアカーを作れるのです。
実際にやってみると、コースを完走させるのには一苦労。でも、失敗したら、すぐに工房で改良してトライできます。バランスや重さを工夫すれば、すぐに結果にあらわれるとあって、皆夢中に。兄弟や友達同士、親子で顔を寄せ合い、目をキラキラさせて、どうすればより早く、長距離を走らせられるか試行錯誤していました。
紙飛行機をランチャーで飛ばすプロジェクトもあり、こちらもまずは好きに色づけなどして、オリジナルの紙飛行機を作ります。様々な折り方も丁寧に案内されていましたが、特に皆が奪い合うようにして試していたのは「ギネスかみひこうき」の折り方!勢いよく飛ぶ姿に夢中になって、折っては飛ばしを繰りかえしている子どもたちもいました。
親子で真剣に、遊び、学ぶ機会に
皆、夢中になって遊ぶのはもちろん、各ブースで熱心に説明を聞いたり、集中して真剣にワークショップの課題をこなしていたりした様子でした。
親子や家族で会話しながら、真剣にモノづくりに向き合うシーンもあちこちに。特にワークショップでは、一緒に試行錯誤しながら、どうやったらうまくいくか、お互いに知恵を出し合って工夫している様子が目につきました。
最先端技術やこれまでにないアイディアの商品が並ぶ中、必ずしも親が教える側になれるとは限りません。説明を聞いたり、質問し、考え、理解するまでの過程は同時。そして「この技術を使って何ができるだろう?」「もし家や学校にあったら?」「これで何を作ってみたい?」などの疑問や発想を共に楽しめる素晴らしい機会だと感じました。
これからの未来の暮らしを親子で一緒に考える
確かに、今の子どもたちは産まれたときから、すでに家の中にお掃除ロボットがいるなど、毎日の生活に自然にAIやロボットが活躍している時代です。もう遠い未来ではなく、すでに共存し、共に発展していく世代。
「教育科目に含まれるから」「将来の就職や進学を見据えて」などの理由で子どもに学ぶ機会を与えなければ、というスタンスではもったいない!「生活に密接した環境には、当然共にあるテクノロジーの発展と可能性。親子で一緒に触れ、知り、楽しんでいこう」と思える、未来によりワクワクできるステキな機会でした。
来年の開催も今から楽しみです!