2016年11月22日 公開

歯茎ムズムズ赤ちゃんへ!歯固めの大切な役割とは?

歯固めをただのおもちゃと思っていませんか?歯固めには大切な役割があるんです。乳歯の生えはじめた赤ちゃんの、「歯茎ムズムズ・ご機嫌ななめ」を解消して、あごまで鍛えてくれる歯固めの役割についてまとめてみました。

歯固めをただのおもちゃと思っていませんか?歯固めには大切な役割があるんです。乳歯の生えはじめた赤ちゃんの、「歯茎ムズムズ・ご機嫌ななめ」を解消して、あごまで鍛えてくれる歯固めの役割についてまとめてみました。

歯固めにはどんな役割があるの?

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産まれたばかりの赤ちゃんの口の中は、まだ歯が生えていなくてきれいなピンク色の歯茎をしています。そして、生後3カ月を過ぎるころになると、乳歯が生えはじめるお子さまもいますね。
乳歯が生えてくるときの歯茎は、ムズムズとして赤ちゃんにとっては不快なものです。そんなとき赤ちゃんは、指をしゃぶってみたり、タオルやおもちゃに噛みつくなどして、ムズムズを解消しようとします。そのまま放っておいたら、指しゃぶりの癖がついてしまったり、これから乳歯が生えてくるはずの大切な歯茎を傷つけてしまうかもしれません。
そんなことにならないために、歯茎の不快感を緩和する歯固めを使います。
歯固めは、ムズムズ痒い歯茎を適度にマッサージして、乳歯が生えてくる手助けをしてくれるのです。

吸うだけだったお口の「噛む」トレーニング

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離乳食スタートの生後5~6カ月ころは、噛んで食べることを覚えはじめる時期です。おっぱいを吸うだけだった赤ちゃんがうまく食べ物を噛めるようになるには、唇や舌への適度な刺激と噛むトレーニングが必要です。
赤ちゃんが食べ物の硬さによる上手な噛み分けを覚えたり、丈夫なあごや歯の基礎をつくるために、授乳期からはじめる口腔トレーニングが大切です。
歯が生えそろうまでの段階に合わせたトレーニング用歯固めを利用して、トレーニングするのがおすすめです。

おしゃぶりでは代用できない歯固めの役割

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歯茎は噛むことで適度にマッサージされ、乳歯の成長やあごの発達が促されます。
ただ歯茎をマッサージすれば良いのなら、おしゃぶりでもOKではないかと思ってしまいますが、その用途が全く異なるため代用はできません。
おしゃぶりはおっぱいを飲むだけの赤ちゃん特有の口の動きに合わせて作られているものです。歯が生えてきたのにいつまでもおしゃぶりをしていると、いつになっても口の動きは赤ちゃんのままになってしまう可能性があります。その結果、慌てて無理やりやめさせても指しゃぶりに逆戻りしたり、舌が下の前歯を押して歯並びを悪くさせたりしてしまう恐れがあります。

いつからはじめていつまで続ける?

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そろそろ歯が生えてくるころかなと思ったら、お口の中をのぞいてみてください。歯茎が大きく膨らんでいたら、歯が生えてくる合図です。歯固めの準備をしておきましょう。
また、以前よりよだれの量が増えたり、口に手指を入れる、タオルやおもちゃなどなんでも噛みたがる、などのような変化も歯固めスタートのタイミングかもしれません。
さらに体調は良いのに機嫌が悪かったり、おっぱいも離乳食も嫌がるのは、歯茎の不快感が原因かもしれません。

いつまで続けるかは、基本的には赤ちゃんにおまかせで、それほど気にする必要はありません。

正しく使って丈夫な歯に育てましょう!

ベビーコーナーにはかわいらしいデザインやおしゃれな歯固めがたくさんあります。お子さまの好みに合わせて選んであげてください。そろそろかな?と思ったら、前もって準備しておくと良いですね。お口に入れるものなので使用前後の消毒をお忘れなく。

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この記事のライター