勇ましい「海賊」が活躍するアニメや映画を観て、海での冒険にあこがれるお子さまは増えているようです。楽しい仲間との探検、とびきりのお宝探しに奇想天外な大ピンチ。今回は、海賊が活躍するワクワクドキドキなストーリーの絵本を、5冊ご紹介します。
カッコいいものにあこがれる女の子に
著者 :ジョージー・バーケット(作) まつかわまゆみ(訳)
出版社 : 評論社
主人公・リラちゃんもまた、冒険心あふれるカッコいい女の子です。宝島を目指して、動物たちと海へ出ていくリラちゃん。その途中で嵐に巻き込まれてしまい……。
活発なお子さまは、思わず自分とリラちゃんを重ね合わせてしまうことでしょう。引っ込み思案な女の子も、「リラちゃんみたいになりたい!」と目をきらきらさせてくれるはず。
どきどきの展開に思わず引き込まれる
著者 :ジョニー・ダドル(作)、 アーサー・ビナード(訳)
出版社 :ポプラ社
「かいぞくごっくん」という不思議なタイトル。最後まで読むと、このタイトルの意味がわかります。ハラハラドキドキの展開に、思わず息をのんでしまうはず。
何度も読み返したくなる作品で、そのたびに新たな発見に出会えます。ストーリーだけではなく、細かく描かれた挿絵にも注目。表情豊かなキャラクターたちには、思わず感情移入してしまいそうです。飽きっぽいお子さまも、最後まで夢中になってくれるでしょう。
絵本が好きになるきっかけに
著者 :ロブ・ロイド・ジョーンズ(作)、 テリ・ガウアー(絵)、 荒木 文枝(訳)
出版社 :PHP研究所
細部まで丁寧に書き込まれたイラストの中から、海賊に関するアイテムを探し出していきます。集中してすみずみまで探さないと、なかなか見つけられないかもしれません。
まだ字が読めないお子さまや、絵本が苦手なお子さまも楽しめる絵探し。絵本に興味を持つきっかけづくりにも役立ちそうです。親子でどちらが早くアイテムを見つけられるか、競争しても盛り上がるでしょう。
隠された宝物を探すうちに、気分はすっかり海賊。一冊でいろいろな楽しみ方ができる絵本です。
ひとりで読むはじめての絵本に
著者 :寺村 輝夫(作)、 永井 郁子(絵)
出版社 :あかね書房
自分とポケットを重ね合わせて、ドキドキワクワクしながら最後まで楽しめるでしょう。新しい章へ入る直前には、「次を読む前に〇〇すること」とちょっとした指示があります。遊び心満載で、ついつい声に出して読みたくなる作品です。
仲良し3人組が海賊の世界で大冒険
著者 :ゆきのゆみこ・上野与志(作)、末崎茂樹(絵)
出版社 :ひさかたチャイルド
砂場で海賊ごっこをしていた仲良し3人組のくみ、けん、ひろし。くみのおもちゃ箱に入っていたきれいなビー玉をのぞいたら、いつの間にか本当に海を渡って宝探しの大冒険に!
おそろしい怪獣との戦いに、ジャングル探検、海賊船と、子どもがワクワクする要素が盛りだくさんです。普段の遊びのなかから冒険が始まるので、「もしかしたら自分も……」と身近に感じられるはず。
お子さまが興味を持ったら、ほかのわんぱくだんシリーズもすすめてみてください。
海賊の冒険を通して絵本の楽しさを伝える
海賊の絵本には、知らない世界のドキドキやワクワクがつまっています。お子さまに「絵本をもっと楽しんでほしい」というときにぜひ読んであげてくださいね。